ちょっと前にもかなり突っ込んで書きましたが、また話題になっているので
単独で上に上げました。
#マニアックスの方がいいかな?
「SASI を拡張したものであって IDE とは異なっている」と良く言われますが、
ハードウェア的には SASI を拡張して IDE機器をアクセスすることはちょっと考え
難いです。
実際には IDE機器をそのまま接続して使えること、PC-98 には IDE機器コントロール用の
レジスタも全て互換で備わっていること(より正確にはレジスタは IDE機器側にあるので
レジスタアクセス時に適切にデコードが行われること)を考えると、I/F 自体は IDE
そのものです。
#というか、ハードウェアI/F が違っていたら、IDE機器はどれも接続できません。
では何が SASI の拡張なのかというと、私はディスクBIOS が SASI の拡張なのでは
ないかと思っています。青本をざっと眺めた感じですと。
もともと PC-98 のディスクBIOS は FDD, SASI, SCSI しかサポートしていなかったので、
もう使われない SASI部分を拡張して IDE に割り当てたんだと思います。
> 毎黒仮節渡万さん
> だからあ…、IDEによく似たI/Fですってば。AT互換機ではコントローラーが
> 2つ載っていますが、98では1つのチップを切り替えて、プライマリ、セカンダリに
> 似せています。よって、少なくともE-IDEではありません。
残念ながら、ATA の規格においてはマスター/スレーブは存在しますが、プライマリ
/セカンダリについては規格にはありません。AT互換機では(コントローラは2つ
載っていませんが)2ポートサポートしたコントローラがほとんどで、IRQ を2つ
消費するインプリをしているだけであり、PC-98 の実現方法がすぐさま
(E-)IDE ではないということにはならないはずです。
# PC/AT でも BIOS で IDE を 8ポートサポートしたものとかだってあります。
ただ、最近は私は PC-98 の IDE は E-IDE 拡張を行っていないすなおな IDE
なのではないかと考えています。PIOmode2 な所とかが特に。
# E-IDE が何かというところにも不確定要素があるので、難しいですけど。
- re: KO1 さん
投稿日:1999年04月21日 13時44分
IDE(ATA1)はSASIの下位互換でIDE機器が2台まででHDDの容量が1台に付き523MB(DOSやWINのバージョンによって確保出来る容量も違ってきたような?)まで・・
SASIがメーカー毎に差異が有ったのでより規格を固めたのがIDEだと読んだ事があります。
で、IDE I/FにCD−ROM等を繋げる為の規格がATAPI・・そしてHDD容量と接続機器の制限を拡張したのがE−IDE(ATA2)、DMA/33に対応させたE−IDE(ATA3)だったのでは?
98専用インターフェースで使っているコマンド群はSASIの拡張(改良)であるのは間違いないようですよ・・SASIコマンドが実際使われてるし・・・Cs2の頃はSASIと表示もしていたし・・上位互換のSASIでIDE機器が使えるのはむしろ当然のようにも思えるのですが?
もっとも規格外のSASIコマンドは使えないでしょうからその部分が必要なある機器では不具合も出るのでしょうが・・
98の専用インターフェースは世代により仕様変更されているのでIDEまでの規格までしか内包していないものから少しずつ拡張されているから現在のE−IDE規格内包(漏れてるものもあるけど)段階までにはIDE以上E−IDE未満と取れるものが有るから明確に98専用インターフェースはSASI、IDE、E−IDE規格だ!と決め付けることは出来ないと思います。
IDE、E−IDE(ATA1,2)に転送モードの規格も有りましたっけ?
- re: Thisman さん
投稿日:1999年04月21日 14時38分
あの。(^^;
一口にPC-98っつーても。
i486機辺りのかなり癖のある奴から、V系の概ねAT互換機のと変わらない辺りまで、かなりバリエーション有ると思うんですけど。(^^;
あまり突っ込んだ話を、ココでやると、初心者さんとか、かえって混乱するような気が....。(^^;
「PC-98の内蔵IDE I/FはNEC独自の部分があるから、動作保証の無い機器を付けた場合、正常に動かないかも知れない」
辺りで止めておいて十分の様な。
- re: HIR さん
投稿日:1999年04月21日 14時42分
KO1さん>SASIとIDEは、物理ドライヴ番号が割り当てられるということ以外、全く別のものです。SASIを拡張して作られた規格はSCSIです。
DISKBIOSに関してもSASIを拡張したものではなく、IDE専用のものであろうと思います。ただ、確かにBIOSコマンドはSCSIよりSASIに似通っていますが・・・。
- re: BlackBox さん
投稿日:1999年04月21日 14時50分
そういえば古い98noteではIDEのハードディスクを使っていてもBIOSではSASIのハードディスクとして認識されてましたね
PC-98のIDEがAT互換機のIDEと同一かどうかは別として、BIOSでは同じものとして扱われていたのかも
IDEの規格はちょっと調べてみましたがSASIとは無関係のようです
IDE自体は標準規格があったわけではなく業界標準でIDEがメーカー毎に差異が有ったのでより規格を固めたのがATAとなったそうです
IDEとSASIのコマンドが似ているのはIDEを作るときに唯一すでに標準規格化されていたSASIをまねて作ったからでしょう
・・・というかマニアック向けですね(^^;;
- re: HIR さん
投稿日:1999年04月21日 16時32分
「物理ドライヴ番号が割り当てられる」→「同じ物理ドライヴ番号が割り当てられる」です。
- re: KO1 さん
投稿日:1999年04月21日 16時36分
あれ?「98パワーアップ〜・山本〜著」(今手元に本がないので題名と作者名がはっきりしないんですがMMX関連の改造が出る前ぐらいの本)では私が上で書いたように記述されてたんですがね・・SASIに関しては誤りのようです。
>あまり突っ込んだ話を、ココでやると、初心者さんとか、かえって混乱するような気が....。(^^;
ここは初心者の人”だけ”の為に有るのではないでしょうからたまにはいいんじゃないかとおもいますよ?
これを機に規格に付いて調べてみようという意欲の出る人もいるでしょうし(私も調べないと・・恥じ掻かないように)
>・・・というかマニアック向けですね(^^;;
そうですね(^^;
- re: 月虹 さん
投稿日:1999年04月21日 17時36分
やっぱりマニアック向けですか。
では、マニアックスの方に流れていきます。