ちょっと過去ログが崩れている様ですが....
http://www.cham-reo.com/logsearch/archive/stage_3/maniax/sled08756.html下の物が過去ログの頭に付くべき元記事です。
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表題:128MB SIMM の自作等。
此処の所の活動(爆)の結果以下の部品が集まりました。
1.64MBx2 FP P付き SIMM。(KM44C16100BS-6、メモリーチップが1個破損している不良品)
2.64MBx2 FP P無し SIMM。(KM44C16100AS-6)
3.64MB EDO ECC無し SIMM。(KM44C16104AK-6)
4.128MB EDO ECC DIMM (3.3V)。(KM44V16104AK-6)
どれも PC-98 では使用できない物ばかりなので、全て実験台になってもらいました(笑
(動作チェックは全て Ra20/N30 にて行いました)
FP P付き SIMM 修理編)
まず初めに1.の修理を行う為にメモリーチップだけの入手を試みましたが...玉砕。
ならば FP のチップの代わりに EDO が使用できるのではないかと言う事でデータシート
により比較してみた所、16100 と 16104 はピンコンパチでそのまま使用出来そうです。
と言う事で1.の SIMM に3.から剥がしたチップを張り付けてみた所動作しました。
☆FP SIMM と EDO SIMM を1枚ずつ使用しても動作する事から、この修理方法が可能
で有ろうとは以前から考えていました。
P付き 128MB SIMM 自作編)
次に、1.の SIMM は裏面にも張り付ける為のパターンが有る為 128MB SIMM に出来そう
なので2.の SIMM からチップを移植し、パリティ用のチップは3.の SIMM から剥がし
て移植し追加配線(パリティ用の配線)を行った所此方も旨く動作しました。
☆1.の SIMM のチップ構成は 片面64Mbitx8+16Mbitx4 でしたが、裏面のチップ構成を
64Mbitx9 としましたが問題なく認識されています。
この様な構成にした理由は 16Mbit(2MBx1bit出力)のチップが入手できないからでした。
表面に使用されている 16Mbitチップは KM41C16000CK-6 です。
☆64Mbitx9 の構成方法は ME5 を参考にしています。
3.3Vチップによる EDO ECC 64MB SIMM 自作編)
2.の SIMM からチップを全て剥がしてしまった事により SIMM基板 が2枚余りましたの
で、4.の DIMM からチップを移植し、電源電圧差を吸収する為の策としてダイオードを
直列に3本入れ降圧させる事にします。
内層パターンへの接続はスルーホールを抜いてしまう事により切断させると言う改造を加
えた上で電源ラインを配線しました所、此方も動作しました。
☆ KM44V16104AK-6 の規格をオーバーする使い方なので耐久性は不明(爆
☆ダイオードを3本通した結果の電圧が 3.1V の為、定格クロックの 66MHz 以上では旨く
動作しませんでしたが、ダイオードを2本とすると 78MHz でも動作しています。
考察)
440FX 限定になるかも知れませんが、
A.EDO のチップを FP の代わりに使用する事が出来る。
B.2BANK SIMM の構成は、BANK1 と BANK2 で同じでなくても動作する。
C.3.3V チップ使用の SIMM はオーバークロック対策が出来る(かも知れない)。
☆別に持っている 3.3V チップ使用の SIMM は 104MHz でも動作しました。
D.メモリーといえどもやっぱりただの電子部品でした(爆
これらは電子工作が出来ない人には余り有用では無い情報ですが、こんな感じです(笑
まあ、何かの参考になれば幸いです。(長文失礼しました m(_ _)m
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