SyncMasterシリーズを使ったことがないので、固有問題に対してのアドバイスは出来ないかもしれませんが…。
おそらくモニタ調整の問題だと思うので、CRT共通の色あわせ法をご紹介します(LCDでは使えません)。
まずは下準備。
調整をする30分くらい前からモニタの電源を入れて放っておきます。温度によってビーム特性が変化するので、それを防ぐためのウォーミングアップです。
ペイントなどで二種類の調整用画像を作ります。カッコ内は、RGBの値を示します。
白地(255,255,255)のキャンバスに、黒線(0,0,0)で大雑把に同じ大きさの四角を上下に作ります。上の四角は(5,5,5)、下の四角は(10,10,10)で、それぞれ塗りつぶします。残った白は、黒(0,0,0)で全て塗りつぶします。
もう一枚も同様です。黒地(0,0,0)のキャンバスに、白線(255,255,255)で同じくらいの四角を上下に作ります。上の四角は(250,250,250)、下の四角は(245,245,245)で、それぞれ塗りつぶします。残った黒は、白(255,255,255)で全て塗りつぶします。
最後に、メーカーWebサイトからドライバを落として適用してください。解像度一覧情報と共に、カラープロファイルが組み込まれます。
http://www.samsungelectronics.com/monitor/support/downloads/index.htmlでは、実際の調整に入ります。
ビデオカードの色調整は初期値に戻してください。モニタは、ブライトネスを最低、コントラストを最高、”色温度を5000K”に設定します。表示領域のサイズを調整をしていた場合には、これも元に戻します(初期値が判らなければ、管端から1cm弱の位置までに調整)。
黒の調整画像を、画面いっぱいに表示させます。黒の四角が二つありますが、上側の四角が見えずかつ下側の四角がかろうじて見えるようにモニタのブライトネスを調整します。”コントラストはいじってはいけません”。
次に、白の調整画像を、画面いっぱいに表示させます。白の四角が二つありますが、この両方が見えていればOKです。白が飛んでしまっている場合は、コントラストを下げて上の四角がかろうじて見える程度にします。”ブライトネスはいじってはいけません”。
以上で明るさの調整は終わりです。残るは色温度の調整(モニタ白を基準の白に近づける作業)ですが、ここまでの調整でもかなりの色再現性を得られるので、必須ではありません。
一応説明しておきますと、5000Kの照明(N-DEL演色AAA蛍光管)に照らされた純白の反射材と同じになるように調整します。…普通は判らないですよね(笑
具体的に言えば、昼白色蛍光管に照らされたエプソンのフォト・プリント紙2(スーパーファイン用紙に非ず)と同じ白が出るように調整します。
面倒くさいなら、色温度を6500Kに設定してください(大抵プリセットであります)。これで、青くも赤くもない白が得られると思います。
以前の色が出るかどうかは保証できませんが、少なくとも最低限の色再現性は保証します。残りは、アンドレさん御自身が納得出来る微調整を行ってください。