お久しぶりです。FN23C改(K6-2 400,MCUK-S1,Win95)ユーザーのアオカビです。
FN23Cには、いはゆる8ギガバイトの壁が存在しますが、IBM DTTA531680ドライブとIBM Disk Manager by OnTrackソフトウェアで8ギガ越えができました。
(
http://www.storage.ibm.com/)下に有用なドキュメントとともにDiskManagerがあります。ドキュメントは英語ですが、情報沢山でわかりやすく書いてあるので、マシンのBIOSが原因でHDDの全容量が認識できない向きは、機会のある人は暇を見つけてやってみてはどうでしょうか。提供側のIBMもOnTrackも、必ずうまくいく保証はしていませんから、余計なお世話ではありますが、楽しむ感覚でやったほうが良いと思います。
とりあえずの注意点としては、
・DiskManagerは英語表示のDOS7(日本語表示のドライバ群を組み込まない)環境下でしかうまく動作しません。これに気が付くのに私はコーヒー一杯分の時間かかってしまいました。まぬー(「間抜け」の意)。
・ドキュメントに何度も出てくる警告ですが、実行にあたっては、一つのIDEコネクタには一つのドライブだけにする。DiskManagerはHDDを選択する機能が備わっていないから。
・ひとたび実行されればHDD内の実行前のデータは取り出せなくなります。いわば、HDDをOnTrack形式でフォーマットするということです。
・boot recordを故意に書き替えたことを忘れると面倒なことになる。
・他の純正boot recordのストレージで起動した場合、8ギガ越えを施したハードドライブはOSに認識されない。
・結局フロッピーディスクが3枚は必要。
・・・が思いつく
以下に当時書いたメモを載せます。
注意!! 以下に載せた私がとった方法はOCXやDLLの登録情報が破壊されるのでやめておけ。OnTrackは以下のようにしろとは一言も言っていません。素直に最初からシステムインストールしたほうが良いです。
*** 以下は当時書いたメモ(適当に行間の作業を補って読んでくれ) ***
IBMのディスクマネージャーを使ってDTTA351680の全容量を認識させ、環境移行した。
このディスクマネージャーはマスターブートレコードを改変することで正しいHDDパラ
メーターをOSに伝えるものだ。
以下のようにやった。
・ブート可能な状態で他のHDDに丸ごとバックアップした。
・バックアップHDDで起動できるか確認した。ある理由から2回以上行った。
・CPUスピードを要藤田パッチよりも遅く設定、333MHzにした。
・ディスクマネージャーを使ってDTTA351680を切り直した。
・メーカーインストール(カスタム)を実行した。
・各種エラーは深刻に取らずによい(LANカードが無いとか、不明デバイスがあるとか)
・要は、DOSプロンプトが実行できる環境を作ればいいのである。
・実行に最低限の状態にするべく、各種アプリをアンイストールした。
・セカンダリにバックアップHDDを接続。
・ディスクマネージャーディスク付属の filecopy.exe を実行、ソースをバックアップHDD、目的地をDTTA351680と、ブートドライブに上書きするという暴挙を敢えて行った。これは、filecopy.exe がDOSプロンプトでしか能力を発揮できないことと、標準のブートでは改変されたブートレコードのHDDは認識されないことと、バックアップHDDのブートレコードをOnTrack形式に変換するのを私が嫌ったことに起因する。意図してこの方法を採るのである。xcopyのほうが便利だった。filecopy.exeは私には慎重過ぎる。
・可能な限り上書きした。
・実行が終わった後、再起動をさせるが、レジストリエラーが発生してリカバリーが
起動した。リカバリーにゴーサインを出した。
・こうして環境は移行された。無駄ファイルは安全な物だけを削除した。
・いまさらだが、スキャンディスクで表面検査をするのを忘れた。いけね。
・CPUスピードを元に戻して完了。
・CMCTRL32を利用する一部のアプリに表示不具合発生。
・暇があるとはいえ、お正月、お酒が入った状態でやる作業ではない。ぶはは。