[53295]  Ap3の内臓音源の故障?
投稿者:バネ さん   2012-06-24 14:11:52
下記レスではお世話になりました。バネです。

その後、Xa10は順調に動いておりますが、今度はAp3が表題のような不調をきたしてしまいました。

症状はDOSゲーやwindows95をする際に右側からのみ音が出ない、というものです。

前面のヘッドフォン端子から聞いていたので端子の不良を最初に疑いましたが、Line out端子でも変わらずBeep音に関しては何の問題もなく左右両方から聞こえていたので、こちらが思いつく限りの方法として、Esc+HELP+9でのリセット・音量ボリュ−ム部の清掃・内部マザーの清掃を試したのですが、症状は変わりませんでした。

内臓のYM2608の故障とは思うのですが、こいつ自信が壊れているのか、途中のヘッドフォン端子までの経路に故障箇所があるのか分からない状態で何ともいえません。

また、右側も全く音が出ない訳ではなく、しばらく演奏させながら放置させるとノイズ交じりではありますが、右側も音が出るようになります。(聞くには耐えませんが)

Googleや過去ログを探してはみたものの、見つからず途方に暮れています。

一応、86ボードは持っているのですがせっかく内蔵で音源持っているのにCバスに頼るのはどうも納得がいきません。(A-MATEのプライド的な意味で)

質問してばかりで申し訳ないのですが、ご意見いただけるとありがたく思います。
  1. バネ さん   2012-06-24 14:15:33
    追記です。Ap3の構成は
    OS:MS-DOS6.20 windows95のデュアルブート
    ドライバ:PMD86 FMP
    マザー:G8SPM
    MEM:8MB
    キャッシュ:128KB
    となっています。
  2. yasu さん   2012-06-24 19:02:06
    マザーボードのコンデンサが壊れたのではないでしょうか?
    As2のケースですがコンデンサを交換して見ては?
    http://pc-9821nr300.blogspot.com/2010/08/pc-9821as2_25.html
  3. 総額7600円 さん   2012-06-24 21:01:43
    私は音源のことは全然わかりませんが・・・

    >Ap3が表題のような不調をきたしてしまいました。
    ずっとコンスタントに使い続けていて,ある時急に不調になった/徐々におかしくなってきた/しばらくぶりに動かしたらおかしくなっていた等,発症の状況がわかると何らかのヒントになるかもしれません。

    PC-9801-86の故障で,片方からしか音が鳴らないという症状が出ることはあるようです。
    http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/pc-98/13860.html
    どこが故障したかは不明なままのようですが,Ap3の内蔵86互換音源でも同じような故障はあるのかもしれません。
    まず音源まわり(チップの足など)を丁寧に清掃してみてはいかがでしょうか。

    >右側も全く音が出ない訳ではなく、しばらく演奏させながら放置させると
    >ノイズ交じりではありますが、右側も音が出るようになります。
    なんとなくですがチップないし周辺が暖まってくると不完全ながら動作するようになるようにも思えます。

    >一応、86ボードは持っているのですがせっかく内蔵で音源持っている
    問題の切り分けのため,内蔵音源を止めてPC-9801-86でテストするのは有用と思います。もっともPC-9801-86もコンデンサが怪しくなっている個体がかなり多くなっていると思います。

    Ap3のマザーボードには四級塩電解コンデンサはないはずなんですが,容量抜けを起こしているものはあっても不思議ではないと思います。86音源チップ付近のコンデンサの周りが不自然に汚れているのなら液漏れしている可能性はあります。ただこれについては他の可能性を潰してから吟味するのが良いかと思います。
  4. バネ さん   2012-06-25 17:25:54
    yasuさん、総額7600円さん。コメントありがとうございます。

    >マザーボードのコンデンサが壊れたのではないでしょうか?
    As2、Ap2まではコンデンサが壊れたという事例はよく聞くのですが、Ap3では聞かなかったのであまり気にしていませんでしたが・・・
    やはり交換を考えないといけないようですね。

    >ずっとコンスタントに使い続けていて,ある時急に不調になった/徐々におかしくなって
    >きた/しばらくぶりに動かしたらおかしくなっていた等,発症の状況がわかると何らかのヒントになるかもしれません。
    すこし簡単に書きすぎました。
    この症状が出始めたのは、このレスを立てた前日の土曜日なんです。
    それ以前(金曜日以前)はとくに不調もなく音が出ていたのですが、その日電源を付けると「ガサガサ」というノイズが聞こえていて、DOSゲームを起動すると右側が出ない、という状態なのです。
    発症前日にとくに何かした(デバイス等の増設)訳ではなく、切り分けが出来ない感じです。

    >PC-9801-86の故障で,片方からしか音が鳴らないという症状が出ることはあるようです。
    >http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/pc-98/13860.html
    症状が全く同じです。原因が分からないままなのは残念ですが。

    >問題の切り分けのため,内蔵音源を止めてPC-9801-86でテストするのは有用と思います。
    幸い、86の方は生きているので早速試してみようと思います。

    >他の可能性を潰してから吟味するのが良いかと思います。
    関係あるのかどうかわかりませんが、内蔵のCDドライブがある日突然メディアを読み込まなくなってしまいました。
    (MS-DOSやwindowsでドライブ自体の認識はしています。)
    ただ、ドライブの寿命と思って特に気には留めていませんでしたが・・・

    お二方がおっしゃられているように、最終的にはコンデンサの交換をしたほうがAp3のためにもなるかもしれません。
  5. バネ さん   2012-06-26 00:33:12
    Ap3に86ボードを差して試してみました。

    割り込みはINT5(IRQ12)です。

    86ボードLine out、Head Phone端子共に左右異常がないことを確め、
    断線のないステレオケーブルで86ボードのLine outからAp3本体のLine inに接続し再生したところ、意外にも右側だけが音が出ませんでした。
    (てっきり本体内蔵のYM2608が故障したと予想していたので。)

    Head Phone端子から接続しても変わらなかったので、音源チップではなく音声回路のどこかに異常がありそうです。

    ただ、短時間の確認(20分程度)だったので時間のかけての変化についてはわかりませんが。
  6. バネ さん   2012-07-04 15:58:41
    お久しぶりです。

    # 風邪ひいて寝込んでしまいました(汗

    とりあえず、コンデンサの交換以外の思い付く限りの事として内部清掃.長時間稼働
    (目視ではコンデンサの液漏れが確認出来なかったので、しばらく通電させれば回復するかなと思い実行)をしてみたのですが、結果は変わりませんでした。

    (最終的には交換をしようと考えてはいますが、交換をする時間がなかなか取れないので・・・)

    それと、86ボードでテスト中に思ったのですが、1時間ぐらい稼働させているとYM2608が結構温かくなっていました。
    Xv/Wなどのオンボード82557のように、Ap3オンボードのYM2608が自身の熱で焼けたのでしょうか?

    # 一応過去ログを探しましたが同じような事例は見つけられませんでした。
    # 探し方が下手なのかも知れませんが、YM2608の故障例は聞いたことありません。

  7. 総額7600円 さん   2012-07-04 19:56:46
    ApかAsか忘れましたが,Cバス籠の下の音源チップが結構熱くなるがそれは正常という過去ログがあったはずなのですが見つかりません。
    MULTiもMate-Aも,86互換音源を内蔵している機種では筐体内の風通しの悪そうなものが多いですが,音源チップの発熱に起因する故障というのは寡聞にして存じません(もっとも上に書いたように私は音源のことは全然知らないのですが)。

    コンデンサ交換で改善するかどうかは正直何とも言えません。Ap3辺りではマザーボードの故障の詳細な報告も修理報告も殆ど見かけませんので・・・
  8. tsh さん   2012-07-07 19:15:21
    故障箇所としてはアンプ回路の周辺ではないでしょうか。

    現物が手元に無いので回路を追えないのですが
    同容量のコンデンサが同じICに対して対称的に並んでいる箇所があったらたぶんそれがアンプICです。
    #LchとRchとで同じ構成になるので対称的になるはずですが、物理的な制約で配置が変則的になっている場合もあります。

    アンプIC周辺のコンデンサをごっそりと入れ替えても症状が治らなければ
    アンプICが故障しているか、回路が断線しているなどかだと思います。

    特に今回の場合、内蔵86音源からの音ではなく外部入力からの場合も症状が同じとのことなので
    音源そのもの部分ではなくて後段の回路を疑ったほうがよいと思います。
  9. バネ さん   2012-07-09 21:43:14
    総額7600円さん、tshさん、コメントありがとうございます。

    >Cバス籠の下の音源チップが結構熱くなるがそれは正常という過去ログ
    やはり故障するほどではないですが、ある程度は熱はもつのですね。

    >Ap3辺りではマザーボードの故障の詳細な報告も修理報告も殆ど見かけませんので・・・
    そうなんですよね。私も同世代のコンデンサ関連の故障は見た事がないので未だ修理を躊躇しています。
    しかしながら、製造から15年以上は経っているので全く無いとは言い切れないというのもあるんですよね・・・

    >故障箇所としてはアンプ回路の周辺ではないでしょうか。
    >特に今回の場合、内蔵86音源からの音ではなく外部入力からの場合も症状が同じとのことなので
    >音源そのもの部分ではなくて後段の回路を疑ったほうがよいと思います。
    なるほど、アンプですか。
    上記で目視確認したと書きましたが、ホコリとコンデンサ漏れの有無しか
    確認しなかったので大丈夫だとは思ったのですが・・・
    (電子回路の知識はほとんど無いので見落としがあったのかも知れません。)

    >同容量のコンデンサが同じICに対して対称的に並んでいる箇所があったらたぶんそれがアンプICです。
    >#LchとRchとで同じ構成になるので対称的になるはずですが、物理的な制約で配置が変則的になっている場合もあります。
    対称的な配置ではなかったのですが、YM-3016が載っているアンプらしきものを発見しました。

    こちらのページ内のマザ−全景写真の右上にあるドーターボード的な部分がまさしくそうです。
    http://www.amy.hi-ho.ne.jp/nakajima-jr/kikaku/special1/special1.htm
    (拡大写真がページ下部にあります。)

    ただ、マザーとの繋がっているピン数が多いので、いざ交換となると自分の腕じゃ厳しいかもしれません・・・
  10. 総額7600円 さん   2012-07-10 21:45:03
    上にも書きましたが,まずは付近を丁寧に掃除してみては如何でしょう。一番簡単にできることという意味で。

    回路が暖まってくると不完全ながら音が出るようになるようですから,断線というよりは故障かなと思うのですがどうでしょう。断線だとすると,チップの細い足が浮きがちになっているというパターンでしょうか。

    直付けIC交換の難度は高いですので,最悪の場合は本体のスピーカーから音を鳴らすのを断念せざるを得ないかもしれません。その場合,PC-9801-86+外付けスピーカー/ヘッドフォンという機器構成になるのでしょうか。

    直接関係ないですが,As3,Ap3でのコンデンサの劣化に起因する不具合の自験例は電源ユニットでした。冬季に起動しなくなるという形で発現しました。電気食いのPC-9821A-E02を挿してCADマシンとして酷使され続けたらしい機体でしたので,電源ユニットの劣化も早まったのでしょうね。コンデンサ交換によるメンテナンスも,今後はマザーボードやドータボード上のものだけでなく,電源ユニット内部のものも対象に含める必要が出てくるでしょう。正常に動作しているようでも液漏れしている場合がかなり多いです。マザーボード上のものと違ってこちらはきちんとしたものを選んで使う必要があるので頭が痛いです。
  11. バネ さん   2012-07-13 20:11:17
    総額7600円さん、コメントありがとうございます。

    >まずは付近を丁寧に掃除してみては如何でしょう。一番簡単にできることという意味で。
    そうですね。もう一度丁寧に掃除してみます。

    >断線というよりは故障かなと思うのですがどうでしょう。
    うーん、どうでしょう。症状に再現性があれば良いのですが、音が出る場合と出ない場合があるので判断がつけ難いです。

    >最悪の場合は本体のスピーカーから音を鳴らすのを断念せざるを得ないかもしれません。
    >その場合,PC-9801-86+外付けスピーカー/ヘッドフォンという機器構成になるのでしょうか。
    出来るだけ避けたいですが、どうしようもない場合はそのようにするつもりです。音が出ないと致命傷、という訳でもないので。

    >コンデンサ交換によるメンテナンスも,今後はマザーボードやドータボード上のものだけでなく,電源ユニット内部のものも対象に含める必要が出てくるでしょう。
    >正常に動作しているようでも液漏れしている場合がかなり多いです。
    電源も寿命の可能性ですか。いくら三代目A-MATEとはいえ15年近い歳月には勝てないのですね・・・

    とりあえず、もう一度時間をかけてじっくり確認・修理していき、だめなら潔くあきらめようと思います。
    症状改善に成功した際にはご報告させていただきます。
    ここまでの皆様のご意見、ありがとうございます。
  12. バネ さん   2012-11-07 23:18:23
    お久しぶりです。

    その後ですが、確認・清掃しても効果がなかったので諦めて86ボードを差して使用していました。
    ですが先日ソフトウェアディップスイッチの再設定を要求されたので、「もしや・・・」と思い
    86ボードを抜きデフォルトの内蔵音源でwindows95を起動したところ、無事に左右から音が出るようになりました。
    その後の動作は順調で、DOSゲーでも問題なく音が出ています。

    原因は、内蔵電池がらみだとは思うのですが裏付けが取れません。
    あまり釈然としませんが、とりあえず直ったので良しとします。

    ご意見頂いた皆様、ありがとうございました。