始めに苦言ですが、タイトルは内容が判るように書きましょう。将来、スムーズな過去ログ検索の障害になります。
さて、Permedia2ですか。好きだったチップだけに、懐かしいですねぇ。
これは3D LabsとTexasInstrumentsのコンシューマ向け共同開発製品第二弾で、前作Permediaで別チップだったGLINT Delta(トライアングルセットアップエンジン)を1チップに統合、更に改良を加えた物です。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970527/ti.htmバリエーションとしては、最初のPermedia2、その後シュリンクしてACPIに対応したPermedia2v、更にこれを高クロック化したPermedia2aがあります。
登場は97年末。NVIDIA RIVA128によって2D/3D兼用チップに革命がもたらされた時期で、直接のライバルは、そのRIVA128とATI RAGE PRO(当時の名称は3D RAGE PRO)でした。
業務用3Dチップを手掛ける3D Labsの設計だけあり、OpenGLでは当時高い実力を発揮しました。が、DirectDrawやDirect3Dなどのコンシューマ用途では今一つ(速度と共に表現力にも問題があった)。結局、程々の成功を収めるに止まりました。
#表現力の問題は、ドライバ開発の優秀さで知られるアイ・オー・データ機器が、後に独自ドライバで解決。世間をアッと驚かせました。
サポートファンクション数や得意分野が違うので、直接速度比較は出来ませんが、世代的には3・4世代前になると思います。
速度は…まあDirectXや高解像度を使わなければ必要十分かと(画質も悪くないですし)。
でも、無理に手に入れる物でもないですね。