我が愛機PC9821V16S5PへのPCIバス増設に挑戦したたんぱぁです。
どうしてもBansheeを載せようとあちらこちらからPCI増設の話を集め、パターンのみ存在するPCIへのソケット取り付け手術を14日実行しました。今回はその結果をお伝えします。
1)500yenでジャンクM/Bを入手した私はそのM/Bからソケットをはずしました。当然成功。
2)V16を分解し、M/Bを取り出し、穴のふさがったパターンから半田を除去。何とか成功。
3)さて本番。とっておいたソケットをちゃんと半田を取り除いたところへ差し込み、半田付け開始。約1時間で作業は終了し、パターン周辺がヤニで荒れているものの、撥ねもなく安心していました。
4)基本的なCPUとメモリ、Displayだけ取り付けて起動。ピポという爽快な音の後には真っ暗な画面と静寂。2秒後には自動電源断装置付きDisplayはかってにOff。私は唖然となり、もう一度接続を確かめOn、しかし同じ。
5)30ぷん間その状態で格闘し、あきらめた私は40分かけてつけたソケットをはずし内側を確認しましたが、問題なし。今度はその状態で再度起動。今度はピポのあとピーと鳴りっぱなし、Displayは同じ。
愛機の”死”を感じた私はPowerを求めすぎた自分に激しい自己嫌悪の念を抱え、この2日間にいろいろ考えました。
「Powerを求めるのであればどう考えてもDOS/Vにはかなわないではないか。V16はV16なりに活かしてやればよかったのかもしれない。」
そんな過程を経て、『DOS/VでV16のかなえられなかったBansheeを積んでやろう。もしV16が直ったら
(直らず他の98のM/Bを換装したとしても)98マシンとして最大限に生かしてやろう』と決意した私は
今日9時過ぎにAs2ユーザーの友人に電話をしその決意を語りました。そしてDOS/V制作の下見に秋葉原へ
行こうと誘おうとする直前に「ピポだけ聞いてみるかい?」と電源を入れたところ、切れるはずのDisplayは
切れず、出ないはずのメモリチェックも出、復活を果たしました。
電話口で混乱する私と一緒に友人も喜んでくれました。原因は不明のままですが、実際ここに書き込みを
している事が奇跡に思えます。DOS/Vなんか作らせてたまるかとでも思ったのでしょうか?(^_^;)
そんな経験から98はDOS/Vには無い心をつかんで離さない何かがあると感じ、また、無理な改造はもうよそうと思いました。とはいえ、決意もあるのでK7が出たら自作をしようと思っています。
1回失って感じた98の大切さ。みなさんも大切にしてくださいね。