いつもいろいろどうもです。
先日、IFC-USP-M (Melco) と SC-98IIIP (IO-DATA) との共存について質問させていただきました。その時は解決できませんでしたが、後日再挑戦したところ問題なく動作しましたので、報告します。
■□□ 環境 □□■
・NEC PC-9821 Xa13/K12 / Winchip2-240MHz(定格動作)/ RAM:80MB
・OS:Windows95(OSR1) / WindowsNT4.0WS+SP3
・SC-98IIIP は、ジャンパを抜いて BIOS を無効 / 非PnPモード
SCSI 構成:
◆IFC-USP-M:内蔵HDD(SDAT) - 外付けHDD - CDR - zip
◆SC-98IIIP:フィルムスキャナ - フラットベッドスキャナ … zip
(zipはいずれかに接続)
( 構成の詳細は http://www.yoshiki.nu/index.htm?java/pc98 を参照して下さい)
■□□ 導入 □□■
以上の環境で、双方のドライバをインストールしました。すると、WindowsNT 上で、SC-98IIIP に接続した zip ドライブに「ある程度以上のサイズのファイルを」書き込む際にのみエラーが発生し、WindowsNT 自体が落ちてしまいました。(ファイルの読み込みや、Windows95上では問題ありませんでした。)
そこで、WindowsNT に、OS付属の「PC-9801-92 または PC-9801-92互換」というドライバを導入してみると、この問題はなくなりました。(このドライバは、「OSセットアップ時には自動的に導入される」との記述もあり、著作権については問題ないと考えます。)
(注) SC-98IIIP のマニュアルには、BIOS=OFF に関するの記述は見あたらないため、BIOS=OFF 時の動作は保証されていないようです。従って、この問題はメーカ(IO-DATA)側には責任はないと言えるでしょう。
■□□ 結果 □□■
この結果、全てのデバイスが正常に動作するようになりました。zip は、転送速度の関係で、IFC-USP-M 側に接続しています。
遅い zip といえども、DMA 転送(BIOS=OFFなので)ではさすがに追いつかないようです。
DMA 転送時には、300KB/s 程度、通常時には、700KB/s 程度と、かなりの差が見られました。
スキャナでは、速度の差異は見られませんでした。
なお、95/NT とも、起動が 10 秒程度余分にかかるようになりました。(それだけの時間「停止」しているようなので、SCSI デバイスのチェックをしているのでしょうか。)
以前にご指導いただきました皆様、どうもありがとうございました。