FD1138T・48Tは、製造からかなり時間が経っており、使用を続けていようが外して保管していようが、スピンドルモーターの軸受けの潤滑油の劣化(固化と言うのか?)と電解コンデンサの液漏れが生じます。今発症していなくても、いずれ発症します(特に後者)。素人修理は以下を参照:
http://ematei.web11.jp/kenkyu/fd1138t/fd1138t.htmこの機会にこの記事について若干補足しておこうと思います。
1) 「■スピンドルの軸受けの修理」で金属板を戻す場合、"(5) (3)で外した金属板の横の突起〜" のやり方よりも、この金属板を外す時と同じく、(3)の上の写真の白丸の部分(イジェクトボタンのプラスチック部品がはまっていたところ)を押し込んでから金属板をはめた方がよいでしょう。
2) 「■電解コンデンサの交換」で、はんだごての加熱が不十分な場合などに、"(2) FDDの底面の2つの箇所(図)の半田付けされているコードをハンダゴテで外します" の作業の際にパターン剥離を起こしてしまう場合があります。この場合、剥離したパターンは基板上のTP云々のシルク印刷のある銅色の■の部分のどれかと繋がっていますので(テスターで調べて下さい)、そこにジャンパ線を飛ばすことで導通を回復できます。以前この線の付け外し作業に失敗してFDDをダメにしたという方も、一度チェックしてみて下さい。
3) フラップの長い方の突起は折れやすいので、付け外しの際にはよく気をつけて下さい。