[7104]  RaII23/W30とSocket8CPU(ODP)
投稿者:muine さん   2000-11-05 06:04:53
BIOSの書き換え以外にKlamathコアのPentiumIIしか載せ換えが出来ない
RaII23に他のCPUを載せるべくSocket8のCPUを載せてみました。

使用マシン:PC-9821RaII23/W30(ROM BIOS REVISION 0.03)
変換ボード:P6SL1(Rev1.0)
電源:標準のもの(DELTA製)

PentiumPRO200MHz 512k(SL22Z)
PROCESSOR UPDATE DATA ERRORの黄色の文字で表示が出る。
メモリカウントは進むものの最後は画面が切り替わらず沈黙。
(Ra266/N30,Ra266/W30R,Ra40/M60CZと見かけ上同様の症状)

PentiumIIODP(SL2KE)
メモリカウント後、赤文字 CACHE ERROR の表示でそのまま停止。
(RvII26/N20と見かけ上同様の症状)

Socket8ではありませんが、

CyrixIII500MHz(下駄:EPOX製)
メモリカウントが16MBまでいったところ、あるいは16MB以下でもメモリカウントが
終了した時点で停止。
(Ra266/N30,Ra266/W30R,Ra40/M60CZと見かけ上同様の症状)

結果としてはかなり厳しい状況となっています。
PentiumIIODPを弾くあたりはRvIIに似ていますが、PenPROが動かないのは
他のRaシリーズに似ているという結果になりました。
CPUのアップグレードパスの確保にはBIOSの書き換えしかないのかも。
  1. デンドロビウム さん   2000-11-05 06:29:48
    RaII23の場合(というよりSlot1のRa全般に言えるようですが)、ITFの中にGenuineIntelチェックが埋めこまれていて、Intel製以外のCPUを弾くようになっているようですので、CyrixIIIが動かないのは当然ということなのでしょうね。結局のところ、L2キャッシュ等の挙動がKlamathと完全に同じに見えるようなCPUが出ない限りはBIOS書き換えをするしかないということか・・・・。

    ・・・それにしてもPentiumProが動かなかったというのがちょっと意外でした(^^;;)。
  2. 98 さん   2000-11-05 15:09:23
    ううむ、となると結局のところはL2=512KBでハーフクロック動作、CPUIDが6-3-x以外の
    ものはRaII23だと蹴られるんですか・・・
    RaII23以降のマシンだとPentiumProが使えないこと自体は強化という点では害はない
    んですが、意外な結果ですね。
    そういえばRvII26/RsII26でITF書き換えてDeschutes以降が使えるようになったもの
    にCyrixIIIを載せるとどうなるのかな・・・?
  3. デンドロビウム さん   2000-11-05 23:13:05
    ↑何か「ピポ」すら言わなかったらしいので、個体差でなければITF書き換え済みのRvIIでも動かないかも(^^;;)。
  4. 98 さん   2000-11-06 09:01:54
    あらら、じゃあ可能性は低いのかあ(^^;
  5. muine さん   2000-11-06 22:23:23
    CyrixIIIは試した範囲で
    Rv20,RvII26:ピポすらなし
    St15/L16:PL-PRO/II(Rev.B)を使っているいることもあるがピポらず
    RaII23/W30,Ra266/N30,Ra266/W30R,Ra40/M60CZ:16MBでメモリカウントストップ
    7戦全敗です(泣)。
    ITF書き換えで動けば面白そうですが、エラールーチンに飛んでいるのかもわからない
    停止の仕方ですから解析は難しそうですね。
  6. デンドロビウム さん   2000-11-07 16:33:30
    CyrixIIIだけでしたらRaではGenuineIntelチェックを潰せば動くようになるんじゃないかなと思います。ITFを調べるとCPUID命令のすぐ近くにGenuineIntelチェックがありますので調べるとすぐ見つかります(GenuineIntelの文字列でサーチしても見つかるかな?)。とにかくピポってメモリチェックまでは行われますし、ITFを書き換えればCyrixIIIは動きそうですね(Ra20/N12で動いたという話は聞きましたし)。

    一番簡単なパッチ当てはGenuineIntelチェックを潰し、CACHE ERRORに飛ぶ個所を強制ジャンプ命令に書き換えてスキップさせ、CPUIDのチェックルーチンの先頭を乗っ取ってそこに各々のCPUのL2キャッシュコンフィグレーション用のルーチンを用意してやるって感じでしょうかね。
  7. muine さん   2000-11-08 00:13:11
    おお、そういえばDOS限定ながら動いたという話がありましたね。>CyrixIII

    #ITF書き換えで載せたいCPUは結構あるので早いとこスキルアップせねば。
  8. デンドロビウム さん   2000-11-08 02:15:18
    >DOS限定ながら動いたという話がありましたね
    その後の話ではどうもメモリが不良だったようで、メモリを別のに交換したらちゃんとWindowsも動いたみたいです(聞いただけなのでうろ覚えなのですが^^;;)。

    Ra40だとあまりBIOS弄る必要は無いと思いますが、CACHE ERRORを封じたら8倍とかで駆動できるようになるのかも(^^;;)。
  9. まりも さん   2000-11-08 16:19:18
    ITFを解読すると、RaII23でも、ODPのCPUID(つまり 1xxxxh)が載っている場合は、何も余計なことをしないで起動を続けるようになっています。ということは、逆変換ソケットを用いて、PenPro-ODPを載せることはできそうだと言えます。全速512Kキャッシュというのは、Pentium-III以上の魅力がありますね。
  10. muine さん   2000-11-09 00:14:55

    >まりもさん
    >全速512Kキャッシュというのは、Pentium-III以上の魅力がありますね。
    フルスピード、512Kといったら98ではPenproとPIIODP
    しかないですからぜひぜひ載せたいところです。
    しかし、BIOSは問題なしでCACHE ERRORとなると、
    下駄が原因でひっかっからないはずのチェック部分で
    引っかかっているということなのでしょうか。