SOUND BLASTER EnsoniqというPCIのサウンドカードをPC-9821で使う方法がわかったので書いておきます。ちなみに秋葉で新品を2600円で購入しました。

まず、例によってゲームポートが干渉するので、ネジを片方外してからスロットに取り付けます。
Windowsの起動途中でドライバを要求されるので、付属のCD-ROMからドライバを入れます。
ドライバの組み込みが完了するとWindowsが起動しますから、すぐにデバイスマネージャを開いて「Creative Ensoniq AudioPCI Legacy Device」というDOS窓用のドライバを「使用不可」にします。これを忘れると内蔵時計が狂い、Windowsが再起動できなくなってしまいます。
次にWINDOWSSNDSCAPE.INIというファイルを開き、下の方にある

SynthFile=C:WINDOWSSYSTEMdefault.ecw

という行を

SynthFile=A:WINDOWSSYSTEMeapci8m.ecw

のように修正します。WindowsがC:ドライブにインストールされている場合は修正する必要はないかもしれませんが、念のため確認してください。
さらにWINDOWSSYSTEMフォルダにEAPCI8M.ECWというファイルがちゃんとコピーされているか確認して、入っていなかったら、サウンドカードに付属のCD-ROMからコピーします。

これでSOUND BLASTER EnsoniqがPC-9821で使えるようになります。

今回はV166/S7Dで実験しました。内蔵のYMF701だとFinal Realityのスコアが3.02なのが、Ensoniqだと3.28になります。それだけシステムに対する負荷が小さいということなのでしょう。