少し長いですが、調べました。
BIOSは、システムを立ち上げる際、POST (Power On Self Test) を行ないます。このテストは、システムが正常に機能しているかを確認したり、システム内の情報を集めるために使用されています。POST時にシステムに不具合が生じたとき、BIOSは通常エラーメッセージをつくります。しかし、テストの速い段階で起こった不具合の場合、BIOS側がビデオカードにエラーメッセージの表示を伝えることができないことがあります。この場合、BIOSは不具合がなんであるかをスピーカーのビープパターンで知らせます。
ビープ音の種別の正確な意味は、各BIOSのタイプやバージョンに依存します。
主要なBIOSタイプは、Award、American Megatrends (AMI) 、 Phoenixといったメーカーによって作られています。これらのメーカーのBIOSをお使いならば、下記のサイトを見てみてください。その他のメーカーのBIOSをお使いならば、メーカーのマニュアルやサイト、サポートへ聞いてください。
注意:通常マザーボードメーカーやパソコンメーカーは、上記のような企業からBIOSを購入し、自社のハードウェアと合うように修正します。以下に示すビープコードは、一般的なものですので、ご使用のPCのものと若干異なる可能性があります。一般的には、同一か、非常に近いものになっていますが、BIOSが行なうテストは、違っていたり、異なる命令で実行されたりすることが起こります。
メモ:
BIOS設定画面が表示される直前のプート中の1回のビープ音は、正常です。ブートが継続して行われる限りは、故障ではありません。
ビープコードは、使用しているBIOSにもよりますが、数パターン存在します。短いビープ音の回数によるパターンのシンプルなものもあれば、短いビープ音と長いビープ音をミックスしたものもあります。PhoenixのBIOSは、複雑なビープパターンで有名です。
注意:BIOSメーカーが示しているビープコードであっても、常に一貫しているというわけでもありません。実際、ビデオカードを挿さずにブートさせたとき、1回のビープ音だけが鳴り、ビデオカードが失敗したときに鳴るはずのコードではなかったということもあります。
主要BIOSメーカーのビープコードは以下で見つけることができます。(リンク先は英語)
AMI:
http://www.ami.com/support/doc/beep_codes.pdf AWARD:
http://www.ami.com/support/doc/beep_codes.pdf PHOENIX:
http://www.ami.com/support/doc/beep_codes.pdf