こちらには初めて書き込みさせていただきます、imaと申します。
以前のどるこむの書き込みで、電源ユニットの可変抵抗をいじることで電圧を調整する方法が紹介されていたように思いますが、
その内容について紹介されているページをどなたかご存じないでしょうか?
使っているマシンは初代Xtですが、こちらに関しての情報がありましたらどうぞお教え下さい。
- re: ちゃま さん
投稿日:1998年10月01日 03時43分
imaさん、初めまして。
Xt/C10W(無印Xt/初代Xt)ユーザーの、ちゃまと申します。
どのような目的で
電源ユニットを調整しようと考えておられるのかが書かれてはおりませんが、
個人的な経験上からは、お薦めしかねます。
(当方と致しましては、機体の安定動作を妨げるおそれのある
このような「不安定要因」は出来るだけ排除するに越したことはない、と考えております)
初代Xtや初代Xaにおける
その機体特有の事情について、より詳しくお知りになりたいのであれば、
雷獣王GRIFFONさんのところにあります
「FXLQA(Xa無印&Xt無印を速くしようの会)伝言板」
(> http://hyper1.amuser-net.ne.jp/-bbs2/usr/griffon/brd1/dengon.cgi )
を御覧くださいませ。
(また、どうしても電源ユニットの調整方法をお知りになりたいのであれば
上記の伝言板にて、その用途も含めまして御質問ください。
より適切なアドバイスが期待できますよ (^-^))
また、上記の伝言板にあります当方の投稿内容
(< 初代Xtの「P55C化」や「K6-2化」について触れられています)も
参考になるかと思われます。
- re: ima さん
投稿日:1998年10月01日 05時36分
レスありがとうございます。
むむぅ・・・やはり危険ですか。まあ、やらないに超したことはないのですが、
C6改装後の不安定動作に若干不安を感じていたもので。
あとで「Xa無印&Xt無印を速くしようの会」の掲示板を見に行きます。
本当にありがとうございました。
- re: ちゃま さん
投稿日:1998年10月02日 01時18分
ima さんへ
> C6改装後の不安定動作に若干不安を感じていたもので。
他のCPUと比較して、消費電力の少ないといわれる「C6」ですが
元々、CPUソケット(Socket5)への電源供給自体が不安定な「初代Xt/初代Xa」では
「直挿し」により本体動作が安定しないケースが多々、見受けられます。
電源ユニットを調整して電圧を上げずとも、
PowerLeap社製
「PL-Pro/MMX Plus」「PL-Pro/MMX Ver4.0」 等の
「CPUソケットへの電源供給の不足を補うことのできるタイプの電圧変換下駄」を
使用することにより、比較的容易に安定動作を実現させることが可能だと思われます。
(先回のResでも書きましたが、電源BOXに手を入れるのは「最後の手段」としておきましょう)
「C6 + 電圧変換下駄」という組み合わせは
他機種においては、あまりお聞きになったことはないでしょうが、
こと、「初代Xt/初代Xa」におきましては、実に有効に機能することになります。
「初代Xt/初代Xa」では
肝心のCPUソケットへの電源供給が、デフォルトの状態で既に不足気味であり
この不足を、上記の「下駄」に補ってもらおうというわけです。
もちろん、C6の場合
コア電圧やI/O電圧はともに、「3.3V」のままでかまいません。
(< 「下駄」側の電圧設定は「3.3V」に設定してください)
(但し、Xa7以降のPentium(P54C)マシンでは
C6の「直挿し」でまず問題は起こりませんので、
「C6 + 電圧変換下駄」という組み合わせは、全く意味を持ちません。
これは、「初代Xt/初代Xa」という機体に特有の電源事情を考慮した上での方法なのです)
初代Xtの場合には、
専用固定ディスクドライブベイ(の内部追加増設用HDD)に電源を供給できるように
2本の電源ケーブルが出ておりますので、
この2本のケーブルのいずれかから、「下駄」側に電源を供給するようにしてください。
内蔵HDDや内蔵CD-ROMドライブへの電源ケーブルから分岐して
「下駄」側に電源を供給することも可能ですが、これらを分岐させること自体が
「初代Xt/初代Xa」においては「不安定要因」となり得ますので、注意が必要です。
(初代Xt発売当時、内蔵されている「4倍速 CD-ROM Drive」と
「1GBのSCSI HDD」とは、ともに「ハイエンド仕様」であったため
どちらも現在の水準と比べ、「かなり消費電力が大きい」ということはお見知りおきください)
なお、どうしても分岐しなければならない場合には
内蔵CD-ROMドライブへの電源ケーブルから、分岐するようにしてください。
また、初代Xaの場合には
内部追加増設用機器のための電源ケーブルはございませんので、
内蔵CD-ROMドライブへの電源ケーブルから、分岐するしかありません。
上記の方法によっても安定化させることが出来ない場合には、
メモリアクセスタイミングがシビアになり、メインメモリ側が追従できていないことが考えられます。
メモリアクセスタイミングに問題があるのであれば、
「INTELSAT」 等の利用により
ソフトウェア的にメモリウェイトを挿入することで、事態が改善される可能性があります。
しかし、これでも改善されない場合には
最悪の場合、SIMMそのものの交換ということになると思います。
- re: ima さん
投稿日:1998年10月02日 19時52分
ちゃまさまへ。
丁寧なレスありがとうございます。とても勉強になりました。
・・・しかしどうも今回の不安定の原因はどうも熱がらみだったようです(基本中の基本ですね。
大騒ぎしてすみません)。
現在のところシリコングリス使用&ファン強化で何とか安定動作しているようです。しかしやはり
将来的には不安要因排除のため下駄が欲しいところですね。
一応、遅ればせながらもう少し環境を詳しく書いてみると、
CPU : C6-240Mz、メモリ: 16+64M (メーカー不明(^^;)
ハードディスクその他はデフォルトのまま、ROMのリビジョンは0.16となっております。
どうも今回は大騒ぎしてすみませんでした。いろいろと教えていただき、感謝しています。
本当にありがとうございました。
- re: ちゃま さん
投稿日:1998年10月03日 00時06分
ima さんへ
とりあえず安定動作しているようですので、なによりです (^-^)。
これからもお互いに、「初代Xt」を大切に使い続けていきましょう。
- re: ima さん
投稿日:1998年10月03日 01時46分
ありがとうございます。確かに大切に使わなければならないですよね。それを忘れていました。
これからは基本と勉強を忘れずにXtと付き合っていこうと思います。
今回は本当にありがとうございました。
そしてどうか、これからもよろしくお願いいたします。