PL−J98 Plusを購入し、K6−2 300Mhzを363Mhzで無事安定動作に成功しました。
ところで、K6−2のライトアロケートを有効にするためにK6.SYSを組み込んだのですが、
効果が実感できません。各種ベンチマークでも差が無いようです。どのような場合にどの程度の効果があるものなのでしょうか?
- re: びばぼん さん
投稿日:1999年02月12日 01時46分
それほど,体感できるものでもないと思います。
私は,ないよりは設定してあった方がいいという程度に留めています。
- re: みいころ さん
投稿日:1999年02月12日 07時05分
K6 /K6-2でキャッシュプログラムを入れても効果を感じない理由
最大の理由は、CPUのコア性能によるもの。
K6、P6(P-PRO/P2/P3)系は、CISC(複雑)タイプのx86命令をRISC(単純)タイプの命令にデコード(変換)して高速実行実行している。
x86命令は、複雑な命令。RISCにデコードされた過程が
P2とK6系の差になる。P2とK6を比較すると
P2 RISCデコードが速い 実行が遅い
K6 RISCデコードが遅い 実行が速い
デコードされたものは、キャッシュにたまる。そのため、K6系では、
RISCデコードの遅さと実行の速さから、キャッシュに貯まる量は
P2系に比べ少ないというわけ。つまり空のキャッシュを
うまく制御しても、体感としてほとんどないといわけです。
K6系は4つ同時のRISCopsをデコード 1度に2個のx86命令。
P6系は1度に3つのRISCopsをデコード 1度に3個(理想的な場合、ほぼ2個)のx86命令。
これらは、性能でみると、
K6系 x86速い デコード遅い
P6系 x86遅い デコード速い
全く逆になるが、つまり遅いところを多くしてその性能をカバーしている
ともとれる。
また、K6-2とP2が同等性能だとすると、低コストで、性能をアップ出来る
方法はないかと、誰もが考えると思います。P6系よりK6系のほうが
コアが優れている(x86処理が速い)ので、デコードを速くするには
開発コストがかかる。そこで、デコードを遅い分、デコード量(数を増やし)を
増やしてキャッシュさせておけば、効果は大きい。
そのため、K6-3では、キャッシュが多いほど、ベンチマークがよい結果が出ているようです。2次キャッシュをオンチップ、高速化を図り、
ソケット7の構造から、今まで2次キャッシュとして利用していたものを
3次キャッシュとして利用。オンチップのキャッシュの容量を増やすのは
困難だが、チップの外ならそれは、容易である。
そのため、K6-3では、キャッシュの効果もあり、P2より性能がベンチマークが
よいという報告もあるようです。
(ゴミレス)
- re: Miikoro さん
投稿日:1999年02月13日 02時41分
高速実行実行している>高速に実行している
に訂正します