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ソフトウェアRAID0の効果について  投稿者:KOU  投稿日:1999年09月26日(日) 12時15分22秒 

前々から聞きたいなと思っていたのですが、IDEでソフトウェアRAID0を
組んだ場合はどの辺が、速度が向上したと感じられるのでしょうか?。

HDBENCH等で見ると大抵の方は2台で35MB/秒位を出しているようですが、

(1).OS立ち上げ時間はRAIDカードのOS起動時チェック時間も含めたトータル
時間で考えた場合に、単体より速くなるのでしょうか?。
(4.5G SCSI単体で「Win98を起動します」から壁紙出現までは途中のSCSI
チェックx2待ち[20秒]を含めて約45秒位です。)

(2).HDBENCHで100MBx2で同時測定を行った場合の速度は?。
常時スワップが発生しているときの速度シミュレーションになります。
ソフトウェアRAIDはこの手の処理を苦手としていると聞いています。

(3).単体のドライブでファイルコピーを行っているときのCPU占有率は?。
カーネルTOYに含まれるWinTopを使って計測してくれると助かります。
HDBENCHではVCACHEを含めたトータル負荷が調べられないのでペケ。
(SCSI単体で平均20%位の負荷、HDBENCHの測定時では0.5%位の負荷)

(4).RAID0で設定したドライブをスワップ及びテンポラリドライブに設定し、
常時スワップ が発生するような環境でまともに仕事が出来るかどうか?。
(例えばメモリ64Mでグラフィック編集を行う場合等)

adaptecのハードウェアRAIDカードは一時期所有していたのですが、結局
使う前に処分してしまったので、未だRAID環境を構築したことがありません。

実際多くの方がIDE RAIDを導入してみたいと考えていると思われるので、
既に経験している方は、どこら辺に導入したときにメリットが出るのか
教えていただければ幸いです。

  1. re: よねよね さん 投稿日:1999年09月26日(日) 13時53分14秒
    その前に、製品名は書かれていませんが、「RAIDカードのソフトウェア RAID」という時点で何か勘違いされているのでは???
    こちらでも良く出てくる FastTRAKは H/W RAIDカードですが?(確かにソフト RAIDのカードもあるようですが)

    うちの FastTRAK(H/W RAIDカード)ですので、ご質問の答えにならない&私は大きな勘違いを犯しているかも知れませんが、まあ、使用感ということで...(^^ゞ

    >(1)
    RAIDカードの BIOSが出てきますが、これが SCSI I/Fのデバイスチェックと同じくらいかかりですので、内蔵 IDE I/Fのみの状態よりも、Windowsの起動は遅くなると思います。

    >(2)
    両方の HDBENCHの R/W共に 3MB/s前後でした。(FastTRAK+IBM DJNA370910×2)

    >(4)
    現在、裏で上記 HDBENCHを走らせていますが、DISKアクセス以外は特に遅くなりません。

    ところで、IDEでは同時にマスタとスレーブにアクセスできないんですよね?
    現在は HDはプライマリとセカンダリのマスタに繋げていますが、HDをさらに増やして、マスタとスレーブに繋げるようになると、あまりストライピングのメリットが無くなってしまいますね。

  2.  
  3. re: Ζ(ゼータ) さん 投稿日:1999年09月26日(日) 14時37分42秒
    うーむ、ハッキリしないのですが、FastTrackって純粋なハードウェアRAIDでしたでしょうか?あれは基本的な部分はハードで後はソフトであった様な記憶がございます。その為、かなりのCPU占有率を誇っていたような気がします。ですから、CPUパワーが弱ければ劇的に体感速度が速くなることあまり無かった様な気がします。

  4.  
  5. re: amg さん 投稿日:1999年09月26日(日) 16時45分47秒
    FastTrackってH/WアシストRAIDだか何だかという、MyrexのBT-950R系やIOIの9200UWR系SCSIボードと同じ、RAIDコントロ−ラーを載せていない、起動ドライブとして利用可能なソフトウェアRAIDボードですね。
    ただ、ソフトウェアRAIDと言っても、CPUパワーさえあれば単体HDDと違いそこそこの転送速度を維持しますので多少は有効かなとは思います(この辺のことは、某はかせのページでよく話題に上がってました(RAID0の優位性について))。故障発生率は当然アップしますが・・・。
    FastTrackは持ってませんのであまり役立たないと思いますが、BT-950R+DDRS34560UW(LVD)*3での使用感です。
    (1)・・・SpinUP、IDCheck、RAIDCheckと3度スキャンする為起動は遅いです。
    (2)・・・3.5MB/S、単測定では22〜23MB/Sでこのボードのほぼ限界値です。
    (3)・・・PII450(300)で15%〜20%位です。HDBENCHではノートンで見る限り0%に近い値です。
    (4)・・・DISKアクセスが遅くなるのは確実ですから、FastTrackとHDD2台買う予算でメモリ増設する方がいいと思います(Xv用EMH-E128MK限定1ヶまたまた買えなかった・・・)。


  6.  
  7. re: KOU さん 投稿日:1999年09月26日(日) 21時33分44秒
    情報ありがとうございます。

    よねよねさんが疑問に思っていることですが、Ζ(ゼータ)さんやamgさんが
    指摘している通りFastTrackはソフトウェアRAIDカードです。
    というか現行品で実売3万以下の新品ハードウェアRAIDカードの存在は確認
    できませんでした。

    後、私が調べた限りではIDE RAIDカード1枚ではハードディスク2台まで有効で、
    それ以上は意味が無いはずです。
    IDE RAIDカードを複数挿すか、多チャンネルのSCSI RAIDカードを挿して、NT4.0か
    EZ-SCSI Pro4.5で更にストライピングを行い、更に加速させる方法は有るようです。
    (意味が有るかは別として)

    取り敢えず、今解っている事から判断すると

    ・ストライピングを行ってもOSの起動は速くならない。
    IDE RAIDでのBOOT時、OSが立ち上がる前でもHDBENCH等で測定した速度が出るのか?。
    出てなかったら、IDE RAIDカードの存在自体が無意味な気が・・・。

    ・ソフトウェアRAIDのストライピングでは単一ドライブへのアクセスが極端に弱い。
    2台を1台として使うよりも、2台に上手くアクセスを分散させたほうが効率的?。
    (ASUSのDA-2x00系やAdaptecのAAA系等のハードウェアストライピングは別格)

    ・ファイルコピーならIDE&SCSIストライピングもCPU負荷は対して変わらない。
    ハードウェアRAIDカードもコントローラに486クラスが使われており、その位で
    処理できるレベルなら、CPU負荷も増大しないのかも。

    ・ストライピングしたドライブでも、メモリオーバで常時スワップが発生する環境
    ではやっぱり重い?。

    内容を調べていくと、本当にIDE RAIDカードによるストライピングに意味が有るか
    疑問が残ります。もしかして効果が有るのはベンチマーク(特にHDBENCH)だけ?。
    基板のチップ実装は異なりますが、もしかしてFastTrack66とATA-66ボードの実質的
    な大きな違いってBIOSだけなのでしょうか?。

  8.  
  9. re: よねよね さん 投稿日:1999年09月26日(日) 21時49分13秒
    >よねよねさんが疑問に思っていることですが、Ζ(ゼータ)さんや
    >amgさんが指摘している通りFastTrackはソフトウェアRAIDカードです。

    なるほど、
    >私は大きな勘違いを犯している
    だったのですね。すみません。(^^;;;

    ストライピングをするメリットは、主にランダムアクセス時のシーク時間と回転待ち時間の短縮ですが、DISKを2台に分散するため、そこら辺のメリットはあると自分では思っています。(言い訳?(^^;)

    CPU負荷は(4)でも書いたように、個人ユースでは気になりませんが、後はコマンドオーバーヘッドはどうなんでしょうね?

  10.  
  11. re: Murata さん 投稿日:1999年09月26日(日) 21時50分15秒
    最後の話、FastTrackとATA/33コントローラについてはあてはまるようです。66の場合もたぶん同じでしょうね。
    http://hp.vector.co.jp/authors/VA005747/celeron/kenkai.htm

  12.  
  13. re: KOU さん 投稿日:1999年09月26日(日) 22時30分47秒
    Celeron World Aに載っていたとは・・・。
    しかし、よねよねさん以外みんなで誤植だったりして・・・。(FastTrak→FastTrack)


  14.  
  15. re: S.K さん 投稿日:1999年09月26日(日) 23時57分41秒
    最後の話のATA66とFastTrackは以前のATA33とFastTrackとは
     違うようです。(見た目は同じ様でも)
     いたずら好きの知り合いが実験してました。
     BIOSだけの問題ではなさそうですよ。

  16.  
  17. re: amg さん 投稿日:1999年09月27日(月) 00時40分33秒
    弁護するわけではないのですが、多少間違った取られ方しているようなので補足しておきます。

    >ストライピングを行ってもOSの起動は速くならない。
    よねよねさんや僕も書いてるように、ストライピングの効果で短縮した起動時間以上の時間をBIOS処理などで喰ってしまう為に結果的に遅くなるわけで、ストライピングの効果がないのではありません。

    >ソフトウェアRAIDのストライピングでは単一ドライブへのアクセスが極端に弱い。
    ハードウェアRAIDボードは大量のキャッシュメモリを載せてますから単純に比べるのは酷ですね。ADAPTECのはRAID処理用のバッファらしいですが。

    >IDE RAIDカードによるストライピングに意味が有るか疑問が残ります。
    某はかせページは引用、転載禁止だから詳しく書けないけど(731、862話)、HDD全域における転送レートの維持など、HDBENCHでの計測結果からだけでは分からない効果があるとおもいます。自己満足の面も高いですが。

    あと、
    >特にHDBENCH
    って、これVIDEO重視のベンチなので、これ目的でストライピングしますかね? 費用対効果の面で合わない気がしますが。

    >ストライピングしたドライブでも、メモリオーバで常時スワップが発生する環境 ではやっぱり重い?。
    この辺は個人差あると思いますが、HDDとMemoryのアクセス時間の違いを考えてみてくださいI/Fの転送レート上限も考えれば、いくらストライピングしてもこの差を埋めることは無理、I/F、PCIバスの上限無視したとしてもシリコンディスクやメモリディスクでも使わない限り無理です。また、常時スワップの環境ではOSが不安定になり易い点も考慮しないといけないと思います。

    >FastTrak→FastTrack
    うっ・・・しまった。

  18.  
  19. re: はにゃ さん 投稿日:1999年09月27日(月) 19時18分48秒
    HARDWARE RAID と SOFTWARE RAID の見分け方ですが、おおざっぱに言うと、外付けの箱になっているなどして、複数のドライブでストライプセットを組んだとき、インターフェースに単体の HDD としてみせるのが HardwareRAID で、複数のドライブとして見えるのが SoftwareRAID と考えるといいかと思います。

    無論、例外もあるかと思いますが、その際は指摘してくださいな。

  20.  
  21. re: amg さん 投稿日:1999年09月27日(月) 19時54分09秒
    ↑その分け方では例外だらけになりますね。

  22.  
  23. re: KOU さん 投稿日:1999年09月28日(火) 00時04分53秒
    >amgさん
    えーと。私の知りたいのは安価なソフトウェアRAIDカードで投資しただけのメリットを
    得られるかなんですが、そこら辺は如何でしょうか?。
    ストライピング云々の指摘内容は一応理解しているつもりなので大丈夫だと思います。

    よねよねさん以外は回答が得られないのを考えると、やはりあまりメリットが無いのかな
    と感じてます。他のホームページを見てきてもハードディスクの速度が上がって読書きが
    キビキビしているとか書いてあるんですが、今のハードディスクは単体でも十分速い
    ですし、やはりRAID自体趣味の世界なんですかね。

  24.  
  25. re: はにゃ さん 投稿日:1999年09月28日(火) 01時12分22秒
    □amg さん
    う〜ん、例外だらけになってしまいますか。>RAID の分け方
    なかったことにしてください。

    □KOU さん
    >えーと。私の知りたいのは安価なソフトウェアRAIDカードで投資しただけのメリットを
    >得られるかなんですが、そこら辺は如何でしょうか?。
    そのメリットをどう見積もるかによって違うと思います。
    例えば、冗長性は要らないから、大容量のドライブが欲しいと考えたときに、同容量の HDD で RAID 0 を組めば、それを認識できる OS からは見た目大きいドライブが存在するように扱えある程度の速度向上とともに、大容量のドライブが得られたり、RAID 1 を組んで、容量は小さいが、冗長性を抜群にし、仮に片方のドライブが御亡くなりになってもデータは失われない等ということも出来るでしょう。
    結局は、これらにどの様な価値を見出せるかによっていると思います。
    #あと、自己満足というのもあるきがしますね。

  26.  
  27. re: よねよね さん 投稿日:1999年09月28日(火) 14時10分03秒
    上にも書きましたが、ストライピングをする最大のメリットは、シーク時間と回転待ち時間を複数の DISKに分散させることだと思います。(特にファイルサーバのように、同時にランダムアクセスの要求が来る場合)

    ですから、ソフト RAIDとはいえ、ストライピング本来のメリットはそれなりに得られると思うのですが。(CPU負荷も大して増大していませんし)

    ただ、皆さん書かれているように、最近の HDは回転の高速化や大量のキャッシュを積んでいるために、そういうメリットは薄れてきているでしょうね。実際、WinPC誌のベンチマークによると、Adaptecの H/W RAIDコントローラは、コントローラ上のキャッシュのために HD上のキャッシュをオフにしている関係からか、単体のドライブよりも遅くなることもあるようです。

    # やはり、個人ユースなどで、ファイルサーバを立てるわけではない場合は自己満足が大きいんでしょうね。

    # あと、パリティ計算をする RAID 5でなければ、H/W RAIDコントローラのソフト RAIDコントローラに対するアドバンテージはあまり無いとも思います。

  28.  

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