OLD Sled | INDEX | INDEX(1) | NEW Sled

fdisk /mbrについて  投稿者:かば  投稿日:1999年08月18日(水) 20時29分16秒 

これは98フォーマットのHDをAT機に転用するためのコマンドですが,ここや他の掲示板にしばしば登場する話題です。
私もよくコメントをつけるのですが,気になることがあって改めていろいろ調べてみました。その結果,いくつかの新しい発見,疑問の解決を見ましたので,報告いたします。もし周知の事実でしたらごめんなさい。

(1)これをやらなくても,通常どおりfdiskで領域確保すれば,データドライブとして使える。ただし起動ドライブとしては使えない。また他のAT機に接続し直したときは,領域確保もやり直さなければならない(らしい...テスト不十分)。
(2)このコマンドは,そのときのもっとも優先順位の高いHD(通常はプライマリマスターのIDE)に対して実行される。従ってSCSI-HDに対して適用するには,IDE-HDをはずす必要がある(テストしていないが,SCSI優先の設定ができるマザーボードではIDEをはずさなくてもよいと思われる)。
(3)ATフォーマットのHDDは通常,98に接続したとき98のWin95/98環境では中のデータをそのまま読み書きできるが,そのためには正しく「fdisk /mbr」をしておく必要がある。とくに外付けSCSI-HDの場合は,実行したつもりであっても上の(2)の理由で有効になっていない場合があるので要注意。fdisk /mbrされていないATフォーマットのHDを98のWin95/98環境に接続すると,たまたま読める場合もあるが,多くの場合は以前の98環境でのパーティション情報(の残骸)のために,「領域を認識しない」「使えないドライブが表示される」などのトラブルが発生することになる。

いかがでしょうか。心当たりのある方は,いらっしゃいませんか?

  1. re: かば さん 投稿日:1999年08月19日(木) 10時27分57秒
    上の(3)について補足があります。
    正しく「fdisk /mbr」をしておいても、これを再度98のWin95/98環境に接続したとき、読めないドライブが余分に表示されるなどの場合があることを確認しました。
    どうも「fdisk /mbr」だけでは、完全には98での管理情報が消去されないようです。ただしAT機だけで使っている分には問題なさそうです。

    故ICMのSCSIボードに付属していたユーティリティの中には、中のデータを保ったまま98の管理情報を完全に消すツールとか、98情報を残さない完全なATフォーマットを実現するHD初期化プログラム(いわゆるローレベルフォーマットとは違うようです)とかいうものがあります。
    これらを使うと上のような問題は起こらなくなります。ただしこれは、IDE-HDに対して有効かどうかは調べていません。

  2.  
  3. re: おっちゃん さん 投稿日:1999年08月21日(土) 04時02分42秒
    私個人の経験からお答えすると、こんな感じです。
    >98フォーマットのHDをAT機に転用するためのコマンド
    実際には、何かの原因で、IPL領域のデータが壊れて、起動不能になった場合に、データを修復するためのコマンドなんですけどね。
    ここのデータ量が、98では起動ドライブ選択メニューなどが有るためにA/T互換機の場合より多いので、A/T互換機でFDISK/MBRしても上書きされない部分がごみとして残って、98に戻したときに悪さをすることが有るみたいです。(実際には起動できないのに、メニューだけ表示されたりとか)
    (1)
    >これをやらなくても,通常どおりfdiskで領域確保すれば,データドライブとして使える。ただし起動ドライブとしては使えない。
    その通りです。
    >また他のAT機に接続し直したときは,領域確保もやり直さなければならない
    A/T互換機どうしなら、IDEはM/Bが変わっても大丈夫。
    SCSIでは、M/Bではなく、SCSIカードが変わると読めなくなるものが結構有る。
    (2)
    FDISKはDOSコマンドなので、IDEのHDDを物理的にはずさなくても、BIOSのスタンダードセットアップのところでNONEにしておく、もしくはIDEインターフェイスをディセイブルにすれば、DOSではIDEのHDDは認識されない為、SCSIの第一ドライブにFDISK/MBRが通る。
    また、SCSIを第一起動ドライブに設定してあると、FDから起動できないことが、多々有る。
    それから上の応用で、IDEのHDDが複数ある場合に、上位のドライブをNONEにしておけば、下位のドライブをFDISKでアクティブにしたり、FDISK/MBRしたりできる。
    (3)
    かばさんもおっしゃってますが、やはりFDISK/MBRでA/T互換機に転用したHDDを、そのまま98で読ませる場合、不具合が発生することが有るようですね。
    98から転用する場合、SCSIのHDDの場合、A/T互換機用のSCSIカードは、たいていローレベルフォーマットできるから良いとして。
    IDEの場合は、HDDのメーカーのサイトから、データの全消去、もしくはローレベルフォーマットのできるユーティリティをダウンロードして使用した方が良いと思います。
    (たいていは、EzDriveかDiskManagerの各メーカー専用版)

    ICMのユーティリティに関しては、初耳でした。

  4.  

OLD Sled | INDEX | INDEX(1) | NEW Sled

NamaLog Viewer SuperLite Ver-0.0.2β1 by K.O.T.B.GRIFFON / GRIFFON Works Software