[2763]  PIIIの種類
投稿者:はっと さん   2000-02-09 01:23:14
よろしくお願いいたします。
CPUを購入しようと思っているのですが、カッパーマインとカトマイがあるといわれたのですが、PIII-750はどちらなのでしょうか?また、どこがどのように違うのでしょうか?2ndキャッシュが前者はフルスピード、後者がハーフスピード?
  1. XGP15A2 さん   2000-02-09 02:22:38
    カトマイは600MHz版までしかありません。ただし、カトマイ600MHzでもFSBが100MHzの物と133MHzの物の2種類あります。(後者は600BMHzと呼ばれる) つまり、650MHz以上のPentium3ならすべてカッパーマインです。

    L2キャッシュに関しての認識はそれでOKです。カトマイとカッパーマインの違いについては、L2キャッシュが量こそ減ったものの性能が大幅に向上した点、製造上の技術革新により低消費電力かつ高い動作クロックの製品が製造できるようになったことなどです。
  2. とつきかんな さん   2000-02-09 02:36:11
     軽く補足をしますと……。
     Coppermine(カッパーマイン)は周波数が500MHz以上のものとなり、Katmai(カトマイ)と同一の周波数の場合、周波数の後にEという文字が付きます。たとえば600MHzのCoppermineの場合、FSB100MHzの600EとFSB133MHzの600EBがあります。
     600MHzより周波数の大きいKatmaiは存在しませんので、600MHzより周波数の大きいCoppermineにはEの文字は付きません。
  3. Ζ(ゼータ)@AT互換機掲示板管理人 さん   2000-02-09 16:09:36
    >2ndキャッシュが前者はフルスピード、後者がハーフスピード?

    L2キャッシュに関しては基本的にその押え方で構いませんが、512/2 ( ハーフスピード )と 256/1 ( フルスピード ) で、L2性能に大差はできないのではないのか?とお考えになられるかもしれませんが、性能強化はなされております。

    Katmaiでは今までL2とcpuコアとの接続は64bitで、例えば、500MHzでは 64/8*500/2 = 2.0GB/s のL2バンド幅でした。
    ところが、CoppermineからはL2内蔵となり、外部L2の様な制約がなくなり、256bitで接続する事が可能となりました。今までは64bitずつ4回に分けて転送されていたデータも、256bit一回で送る事が可能となりました。ただ、この転送には2クロックかかるので、実質、Coppermine500MHzのL2バンド幅は 256/8*500/2 の 8.0GB/sとなります。

    内蔵によるレイテンシの低減も加味するとL2性能は2倍以上になっていると思われます。

    コア部に関しては0.18μプロセスの採用により、クロックの限界値が上がっていると思われます。Katmaiでは0.25プロセスの改良版である0.22μプロセスが使われていたものと思われるので、プロセスによるクロック限界値の向上もあります。

    L2の性能差が、ダイレクトに響くベンチマークなどではCoppermineがKatmaiよりも30%ほど上回る事があります。

    逆にL2の容量がものを言うベンチマークなどでは若干ですがKatmaiが良い値を示す事があります。
  4. はっと さん   2000-02-09 18:20:45
    ありがとうございました。PIII-750を購入しました。マザーボードも買ってしまいました。