[3200]  改めてK6−2&III
投稿者:ファイナル さん   2000-03-23 20:51:24
>K6−2−550MHz の方が450MHz駆動のK6IIIより優れている?
下に直接レスしてもよかったのですが、改めてこちらに書き込みます。
これは登場したときのL2キャッシュ無しのセルロンとL2内蔵セルロンと同じようなもので
CPUのコアはもの凄いスピードデーター処理をしようと動いています。ところが通常のメモリからのデータ転送はあまりにも待ち時間が多く折角の処理時間を無駄にしています。(空運転)
そこでCPUと同一速度でキッシュするメモリを入れます。するとどうでしょう、CPUが待ち時間をあまり無駄にせず次から次へと処理を行っています。終わる頃には同一速度の次のデータを送ってきてくれるので、効率よく処理しています。バケツリレーのような感じ。
単純に考えれば動作周波数(エンジン回転)の高いK6−2に軍配なのですが、K6−IIIもフルスピードL2キャッシュが利いています。(実有効処理)同じフルスピードL2でも一回のデータ転送バンド幅はセルロンより上です。
過去に何回も書き込みされていますが98マシンは原発乗っ取り無しの場合、66.6MHzが最速、CPUのスピードから見ますと●何やってんだよー!! となっています。そこで先ほど説明しましたL2キャッシュが絶大な威力を手助け解放。数値では表せない体感レスポンスとなります。でもそれに見合ったHDDの高速化、GAの強化とか全体的なUPをしないと本来の力は生かし切れません。
まあ、いろいろなご意見は他者多様ですので一概には言い切れませんが、解りやすく説明するとこんな具合です。
段々慣れによる体感ボケがありますので場合によってはインパクトに欠けますが、元のCPUなどに一端戻して動作させますと・・・・ああー実感。
ハッキリしているのは市場から急速にK6−IIIが消滅していること、2.2Vは450MHzは幻化?400も少数。2.4Vも激減まあ、財布と相談し見かけて購入意欲があれば即買いましょう。
  1. YU さん   2000-03-23 21:57:08
    セルロンじゃなくてセレロンですね。
    ファイナルさんほどの人が間違えるなんて…。
  2. ファイナル さん   2000-03-23 22:59:44
    >ファイナルさんほどの人が間違えるなんて…。
    あっ!間違えた・・(-_-;)Celeron・・・CeleronA・・今はCeleron
  3. あきんど さん   2000-03-23 23:05:37
    セルロン…間違いですか? 発音の取り方だけで、雑誌には両方使われてますし、
    検索をかけると圧倒的にセルロンが多いですが(^ ^;
  4. ボブB さん   2000-03-23 23:25:47
    まーどちらでも通じますが、IntelのHPではカタカナ表記の時はセレロンとなってますので、こちらほうが正しいでしょう。
  5. いーとん さん   2000-03-23 23:47:17
    K6−IIIを導入してもHDDがオンボードインターフェースで使用されているとK6−2との差は無くなってしまいますね。
    場合によっては、K6−III@500とK6−III@333の違いも体感しにくくなりますし。
  6. 大雨 さん   2000-03-24 00:16:37
    内蔵2次キャッシュが本当に効果が出て来るのは、
    ベースメモリーとCPUのクロック差が激しい時ではないかと思っています。

    4倍速の場合だと
    例えばDOS/Vで100Mhz*4=400Mhzの場合
    パイプラインが空になるまでに次のデータが供給されるので
    内蔵2次キャッシュがあろうとなかろうと、
    あまり速度は変わらないということなのではないかと思います。

    同じく98で4倍率設定だと
    66Mhz*4=266Mhzなんでこの場合も200〜266Mhz付近のk6ー2とk6ー3ではあまり差がないのかもしれないですね。

    6倍速になるとデーターの補給が間に合わず効果が出てくるのかもしれませんね。
    だから98の場合400MHZあたりからk6ー2との差が出てくるのかもしれません。

    これをDOS/Vに当てはめると
    6倍速設定の100*6=600Mhzでのk6ー2とk6ー3では大きく差が出るかもしれませんね。

    基本的に速いものと遅いものを補完しあう技術は間違っていないと思いますが・・・。
    インテルも内蔵2次キャッシュ辞めずにカッパーマインで採用しいるところを見ると基本的には速いんだと思います。

    ところで、98でk6ー3を載せた場合速くならないというのはメインメモリーの速度が遅いためで、いろいろチューニングすると速くなります。

    HDBENCH3.22でメモリのスピードでREADが8900以上出ている状態であり(家はワイルドキャットでデフォルトは5200ぐらいだから・これが遅いんです。)さらに音源もPCIで、そういえば内蔵IDEも・・・片っ端から遅い奴をつぶしていけば、同クロックDOS/Vとはあまり変わらないような気がします。
    というか同じでした・・・いろんなゲームやってみて・・・。

  7. エマティ さん   2000-03-24 00:24:35
    私は語尾以外の[e]は発音すべきと思うので、セレロン派です。

    せっかくの良いお話がずれてしまったので、戻したいと思います。
    エマティ流の評価方法です。
    たぶん ファイナル さん のおっしゃりたい事と同じだと思います。

    メモリの読みこみを超大雑把に単純化します。細かいことは抜きね。(^_^;)
    1次キャッシュにヒットしている間はノーウエート、
    K6IIIの2次キャッシュは最初のデターを送るのに必要な時間が2クロック
    K6-2のは外部3クロック(内部は8倍速とする。)かかるとする。
    両CPUのクロックは同じとする。
    いま100ステップノーウエートで実行後、1回2次キャッシュにヒットしたとする。
    K6IIIは100+2=102クロック
    K6-2は100+3*8=124クロック
    よってこの条件で、概算で2割くらいK6IIIが速い。
    K6-2の速度が2割速く、1次キャッシュのヒット率がこの条件であれば、ほぼ互角。
    私は1次キャッシュのヒット率はそれほど高くないと思う。
    よって、K6IIIの勝ち。

    表現を自動車に例えるとK6-2の方が直線で約2割高速(高クロック)の場合、直線でK6-2が稼いだ20クロック分が、1回のカーブ(2次キャッシュのヒット)でチャラになってしまう。
    直線が続けばK6-2がどんどんリードできるが、カーブが続けばK6IIIに抜かれる。
    直線の多いコース(プログラム)であればK6-2が優勢。
    コーナーの多いコースであればK6IIIが優勢。
    では実際に自分が走るコースはどうか、これは各自で想定してください。
    私はカーブが多いコースを走ると思うので、
    安定してコーナーを回れるK6IIIの方が好き。

    という表現はどうですか。
  8. エマティ さん   2000-03-24 00:46:49
    うう。長ったらしいレスを書いているうちに話が戻ってましたね。(^_^;)
    大雨 さんのおっしゃるように、クロック差が非常に大きく影響します。
    上の式でもし8倍を5倍にすれば
    100+2:100+3*5=102:115で約1割差になります。

    従って、一番ありがたいのはFSBを上げられない初期のソケ5機ユーザーではないかと思います。
    ただし、GAやHDが同じとすればですが。
    例えば、ソフトの起動時間はこのクラスになると、ほとんどHDで決まるので、CPUは関係無いですからね。
  9. 大雨 さん   2000-03-24 01:03:56
    ところで、3DGAMEで思ったんですけどなんか、
    ビデオメモリの容量って結構大切みたいですね。
    メモリーが少ないのだと、突然処理落ちしてどうにもならなくなるゲームがあります
  10. バイザー さん   2000-03-24 08:29:20
    >段々慣れによる体感ボケがありますので場合によってはインパクトに欠けますが、元のCPUなどに一端戻して動作させますと・・・・ああー実感。

    これよくわかります。(^^)先だっての実験の際に標準L2がイカレてしまい、K6-2をL2無しで運用していましたが処理の遅いことと言ったら・・まぁそんなに極端ではないのですが。
    人間快適な環境に慣れると後戻り出来ない物ですね。私の場合はAT互換機の快適さを知りませんので、現状のPC-98でのベストの状態が一番快適なのですけど。

    ファイナルさんをはじめ、皆様詳しい解説ありがとうございました。
    大体のイメージというか、理由はわかるのですがうまく表現できませんでしたので。
    これからも参考にさせていただきます。m(_ _)m