普段はROMしているTATIと申します。
さて、もう知っている方もおられると思いますが、
VooDooシリーズで知られるグラフィックチップベンダー、
米3Dfx Interactive社は現地時間12月15日付にて、
会社を精算する方針を発表したそうです。
3Dfxの資産はnVIDIAが引き継ぐようで、
サポートはしばらく大丈夫そうですが、
今後、動向如何によっては早期にVooDooシリーズは市場から
消失する恐れの可能性もあります。
また、コンシューマ向けグラフィックチップベンダーの一角が崩れたおかげで、
nVIDIAの市場支配力がいよいよ強くなってきそうな気配です。
現在nVIDIA、ATIを二大勢力に、Matroxが中堅それに続き、
あとは3DlabsやS3残党を吸収したViA、
最近ようやくまともになってきた(?)
Videologic&ST Microelectronics連合などが
低位で混戦模様と言ったところでしょうか。
OpenGLの処理だけなら3DLabsも有力ですが、
いまいちコンシューマの主戦場にむているとは思えません。
ViAは主に統合型チップに技術を傾けてるので、
こちらもグラフィックボード市場からは脱落しつつあります。
となると、残るはVideologic連合に期待するしかないですか。
昔はもっとベンダーがあったのだけど、
今はもうこれだけしか残ってないんですね。
あとは統合型を目指すintelやSiS等がありますが、
統合化はマザボ自体(特にメモリ周り)を高速化させないと、
グラフィック処理でボトルネックが常に生じることになりかねないです。
なんにせよ、これ以上の寡占化は性能向上と低価格化への
競争原理を阻害しかねないので、なるべく起こらないように祈りたいです。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20001216/3dfx.htm