[52740]
NEC D17A1モニタについて
投稿者:V13困った君 さん
2010-02-28 14:18:37
PC-9821 V13/S5D2(OS、Win95)にアイオデータのグラフィックボードGA-RUSH6PCIを取付ドライバで認識させたのちにリフレッシュレートを変更し適用すると画面が黒くなり戻らなくなったので
リセットし再起動後画面の左右が中央方向に凹みモニタの調整ボタンで調整しても元の
状態に戻らなくなったのでグラフィックボードを外し起動しても同じ状態で困っております
元へ戻す方法を過去ログで調べましてもわからず、どなたかご教授お願いします
リフレッシュレートを何に変更したかも覚えておりません。
試した事
「ESC」+「HELP」+「9」電源投入
「GRPH」+「1」及び「GRPH」+「2」電源投入
-
総額7600円 さん
2010-03-01 22:09:24
DOSの画面も ) ( のように表示されるということでしょうか。
また,PC/AT互換機の低リフレッシュレート・低解像度画面も同じように歪んで表示されますか。
追従範囲を超えたリフレッシュレートの信号を入力するとモニタが壊れることがあるという話を聞いたことがあるような気がします。モニタ自身の寿命の問題もありますので,これがそのケースかどうかはわかりませんが・・・
-
V13困った君 さん
2010-03-02 04:37:41
総額7600円様、回答有難うございます
DOSの画面でも同じ現象でPC本体を変えても同じでした、やはりモニタが壊れたのでしょうか
永年使用していたモニタで最近では入手するのも困難になってきましたね
もう少し色々試してまた書き込みいたします、どうも有難うございました。
-
総額7600円 さん
2010-03-02 19:53:32
画面幅の調整ボタン部分の故障なのか,表示回路の故障なのかわかりませんが(恐らくは後者?),CRTの内部をいじるのは非常に危険です。
CRTの内部には超高圧電流を発生する回路があり,その超高圧電流は,CRTのスイッチを切った後も,一週間程度はコンデンサの中に残るそうです。これに感電した場合,腕の内部組織が壊死し,腕が内部から腐っていくという話です(それ以前に命にもかかわるかもしれません)。
うちにも調子の悪いのがあるので,直せるものならトライしてみたいのですが,上のような事情もあって,修理は素人の手に余るようで・・・
-
tsh さん
2010-03-03 01:15:45
CRT(ブラウン管)のカバーを開けて中を弄るのは本当に危険ですのでやめたほうがいいです。
モニタですが、V13はAT互換機のVGA互換の31kHzモードでDOS画面を出力できますので
現在普通に売られているモニタをつないで使用することが可能です。
ただ、モニタによっては設定を変えても31kHzモードでも上下や左右が切れたりするので
そこはあきらめるしかありませんが・・・
-
V13困った君 さん
2010-03-08 05:34:43
皆さん有難うございます
感電するのは危険ですのであきらめて14インチ液晶の中古を購入しました
画面が小さいけれど当分これで我慢することにします
このドデカイD17A1モニタの処分にまた一苦労しそうです。
-
きよりん さん
2010-11-22 18:05:41
>総額7600円 さん
超亀レスなんですがちょっと気になった事がありましたのでレスつけさせて頂きます。
当方かってTVやディスプレイの開発、設計に携わっておりました。現在はブラウン管を
使用した製品がなくなりましたので他の映像機器の開発を行っています。
まずNEC D17A1モニタの故障ですが水平偏向回路のサイドピンクッション補正を行う回路が故障したのではないかと思います。元来CRTは円形では無く平面に近い形をしておりますので何も補正を行わないとV13困った君 さんのモニタの様に)(の様な画面表示
になります。この様な状態をピン状態といいます。補正する回路方式はいくつかの種類
がありますがD17A1の世代ですと補正用の波形は別のICで発生させて電源変調という方式かダイオードモジュレーションという方式のどちらかで補正していると思われます。
またこの補正用ICはマイコンからコマンドを送って動きます。電源は入るとの事ですので電源変調用のFETや補正用ICの故障ではないと考えられます。なぜならばこのあたり
の故障ですと安全の為電源入らないように保護回路がありまして電源は入らなくなります。マイコンの一部がおかしくなっていると考えられますがこれについては機種毎の一品物ですので手に入る事はありません。また手に入ったとしても皆さんが言われている
通り高圧電圧が掛かっている部分がありますので素人の方は絶対にモニタを開けないで
下さい。
>CRTのスイッチを切った後も,一週間程度はコンデンサの中に残るそうです。
これについてはフライバックトランスという部品で高圧電圧を発生させているのですが
このトランスの形式により違うのでなんとも言えません。一般にブリーダ抵抗入りの物とそうでない物に分かれブリーダ抵抗の入ったものは電源OFFと同時に高電圧が抜け
比較的安全ですがそうでない物は1週間近く高電圧が残り危険です。
>一週間程度はコンデンサの中に残るそうです。
コンデンサではありません。CRTのアノード端子という所に残ります。CRTは構造上ガラスを誘電体とした大容量のコンデンサと考えられるためこの様な事がおきます。
>これに感電した場合,腕の内部組織が壊死し,腕が内部から腐っていくという話です(それ以前に命にもかかわるかもしれません)。
当方仕事中に何百回と感電しましたがその様なことはおきていません。開発中はバラック組みの状態でディスプレイやTVを動かしていますし何度もCRTを交換したりしますので感電は日常茶飯事でした。高電圧発生させる回路は非常に高い電圧(20kV〜30
kV以上)ですが非常に高いインピーダンスを持った回路(理論上は無限大、実際には数100GΩ)であり流れている電流も微弱なので(最大でも1.5mA程度)人体も非常に高いインピーダンスをもってますから感電しても人体に電流は殆ど流れずびっくりする程度です。(すごくびっくりします。声が出てしまう位)しかしびっくりした結果転んだりCRTを落としたりと2次災害的に怪我をしたりとそちらの方が危険です。
ではどこが一番危険なのかというと電源回路になります。日本向けの製品の場合100Vで動作するようになっていますが輸出向けの製品と基板をできるだけ共通化
したい為に入力初段以降はヨーロッパ向けと共通な回路に出来る用に内部で一度400V程度まで昇圧します。この為整流用の大容量電解コンデンサに400V程度かかります。電源回路は非常にインピーダンスが低く人体に大電流が流れ電圧はCRT用の電圧と比べ低いですが危険度は非常に高いです。また容量が大きいためすぐに放電されず
翌日でも100V程度残っており良くそれで感電していました。心臓が悪い方はショック死するとも聞いていましたが自分の経験ではCRT用用の高電圧で感電した時と違い手に明らかに電流が流れたような感触があって一日中手がしびれていました。普段仕事で
触っており何処が一番危険か分かっている人間でも何度も感電しびっくりしたり、しびれたりしますので素人の方はくれぐれもモニタ内部を開けたりしないようにお願いします。
素人が修理しようと思っても測定器がありませんし部品もカスタム品、一品物、特殊な部品を多く使っており秋葉原などの電子部品屋では手に入る事はないでしょう。モニタをあける事は無駄かつ危険ですので故障した場合は悪あがきせずプロの方に任せるか
あきらめて中古の物を探すなりしてください。
-
総額7600円 さん
2011-01-05 21:57:40
色々間違って覚えていたようでお恥ずかしい限りです。どうもありがとうございます。