[47861]  A100U2Wでの32GB越え
投稿者:mich さん   2004-03-31 10:23:40
以前、SC-UPU2を使い、250GBのディスクの先頭から32GB以内の部分をWindows NTの起動領域に、残りの部分をテータ領域に使った例を報告しました。

http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/98mania/thread22315.html

今回はA100U2Wでこれを試してみました。

A100U2Wでは32GB超のディスクがBIOSから認識できないため、上記の方法はそのまま使えません。ただ、SC-UPU2はA100U2Wより明らかに低速で、しかもACARDのLVD用SCSI-IDEブリッジを接続すると不安定になるため、なんとかA100U2Wにつないだ高速大容量ディスクから起動したいと考えました。

今回は上記で使ったディスクをそのままA100U2Wにつなぎました。違いは、システムパーティションとブートパーティションを別にしたという点です。

http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/98mania/thread22315.html

具体的には、古いUltra SCSIの外付けディスクをSC-UPU2に接続し、ここに作成した1MBの領域の中に起動に必要な最小限のファイルを入れました。これらのファイルはWindows NT起動用フロッピーディスクに含めるファイルと同じです。

http://weblabo.griffonworks.net/dorlog/2nddorcom/98mania/thread22315.html

つまり、起動用フロッピーディスクの代わりに外付けハードディスクを使っただけのことです。このディスクをSC-UPU2に接続したのは、もしA100U2Wに接続するとせっかくの高速内蔵ディスクの動作がSingle-Endedになってしまうからです。手元にないので試せませんでしたが、CHANPON3を使えば1枚で足りるのではないでしょうか。

また、1MBの領域は2つ作成し、一方はWindows NT Serverの、もう一方はWorksatationを起動するようにBoot.iniを編集しました。ただし、Windows 95はこの方法では起動できないので、外付けディスクの残りの部分(といっても大部分ですが)にWindows 95を導入しました。

その結果、A100U2Wに接続した250GBのディスクからWindows NTを起動することができました。今回はSC-UPU2で起動できるように構成したディスクをそのまま使ったので、ブートパーティションが32GB以内に収まっていますが、この方法だと実質的にブートパーティションの大きさが無制限になりそうな気がします(2TB超のディスクが登場するまでは)。また、システムパーティションは当然ながらフロッピーディスク上にも作成できるので、Boot.iniの異なるフロッピーィスクを取り替えることで固定ディスク起動メニューの代わりになります。
  1. まりも さん   2004-04-01 00:07:02
    >ブートパーティションの大きさが無制限になりそうな
    たぶんこれはうまく行かないです、というか、このようにするためのフォーマットができるフォーマッタがありません。WindowsNTや2000では、SCSI アダプタのBIOSの有無にかかわらず、パーティションテーブルに書かれたパラメータに対して決め打ちでWindowsNT、2000のブートパーティションの先頭を割り出してしまうので、すくなくともWindowsNT,2000の入っている領域については、8GB~32GBのハードディスクのときとパーティションイメージと同じである必要があります。そういうわけで、

    >SC-UPU2で起動できるように構成したディスクをそのまま使った
    これが、うまくいった理由になります。

    結局、(お勧めできない)SC-UPCI系アダプタによる壁またぎ使用と同じ状態で使っていることになりますが、A100U2Wに繋いだハードディスクは BIOSレベルで見えないので、Windows9x,DOSが誤動作する恐れがありません。SC-UPCIで見えてしまっている使い方よりは安全な方法であるといえます。

    ちなみに、BIOSで見えないけれどもBIOSがあるときと同じイメージで作られたWindows2000を起動する方法についての記事です。32GBオーバーでは試してませんが。
    http://hp.vector.co.jp/authors/VA012947/w2kfdboot.html
  2. まりも さん   2004-04-01 00:08:31
    追加ですが、SCSIアダプタがSC-UPCIのとき
    >ACARDのLVD用SCSI-IDEブリッジを接続すると不安定
    これは確かにそのようです。あまり相性がよくないようです。
  3. 通りすがり さん   2004-04-01 18:07:55
    >ACARDのLVD用SCSI-IDEブリッジを接続すると不安定
    私の環境では、Rv20にSC-U2PSとAEC-7726Hの組み合わせで安定しております。
    SC-U2PSのBIOSは1.60、AEC-7726Hのファームウェアは1.66Hです。
    Hitachi HDS722540VLAT20やSeagate ST340015A(共に32GBクリップ)で
    Win2000の起動用として普通に使っております。参考まで。
  4. う゛ぃう゛ぃっつ さん   2004-04-01 18:36:20
    >具体的には、古いUltra SCSIの外付けディスクをSC-UPU2に接続し、ここに作成した1MBの領域の中に起動に必要な最小限のファイルを入れました。これらのファイルはWindows NT起動用フロッピーディスクに含めるファイルと同じです。

    HDDやFDの替わりに、シリコンディスクを使う手があります。
    http://www.dom-user.jp/service-annai.html
    9821では、IDEの20pinに5Vが届いてはいませんが、IDEの20pinに5Vを配線してやるか、上部にあるジャンパーに電源を入れることで、使用することが出来ます。
    作業機械で使っているXe10のDOS6.2環境のみでの動作確認ですが、とても良い感じです。
    何せ静かで、小電力です。
    ブートする為だけに、HDDを回し続ける事もなくなりますし、ご参考まで。。
  5. mich さん   2004-04-02 10:22:19
    >Rv20にSC-U2PSとAEC-7726Hの組み合わせで安定しております。

    当方では、Rv20+SC-UPU2+Windows NT 4.0 SP6aの組み合わせをAEC-7726H、AEC-7726Q、ARS-2100で使うと、イベントログに「タイムアウト期間内に応答しませんでした」というエラーが盛んに記録されます。SC-UPU2のBIOSとドライブ、ACARDのファームウェアのいずれも、古いのから新しいのまで入手できるものは片っ端から試してみましたが、同じでした。ハードディスクはWD1000JB(×2台)とWD2500JB(×2台)です。個体差によるのか、WD1000JBのうちの1台は、2個のARS-2100でいずれもメモリカウント後にアクセスランプがつきっぱなしになってフリーズします。

    Ultra SCSIのAEC-7720Uだと安定しますが、LVD品は転送速度を下げたりワイド要求を切っても駄目です。A100U2Wの方は、きのう初めて同じエラーが一つ出ました。多かれ少なかれあるみたいですね。ACARDのサポートでは、「Adaptecで試しなさい。それで駄目なら故障だ」と言っていました。