よく、ペンティアムマシン(PCI搭載マシンと言う方が適切かな)では486マシン(というかCバスONLY)と比べ、Cバスの転送速度が遅いという話を聞きます。
またその理由として「PCI−Cバスブリッジが原因だ」という説明もまたよく聞きますが、どうもぴんときません。
「そりゃ、余計なものが間に入れば遅くなるかもなぁ」というくらいです(つまり全然分かってない^^;)
ですから、その辺の詳しい説明をお願いしたいのです。
また、遅い遅いといいますが、具体的にどれほど遅いのか(たとえばSCSIのHDDの転送速度とか)も教えていただけると助かります。
- re: LUNAR さん
投稿日:1998年11月18日 21時53分
SCSIでSMIT方式の場合だと、Pentium機でHDBenchのRead,Writeともに3000〜3500ぐらいですが,高速な486機だと4000ぐらい出るはずです。たしかIDE-98でも差があったと思います。
あとPCIを搭載していないPentium機(CanBeなど)でもPCI-Cバスブリッジは存在するので、当然Cバス速度も486機よりは低速です。そういえばAnとかもPCIブリッジってあるのでしょうか?
- re: ENCHAN@Xa9 さん
投稿日:1998年11月18日 22時20分
IFN-NS(SMIT)+SeagateST52160NをPC-9821Xa9/C4(MII-300)とPC-9801DA/U5
(Cx5X86-120)でHDBENCHで計測しくらべてみたところ、Xa9がR3300W3600でDA
がR4100R3900という結果が出ました。元386マシンに負けるとは・・・・
Af/An/Bf/XnはPCIチップセットがなかったような。Nfもそうかも。
- re: nakazy さん
投稿日:1998年11月18日 22時26分
Anとかって、Mercuryかなにか使ってませんでした?
- re: NaO さん
投稿日:1998年11月19日 00時14分
Anと、XnはPCIチップセットじゃなくて、8249x系のセカンドキャッシュコントローラが乗ってるようです。Mercuryが使われてるのは、Pen60,66専用なので、98デスクトップ系ではXfとCfくらいでしょう。
- re: BlueCat さん
投稿日:1998年11月19日 00時15分
以前やった実験の結果をうちのサイト(http://www.ops.dti.ne.jp/~blue-y/)の掲示板から引っ張りだしてきました。
ベンチマーク結果(前からRead、Write)
Ap3+IFN-NS+DPES-31080
1回目 3923 3854
Xa12+SC-98III+DPES-31080
1回目 2730 2983
2回目 2724 2994
3回目 2727 2984
An+SC-98III+DPES-31080
1回目 2955 3629
2回目 2947 3644
3回目 2976 3643
Ap3はSCSIボードが違いますので若干の誤差がありますが、ENCHANさんの結果と照らし合わせてもらえれば、 486機>An(下に書くへんてこりんな(?)Intelのキャッシュコントローラ内蔵)>PCIチップ機 という結果になるはずです。
ちなみにAnにはへんてこりんな(?)Intel製のキャッシュコントローラーが付いています。なのでPCIチップセットはありません。
- re: BlueCat さん
投稿日:1998年11月19日 00時18分
ちなみに上のSCSIボードの設定はすべてSMIT転送です。
DPES-31080というHDDはPCIのU-SCSIに繋げても大体4.3〜4.4MB/S位しか出ないHDDです。
- re: OKAN さん
投稿日:1998年11月19日 01時07分
どうもです。ベンチの結果などからPCIチップ搭載機種と486マシンとで、転送速度にかなりの差が出てしまうことは分かりました。
でもどうしてそうなるのか、という点がどうも・・・。
「CバスとCPUの間に余計なものがあるから」で間違いはなさそうですが、なんとなく釈然としません。
『PCI−Cバスブリッジ』を通ることでどうして転送速度が落ちるのかの説明がいただけるとうれしいのですが。
(単にPCI−Cバスブリッジの性能がクズなだけだったりして)
- re: BlueCat さん
投稿日:1998年11月19日 04時04分
>(単にPCI−Cバスブリッジの性能がクズなだけだったりして)
実はその通りだったりします。(笑)
NECのSTARAHPHA2というブリッジチップのせいです。
- re: くりちゃん さん
投稿日:1998年11月19日 06時33分
PCIをサポートしたチップセットを使用している機種は、チップセットのPCI-Cバスブリッジが、信号の流れでは下流にあたるCバスデバイスから送られてきたアドレス空間への要求信号を受け取ると、他のPCIデバイスがその空間を使用していないかを確認してから、最上流のホスト(CPUやメモリ)に信号を送るので、その待ち時間(クロック)の分、ホストに直接アクセスしに行くCバスオンリーのチップセットよりアクセス速度がどうしても遅くなるはずです。
また、PCIバスとCバスはバス幅が違います(Cバスが24ビット、PCIバスが32ビット・・・だったかな?)から、PCI-CバスブリッジがCバスの24ビット信号を32ビットに拡張してホスト(上流)に送るので、そこでも何クロックかのウェイトが発生します。
このような「待ち」時間の差がCバスオンリー機種とPCIな機種との(CバスSCSIの転送速度の)差になるのでしょう。
- re: 月虹 さん
投稿日:1998年11月19日 20時48分
ぶっちゃけた話、PCI to Cバスブリッジに 500MB のバッファが載っていれば、
Cバスのアクセスはとっても高速になるでしょう。バスブリッジの性能が悪い
というのがほぼ正解だと思います。
ちなみに遅いデバイスが高速なバスに接続されていると、バスの足を引っ張るので、
遅いデバイス/遅いバスを遠くに追いやるのは高速なシステムを作る為に
必要な設計です。