こんばんわ、ＰＣ９８２１−Ｘａ７で、Ｗｉｎ９５を使っているんですがアクレイムジャパン
のＴＵＲＯＫをインストールしたときにcomctl32.dllをアップデートしたんですがいったい何が変わったのかよくわからないので教えてください。（Ｖｅｒ4.7になってました）
ちなみにＷｉｎ９５はサービスパック１のみアップデートしてあります。
- re: 西家 さん
投稿日：1999年09月16日(木) 23時13分25秒
COMCTL32.DLLは画面を構成する部品を提供するライブラリのうちのひとつです。ベースとなるWindowsやIEおよびMS-Officeのバージョンやマイクロソフトの開発ツールのバージョンなどにより十数種類のバージョンが存在しているようです。最新版は5.80だと記憶しています。トラブルが起きない限り、無視してかまいません。COMCTL32.DLLが問題を起こす場合は、(1)アプリケーションが要求するよりも古いバージョンである場合、(2)互換性に問題があるバージョンのモジュールである場合、(3)アプリケーションにバグがある場合のいずれかである場合がほとんどです。
- re: 西家 さん
投稿日：1999年09月16日(木) 23時22分38秒
追伸：COMCTL32.DLLはベンダーが再配布できるモジュールではありません。（例外はマイクロソフトからの許諾を得て、そのバージョンを含むIEの一部として配布する場合です。）
- re: ジョバンニ さん
投稿日：1999年09月17日(金) 01時21分48秒
いろいろ教えていただいてありがとうございます。つまり、ＴＵＲＯＫにアップデートソフトが付属していたわけですので、プレイする際にアップデートする必要があったということなのでしょうか？
- re: 西家 さん
投稿日：1999年09月17日(金) 23時55分14秒
前言訂正、COMCTL32.DLLそのものを配布することはマイクロソフトの使用許諾違反になります。ただし、40comupd.exe(or 401comupd.exe)というインストーラーに圧縮されている形式でなら配布可能です。Windows9X版とWindowsNT版が同名の全く異なるモジュールであることとOSの基本モジュールであることが理由のようです。
最初の回答でも書きましたが、COMCTL32.DLLには多数のバージョンが存在しています。マイクロソフト自身が新製品を開発するたびに拡張しているためです。そのために障害の原因にもなりやすくなっています。たとえばIE5が入っているWin95環境にWin95についているオリジナルバージョンのCOMCTL32.DLLを上書きしたりすると、最悪の場合EXPLORE.EXEが起動できなくなったりします。通常はインストールしてあるIEかMS-Officeに添付されているバージョンを使用すべきです。その他のバージョンではWindowsが不安定になります。ちなみに、リビジョン表示が無く単に4.70とバージョン表示されるCOMCTL32.DLLはWindows95に添付されているオリジナルバージョンだと考えられます。
ver.4.7x系の場合には、古いバージョンが不安定でだったために、開発者向けにメンテナンスリリースがされています。また、ver.4.72.3611.1900より古いバージョンのCOMCTL32.DLLは2000年問題にも引っかかっています。Windows95用の2000年問題対応アップデートをインストールすることをお勧めします。
IE5およびMS-Office2000ではver.5系のCOMCTL32.DLLを要求します。障害が起きないうちにIE5を上書きでインストールすることをお勧めします。
どちらにしても、使用している環境に合ったバージョンのCOMCTL32.DLLを使用しないと、Windowsが確実に不安定になります。