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PC-9821RvII26の電圧レギュレータについて
投稿者:タビ猫 さん
2003-10-25 15:21:55
私のところでもPC-9821RvII26のITFの修正ができました。
PL-iP3/TとCeleron 1.2Gでテストしてみておりますが、左手前の3端子レギュレータ
EZ1084CTの発熱がひどく、触れないほどになります。
3cmx2cmくらいのアルミの放熱版をつけましたが、あまり変わりません。
右奥の3端子レギュレータは奥のスロット用と思ってましたが、
配線を追いましたら、基板中央の3個のIC用で、電圧も3.422Vでした。
左前のレギュレ-タが2つのスロットにVtt電圧1.529Vを供給しています。
Pen IIIまではAGTL+規格で1.5V、TualatinコアではAGTL規格となって1.2Vなため
手前のレギュレータの電圧を1.25Vに下げてみました。
3端子レギュレータの手前のピンをグランドに落とせば1.25Vになります。
PenII 266MHz, PenIII 700MHz, Celeron 1.2Gとも問題なく動作するようです。
肝腎の発熱はというと熱電対温度計がありませんのでよく分かりません。
3端子電圧レギュレータの一番奥のピンには5Vがきてますから、
切断して3.3Vにつなぎなおすと発熱を軽減できるとおもいます。
PenIII-SのDual動作の時役立つとおもいます。
はじめ2個のレギュレータとも1.25Vにしましたら、起動しませんでした。
奥のレギュレータの電圧を測っているとき、
テスタのプローブが滑って5V側にショートしてしまいましたが、壊れませんでした。
胸をなでおろしました。
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タビ猫 さん
2003-10-25 21:37:42
早速改造しちゃいました。
左手前のレギュレータの入力電圧を3.3Vにつなぎ替えました。
その上で消費電流を計ってみました。
Celeron 1.2G@792HHz
1.527V 約500mA 1.25V 約400mA
Pen III @462MHz
1.527V 150~430mA 1.25V 100mA~270mA
電流は三和のクランプ型電流計アダプタCL-22ADで計りました。
Pen IIIの場合、パルス状に電流が増加するため変動が大きく測定しにくいです。
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まりも さん
2003-10-26 00:29:39
なるほど、出力1.25V化するだけでも結構電流消費が下がるのですね。
RvIIでは3.3V(3.5V)を取る場所がよくわからなかったのでそのままにしていました。
確かに右奥のICは3.3V生成用なのですがここから取ったのでは本末転倒なので。
タビ猫さんは3.3Vをどこから取られたのでしょうか?
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タビ猫 さん
2003-10-26 11:54:49
まりもさん、見ていただいてありがとうございます。
CUP基板コネクタのB64~B67が3.3Vです。
CPUスロットのVio端子のほうから探しました。
手前の3端子レギュレータの近くに、冷却ファンコネクタのすぐ手前に、
6F1とシルク印刷のあるパスコンに3.3Vがきております。そこからとりました。
今日も起動してみてますが、いまのところは問題ないようです。
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zaf さん
2003-10-31 01:25:11
私もアッチッチになるのでTulatinの常用は避けていたので挑戦してみたいと思います。なれないものなので、まずはデータシート見ながら確認してます。とりあえず電圧下げるのは1番ADJUSTピンをGNDに落とせば良いのですよね。この場合、そのままGNDに落とすだけ良いのでしょうか? 最初足きりしないといけないのかと思ったのですが、Typical Circuitとか見てると要らないように思えて..
次に3.3Vもやってみたいんですが、ATX電源の3.3Vから直にもらうってのはダメなんでしょうか?
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タビ猫 さん
2003-10-31 20:30:49
手前のピンを直接グランドにショートして問題ありません。1.25Vになるだけです。
3端子レギュレータEZ1084CTは1.25Vの基準電圧のレギュレータで、
アジャストピンを0.27Vグランドより持ち上げて1.52Vにしています。
出力電圧は 1.25 + 1.25/150 * 33 となっておりますから、
抵抗をでグランドに落とせば電圧を調節できます。
基板につけたままで3端子レギュレータの足を切ってハンダづけするのは
結構難しいとおもいます。
私は一度3端子レギュレータを外してから配線し直しました。
ATX電源から直接とっても問題無いと思います。
回路的には6F1から取ったのと同じと思いますが。
まりもさんがちょっと述べているのですが、
EZ1084CTは5Aのレギュレータで電流に余裕がありますので、
右奥の3.4Vのレギュレータから取る方法もいいのではないかと思います。
発熱を2つのレギュレータに分散させるわけです。
かりに全体の消費電流を1Aとすると、右奥は1.6W、Dual CPUが0.8A消費すると 左手前は1.8Wの発熱になります。小さい放熱版は必要とおもいます。
電圧の立ち上がるタイミングが気になります。
実用になるかどうかは実験してみないと何とも言えないのですが。
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zaf さん
2003-10-31 21:38:51
タビ猫さんコメントありがとうございます。
ひとまず1.25v化に挑戦してみたいと思います。
#挑戦ってほどの配線では無いぞというご指摘はおいといて(^_^ゞポリポリ
それから3.3V供給化に挑戦予定デス。週末はいじれない場所においてあるのと、来週はちょっと忙しくなりそうですので、結果レポまではしばらく間が空くかもですが、温度測れたら
http://macky.s13.xrea.com/imageclip/joyful.cgiと同じ条件で比べてみたいと思います。
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タビ猫 さん
2003-11-01 13:33:55
3端子レギュレータの足を切断し、3.3Vにつなぎ替えるというのは、やはり
最後の手段と思います。
Dualの場合、発熱は約4Wとわかったのですから、その対策というと、
大きめの放熱版とファンで放熱したほうがいいとおもいます。
ケミコンがじゃまして大きめの放熱版を入れられないのが悩みです。
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Aim さん
2003-11-02 01:15:06
たしか過去に「PentiumII300MHz Dualで無対策のEZ1084が熱で自壊した」という報告もありましたし、ノーマルITF機やRa20とかでも3.3V供給化は負荷軽減&寿命延長にいいかも?
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TRISS さん
2003-11-02 15:30:04
自分も RvII26で、供給電圧の 3.3V化を試してみました。
従来では、ヒートシンクに、ファンを付け冷却してもメモリカウントの段階で、
はっきり熱いと感じましたが、改造後は、ヒートシンクのみでも人肌程度の発熱です。
ちなみに、この CPUボードでは、ヒートシンクとファンを取りつけるために、
すぐ側の大きな電解コンデンサを、CPUボードの裏側に付け替えてあります。(^ ^;;
ゴミ情報ですが、「6F1」は、97年 5月製の CPUボードでは、コンデンサがついていますが、
97年 9月製では、空きパターンになっていました。いくつか種類があるようです。
これだけ効果があるとなると、今回の情報は、RvII26に限らず、
R MATEデスクトップにも有益な情報になりそうですね。(^-^)
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タビ猫 さん
2003-11-03 16:00:24
PenIII-S 1.26G 中古 2個入手しました。(1.4Gは高いです。)
PL-iP3/TにのせてDualProcessorとしてテストしてみています。
室温20℃です。@633MHzでのテストです。
左手前の3端子レギュレータの入力電圧は3.3V、AGTL電圧は1.25Vにしております。
放熱片にアルミのLアングル、1辺1.5cm、長さ2.5cmのものをつけております。
放熱片のネジでとめたあたりに熱電対温度計をくっつけて温度を測定してみました。
Windows2000を起動し、タスクマネージャのみ起動したときとSuperπ実行中の
3端子レギュレータの温度、電流、PL-iP3/Tの5V入力電流をみました。
タスクマネージャのみ 温度 47℃、 電流 700mA(CPU 2個分) 5V入力 1.7A (1CPU)
Superπ 68℃ 750~1300~1500mA 1.7A
クランプ電流計の出力はノイズがおおきくオシロでの観察にはむきません。
オフセットが+-100mA位あります。
Superπ実行中は1300mAが多く観察され、ときに1500mAの値がでました。
ピーク電流はもう少し大きい可能性があります。
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タビ猫 さん
2003-11-03 16:15:25
CPUコア電圧はオールオープンの1.3Vです。
意外に温度が高くなるのに驚きました。
3.3V切り替えと放熱片は必須のようです。
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zaf さん
2003-11-04 19:44:49
とりあえずお手軽な1.25v化だけやってみました。約5℃くらい温度が下がってます。
温度変化のグラフは下記の私設掲示板へ入れておきました。
http://macky.s13.xrea.com/imageclip/joyful.cgi
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zaf さん
2003-11-04 19:46:50
よく見てみるとタビ猫さんとずいぶん温度が違いますね。横向きに風が出るセレロン1.4G用のCPUファン&ヒートシンクの違いで、ここまで変わるもんでしょうか...
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タビ猫 さん
2003-11-04 20:43:53
画像を拝見しましたが、ヒートシンクの大きさが全然違います。
私のは恥ずかしくて写真に出せないような、貧弱な放熱”片”です。
それと、PL-iP3/T付属のヒートシンクはヒダが上下方向なため、
3端子レギュレータにはほとんど風があたりません。
なるほど、セレロン用の横向きのファン&ヒートシンクはいいアイデアと思います。
採用させていただきます。
クランプ電流計アダプタのオフセットが+-100mAと言ったのは大きすぎました。
+-20~30mAくらいでしょう。
互換機で、FBS140MHzで、PenIII-S 1.26G(@1.33GHz)でテストしていましたが、
core電圧1.45VでPL-iP3/Tの5V入力電圧は3.7Aでした。
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zaf さん
2003-11-05 22:24:50
もう一台の RvII+PL-IP3/T+Celelon1.4Gも1.25v化後測ってみました。
ヒートシンクは先のRvIIと同じモノを付けてあります。SuperPI 1670万桁を回したままでも30℃くらいで落ち着いてます。これなら3.3V化しなくても全然平気そう。
昨日買ってきたばかりのCelelon1.4Gだとか。ひょっとしてステッピング違うのか?
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maya さん
2003-11-20 23:04:31
まったく同じ内容でしたので上のを削除させてもらいました。
PL-iP3/Tをつけているときでもレギュレータには相当の負荷がかかるようですね。
AT互換機のマザーもこれが原因で死亡したという風にも考えてしまいました。
#FET張り替えるかな
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タビ猫 さん
2003-11-30 15:55:57
FPGAのPen III 700MHz(@465)と850MHz(@565)をDual Processorにして
3端子レギュレータの温度とAGTL電流を計ってみました。
AGTL電圧は規格外の1.25V のままですが、Windows2000では問題ないようです。
(1.5Vで測定するのが本筋でしたね。)
室温 17℃
タスクマネージャのみ 28℃ 160~170mA(2CPU分)
Superπ 48℃ 380~800~990 mA
前回と比較するため、3端子レギュレータには風を当てないようにした状態です。
ヒートシンクのファンの風が当たるようにしますと、38℃に下がりました。
AGTL電流は変動が大きく、デジタルメータだととても読みにくいです。
一工夫必要でした。多く見かけた数字が800前後、最大が990 とお考え下さい。
ゲタにはMSIのMS6905 Master(VER.2)を使いました。
CPUピン(ソケット)のN33とゲタ上のJP3-3を結び、ジャンパーピンは
1-2にするか、外します。(J3 の1-2は内部でショートされてます。)
VRMはヤフオクで入手したFuji Electricのものを使いました。
Cバスカゴを外さないと入らないヤツです。
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タビ猫 さん
2003-11-30 16:31:21
AGTL 1.54Vにして測定してみました。
タスクマネージャのみ 29℃ 220mA
Superπ 53℃ 370~1000~1250mA
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タビ猫 さん
2003-12-08 19:07:00
P2B-LSを持っておりまして、以下のようなホームページがあったものですから
RvII26も気になって調べてみました。
http://www3.airnet.ne.jp/mustang/photo/SAKUSHA/P2B-LS/p2b-ls.htmlRvII26のVtt周り(Slot1 の A1,A3,B5,B9)を見ましたが、パスコンが十分ついており、
追加は必要ないようです。
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タビ猫 さん
2003-12-16 13:22:22
Super PIを複数立ち上げてCPU利用率を100%にする方法を知りませんでした。
別々のディレクトリから立ち上げればいいのですね。(恥
温度が5~10℃さらにあがります。
Dual CPUなさる方は、3端子レギュレタのヒートシンクを大きなものにしたり、
ファンをつけたり徹底的に放熱にこだわってください。