皆さんこんにちは。Driscollです。
PL-Renaissance/370SとCyrixIIIの組み合わせでの動作報告です。
あまり皆さんの役にたたなそうな報告ですが(笑)。
簡易ファイルサーバを建てようと思い、発熱が少なくファンレスでも大丈夫だと言われているCyrixIII 500MHzと、マザーボードに必要な構成パーツの少なさ、パソコンを設置する場所などを考慮してPL-Renaissance/370S(SIS630E搭載)を選択しました。他のパーツは余っていたものの組み合わせで、PC-133 256MBのメモリ、3.2GBのカンタムのハードディスク(型番失念)+DTLA3050302台にPC-9821Xa7に付いていたソニー製4倍速CD-ROMドライブです。
しかし、組み立ててみると極端に不安定で、BIOS画面までたどり着ければまだいい方で、BIOS画面メモリカウント寸前で止まったり、起動すらしないことが多々ありました。
一応、PL-Renaissance/370SではCyrixIIIは動作対象には入っていませんが、BIOS画面上では「CyrixIII 500MHz (100 x 5)」と表示されたのでこの段階では原因は他にあると思っていました。
しかし、メモリ、ハードディスクドライブ、キーボード・マウスに電源と、マザーボードとCPU以外の全てのパーツを変えたりはずしたりして試してみても一向に安定せず、電源に至ってはATX電源の他にAT電源まで引っぱり出して試してみましたが全然駄目でした。
これはBIOSが原因なのかとも思い、ロンテックやPowerLeapのWebを確認してもBIOSはおろか関連ドライバさえも掲載されておらず、誰か同じ症状が発生した人がいないかとも思い検索エンジンで検索してみましたが、出てくるのはPL-Renaissance/370Sを珍しがったページ(ニュースサイト)ばかりで実際に動作させているページは皆無(あっても軽くふれるだけ)で、八方塞がりな状態に陥りました。
私は486の頃からのアンチインテルなのですが、最終手段としてPPGA Celeron 433MHzを購入、装着してみると、今までの不安定さが全くの嘘のように起動するではありませんか。
おかげで、今までのAMDオンリーな私の歴史は昨日をもって幕を閉じてしまいました。
最初はファンレスを考えていたため小型のヒートシンクしか付けていませんでしたが、Celeron433には薄型のチップクーラーを貼り付けました。現在売られている大きめのクーラーはCPU周りのレギュレータに干渉してしまうため取り付けは無理でした。
現在は極めて安定して動作しております。
VIAがキライになりそうな出来事でした。
(AthlonマシンはVIAのチップセット搭載のマザーボードを使用していますが)
PL-Renaissance/370S:
http://www.lontec.co.jp/PL-pro/renai370s.html