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K6-3の浮動小数点演算
投稿者:山下 さん
2000-03-25 21:13:46
1ヶ月ほど前に、HK6-MS333-N2000をPC9821V12に載せていたPK-MXP233(98)と取り替えました。
以前よりそれなりに快適になったのですが、1点気になるところがあります。
以下がCPU Bench Markの結果です。
取り替える前[2000/03/06 20:54:32] INTEGER=00249 FLOAT=00569 MEMORY=00429
取り替え後[2000/03/06 22:06:21] INTEGER=00561 FLOAT=00543 MEMORY=03518
整数演算は倍増していますが、浮動小数点演算はわずかながら下がっています。
何回計っても同じです。Pentium MMX233MHと比べて、333MHであってもAMD K6-3は浮動小数点演算は弱いのでしょうか。
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FLAKPANZER さん
2000-03-25 22:58:04
K6系はP55Cに比べ浮動小数点計算は弱いです。自分は6割くらいと考えていますのでこんなものでしょう。
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オットー さん
2000-03-26 00:23:41
>>K6系はP55Cに比べ浮動小数点計算は弱いです。
一般に互換CPU(K6,Mll,C6等)に比べ、P55Cの浮動小数点演算能力が高い(少なく
ともベンチマーク的には)ということかと思います。
K6系は互換CPUの中ではむしろ浮動小数点演算能力が高い方だったかと・・・
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新グラデスト さん
2000-03-26 11:22:15
どちらかといえばMMX掲示板向きのネタですが・・・
Cu10上でSUPERPI104万桁で
MMX Pentium ODP 166MHzのタイムとK6-2-400のタイムがほとんど同じになりました。
(ともに17分位)
モバイルMMX Pentium300MHzを使用した
Socket5/7用CPUアクセラレータが出るようだけど
100x4.5とかで動かせればK6-IIIなんか目じゃないかもしれませんよ。
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大雨 さん
2000-03-26 13:28:02
ちなみにSUPERπなんですが、
家のk6ー3の400MHZでも9分前半
ayaさんのk6ー3(450Mhzぐらいですか?)NTで8分前半
ファイナルさんのk6ー3ー466Mhzで6分半ですが・・・。
このベンチ、ハードディスクやメモリーの性能が絡むので
単純に比較すると大変です。
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FIAT124 さん
2000-03-26 15:10:49
SUPERπは環境によってばらつきが多いので私の場合CPUのオーバークロック時以外はあまり使いませんね。見ていても空しいし(爆
>このベンチ、ハードディスクやメモリーの性能が絡むので
おまけに空きメモリ、搭載メモリ量も絡む。
K6系はライトアローケート無効のほうが速いしね。
うちのV200M(430VX)・・メモリDIMMのみだとMII/366(250MHz)でも12分台です。
HDbench2.61の浮動小数点演算はL1キャッシュに収まるためかK6-III/450よりK6-2/500の方がいい数値が得られます。
このベンチだとK6-2/400とK6-III/400の浮動小数点演算数値はほぼ同じです
WinBENCHH99/Ver1.10のFPUMark(浮動小数点演算)も同傾向です。
このベンチCerelon(FSB66でも)が同クロックのPentiumIII/Katmaiよりいい数値が出てしまいます。
>モバイルMMX Pentium300MHzを使用した
>Socket5/7用CPUアクセラレータが出るようだけど
>100x4.5とかで動かせればK6-IIIなんか目じゃないかもしれませんよ。
モバイルMMX Pentiumは無印Pentium同様L1キャッシュが16KBなのであまり魅力を感じません。
個人的にはWin9x、NTなどマルチタスクなOSではスーパースケラーの使えないP5系CPU(MMXPentiumなど)よりスーパースケラーの使えるP6系CPU(PentiumProなど)やK6、MIIのほうが有効だと思っています。
スーパースケラーが有効なアプリケーションとしてはソフトウェアMIDI(MMX対応版)などがあります。
MMXx1しか実行できない旧K6でもMMXx2を実行できるMMXPentiumの同時発音数を上回ります。
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タケ さん
2000-03-26 22:29:09
>モバイルMMX Pentiumは無印Pentium同様L1キャッシュが16KBなので
モバイル版もデスクトップ版と同様L1は32KB付いてますよ。
データシートにも"16-Kbyte Code,16-Kbyte Write Back Data"と明記されています。
まあ、それでもK6シリーズの半分ですが。
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sentaro さん
2000-03-27 01:05:01
DOSV機での結果なので、参考にはならないかもしれないですが、
P55CとK6-2は同条件83x3.5での結果です。
Athlonの結果は500の結果を3/5倍してあります。
SuperPi104万桁、
P55C-292 559s
K6-2-292 658s
Cel300A 378s
Athlon300 433s
フラクタル計算(ノーマルコンパイラ)
P55C-292 1200ms
K6-2-292 940ms
Cel300A 770ms
Athlon300 770ms
フラクタル計算(インテル最適化)
P55C-292 386ms
K6-2-292 676ms
Cel300A 280ms
Athlon300 210ms
インテル最適化してあるものでは、K6はP55Cの6割くらいになります。
何も考えていない物ではK6が上回ることもありです。
K6の浮動小数点演算器自体はP5、P6系より遅くはないのですが、
なにぶん、パイプライン化されていないことが大きく性能の足かせとなっています。
P5、P6系は最短1クロックで計算できますが、K6系は2クロックかかります。
そのためAthlonではそのあたりが改善されて大幅に速くなりました。
それでもSuperPiはAMDには鬼門みたいですが・・・