[14214]  Ra266のVRM強化とは?
投稿者:はむはむ さん   2003-12-24 23:49:05
こんにちは。現在、Ra266にKatmaiな600MHzエンジニアリングサンプル版を載せていますが、過去ログにもあるように、8倍の533MHzはオンボードVRMが火を噴く可能性があるということで、6.5倍の433MHzで動作させています。

533動作させるには、VRMの強化が必須のようですが、実際にはどの部分をどのようにすればよいのかが、よく分かりません。コンデンサを張り替えるということになるのかと思っているのですが、作業の過程を紹介しているHPやアドバイスを教えていただければと思います。(それくらい分からないなら、やめなさいと言われそうですが・・・)

よろしくお願いします。
  1. いーとん さん   2003-12-26 23:21:53
    私が施しているVRM強化は PentiumIII で常時1GHz駆動&24H運転を目的としていますのでオーバーな改造かもしれませんがご参考に。

    VRMの構造はHIP6004 のデータシートを参考にすると良いと思います。
    http://www.intersil.com/data/fn/fn4275.pdf

    当方が行った強化メニューは基本的に3項目です。
    1.FET交換
    2.入力側コンデンサのパワーアップ
    3.出力側コンデンサのパワーアップ
    (4.ATX電源コネクタ−入力間、出力−CPU間のパターン強化) <結局不要みたいです。

    FET交換)
    色々と物色しているうち HP6-MX600 の下駄だけが売られていたので、この下駄に載っているFETを使用。
    50N03 と言う物ですが、Intel や DELL の 440BXマザーにも載っています。(コンデンサもこれらから流用)

    入力側コンデンサのパワーアップ)
    元は 1500uF が3個ですが、これのうち2個を交換。
    3300uF/10V とOSコンの 680/6.3V をそれぞれ1個ずつです。

    出力側コンデンサのパワーアップ)
    元は 1500uF が4個ですが、全て交換。
    3300uF/10V とOSコンの 820/4V をそれぞれ2個ずつです。

    以上のメニューが最終形態で、この改造を施したマザーを 1GHzでほぼ2年以上連続運転していますが壊れていません。

    参考)
    此処までしなくてもコンデンサの容量アップとFETの放熱強化(ヒートシンク追加)でそれなりに出来るのかも知れませ
  2. はむはむ さん   2003-12-27 05:36:16
    いーとんさん、ありがとうございます。
    とりあえず、ジャンクマザー見つけて上記の交換を試みてみます。
    いつかはITF書き換えしてさらに上を目指すつもりなので、チャレンジしてみます!
  3. はむはむ さん   2004-01-04 01:32:36
    あけましておめでとうございます。

    いーとんさんへ、間があいてしまいましたが、再度質問です。
    >入力側コンデンサのパワーアップ)
    >元は 1500uF が3個ですが、これのうち2個を交換。
    >3300uF/10V とOSコンの 680/6.3V をそれぞれ1個ずつです。
    >
    >出力側コンデンサのパワーアップ)
    >元は 1500uF が4個ですが、全て交換。
    >3300uF/10V とOSコンの 820/4V をそれぞれ2個ずつです。
    このそれぞれ1個ずつ、2個ずつというのは位置はどれでも構わないのでしょうか?
    パーツは手に入れたものの、確認してから着手しようと思っていたので、まだ手付かずです。
    どうぞよろしくお願いします。
  4. いーとん さん   2004-01-04 12:24:59
    位置的にはどこでも良いと思います。
    ただ、3300uF はサイズが若干大きいと思いますので無理無く付けられる位置は隣にくる部品との兼ね合いで決まると思います。
  5. CLE さん   2004-01-04 15:21:06
    すいません、便乗質問なのですが我が家にあるRvII26もパワーアップしようと思っています。
    [14154]のスレッドを参考にレギュレーターの低電圧化を考えていましたが、先日VRM(コンパックのVRM8,4)と言う物を入手しました。
    色々調べた結果、RvII26で問題なく使えそうですが、このVRMを使えばレギュレーターの改造は必要ないのでしょうか?
    貴重なRvII26のマザーの改造はなるべく手を加えたくない(スキルが低いので)と思っております。
    Katomaiが300Mhzで動けば御の字なのですが、宜しくお願いします。
  6. zaf さん   2004-01-04 15:48:24
    VRM8.4って方のVRMと14154のスレッドでのレギュレターとは供給先が違いますので別です。
    カトマイ載せるならAGTLの電圧はそのままで良いのじゃなかったでしたっけ。

    それより、VRM8.4 ってのは供給電力の最大を規定までしているわけじゃない?と思いましたので、そのVRMの定格仕様をよく確かめてからの方が良いのとちゃうかしらん。
  7. いーとん さん   2004-01-04 17:35:33
    > Katmaiが300Mhzで動けば御の字なのですが
    3年前に Intelからダウンロードした VRM8.4 Spec では 8.4-1, 8.4-2, 8.4-4 の3種類が規定されています。
    その中の最小スペックの 8.4-1 でも PentiumIII processor (≧ 2.0V) at 533 MHz となっていますので FSB=66MHz で使う限りは問題にならないと思います。
    ★いまでもダウンロード可能だと思いますので Intelのサイトで探して入手される事をお勧めします。

    ちなみに zafさんが書かれてます様に[14154]のスレッドは Vcore の話では無いので、VRMとは無関係です。
    というか本来は不要な改造(改造しなくても動作するという意味)を行っている報告のスレッドですので必須というわけでは決してありません。
    Katmaiを使った 300MHz 程度の動作でしたらちょっとしたヒートシンクを付けるだけでも十分な効果を得られると思います。
  8. はむはむ さん   2004-01-05 00:58:40
    あぁ、本当に助かりました。鏝を入れるのは緊張しましたが、なんとかコンデンサの交換はできました。FETは怖いのでヒートシンクをつけていますが、長時間動かす勇気がないです。
    とりあえず、完成したので報告します。
  9. CLE さん   2004-01-05 20:15:41
    zafさん、いーとんさんレスありがとうございます。
    とりあえずのところは鏝を使わない方向で行ってみます。
    いずれ練習を積んでから試してはみたいとは思います。
  10. ジャン さん   2004-01-12 23:23:08
    RvII26に河童や鱈を乗せる場合、VRM8.4のコンデンサとCPU基盤のコンデンサは変えたほうがいいのですか?
    あと三端子レギュレータを強化するなら共立エレショップで、三端子レギュレータとFETどちらの内の何を買えはいいのでしょうか?
  11. zaf さん   2004-01-13 10:33:51
    河童を載せるなら、載せる河童に対応したVRMを使えばOKで、対応してれば必然的にコンデンサなどいじらなくてもOKでしょう。河童非対応や電流容量の小さいVRMで無理やり使うのなら、コンデンサ含めて増強は要るのでしょう。
    鱈載せるなら、PL/IP3Tあたりが必須でしょうから、VRMは要らないのでは?
  12. ジャン さん   2004-01-13 22:01:02
    ということは、PL/IP3Tがあれば特にRaなども強化しなくでもいいということですね。
  13. いーとん さん   2004-01-13 22:50:09
    基本的にはそうなります。
    ただ、PL-iP3/T の耐久性に難有りと仰る方も居ます。(その方はコンデンサ交換をしてる様です)

    ★RvII では PL-iP3/T が利用できない個体もありますので注意が必要です。
  14. タビ猫 さん   2004-01-14 18:29:25
    Ra266, RvII26機の場合、FBS 66MHzで使う分には、PL-iP3/Tにしろ、
    VRM8.4にしろフルスペック以下で使うので問題は少ないと思います。

    PL-iP3/T ver1のCPUコア電圧をオシロで見たことがあります。
    リップルが結構大きかったです。
    Celeron 1.2Gで50mV以上はあったようです(@互換機)。
    コア電圧の設定値はリップルの谷のところなのですね。
    ケミコンの残留抵抗が大きいとリップルが大きく、
    CPUコア電圧のマルチメータで計った値が大きくなります。
    (その割にはクロックアップ性能が上がらない)
    PL-iP3/TにはOSコンか、セラコン数マイクロFを追加した方が
    精神的にはいいですね。