本体を分解ができないなどでHDDを移植でのデータの取出しができないならば
シリアルやパラレルのクロスケーブルという手もあります。
この場合、Windows 9x同士でのケーブル接続と
MS-DOS上で動くソフトを使うという手があります。
ケーブル接続はこのあたりを参考にしてください。
http://faq.epsondirect.co.jp/faq/edc/app/servlet/relatedqa?QID=023254MS-DOS上で動くソフトとしては、MS-DOS 6.2付属のMAXLINK Liteや
RDISKというフリーソフトがあります。(Vectorに他にもありますが使ったことがないので省略)
MAXLINK Liteはこの過去ログにまとまっています。
http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/pc-98/23441.htmlRDISKは、現在は下記のページから手に入ります。
http://www.thinkpad-lover.org/old/rdisk.htmlこのRDISKはPC-9800シリーズとAT互換機との両対応です。
MS-DOSのバージョンチェックをだますのはSETVERで設定するよりは
VectorにあるVSETで、RDISKプログラム自体を書き換える方法のほうが楽です。
ただし古いOSの環境でも使う可能性があるのであればまずいので気をつけてください。
VSETの入手先
http://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se026344.html書き換え実行コマンド A:>VSET RDISK.EXE 6.00
Windows 9xのMS-DOS部分で使う分にはこれで大丈夫です。
問題は、Windows 95以降のロングフルネームのファイル類のやり取りですが
上記の範囲ではケーブル接続以外は対応できません。
RDISKはクライアント側を起動した状態でもWindows 9xのSafeモードであれば動かせるのですが
(コマンドプロンプトのみで起動後にRDISK起動し、WIN.COMにオプション付けてSafeモード起動)
RDISK側の制約でロングフルネームを取り扱うことができません。
接続に使用するケーブルですが、シリアルのクロスケーブルであれば現在も入手できます。
http://www.sanwa.co.jp/product/cable/rs232c/index.html(このうちのインターリンクとなっているものが該当)
http://www2.elecom.co.jp/cable/rs232c/index.asp(このうちのリバースケーブルとなっているものが該当)
パラレルのクロスケーブルは、今となっては入手が非常に厳しいです。
自作するか、特注で作ってもらうしかないです。