表題の物を、ハードオフのジャンク箱から発掘しました。
「Ｇ８ＰＷＡ」の型番から判るとおり、ＮＥＣのロゴ付き純正品です。
ボードは親亀／小亀の２段構成になっており（ハイレゾボードのような感じ）、
上段から１０ＢＡＳＥ−２と１０ＢＡＳＥ−ＴのＬＡＮコネクタ、
下段からＲＳ−２３２Ｃの９ピンコネクタが二つ生えています。
ボード上のＮＥＣのロゴは、Ａ−Ｍａｔｅ登場期以降の、新しいものでした。

上下を分解して調べてみたところ、上段のＬＡＮ部分は、
ＰＣ−９８０１−８４と言うＬＡＮボードに酷似していました。
ディップスイッチの配置も、８４ボードと全く同じでしたので、
このボードと同じような感覚で使えると思います。

一方、下段は謎のままです。
ディップスイッチは、４連の物が３つあり、
他には５Ｍ／１０・８Ｍの切り替え用ジャンパスイッチと、
謎の８連ジャンパスイッチがありました。
他には、ＥＰ−ＲＯＭの２７Ｃ２５６が二つ搭載されています。
ＲＳ−２３２Ｃの制御用と思われる二つのＩＣは、ＮＥＣ製の非常に小さな物で、
二つとも、Ｄ７１０５１ＧＢ・９６２１ＦＸＷ０６と記されています。

このボード、一体何なんでしょうか？
と言うのも、ボードに「ＰＣ−９８０１−○○○」と言った型番の印刷はされていないし、
ＮＥＣのＨＰで情報を集めても、Ｃバスの複合ボードの情報など、一つもありません。
第一、サードパーティーお得意の複合ボードを、
ＮＥＣが製作していたと言う事だけでも、驚きです。

何方かこのボードについて、情報をお持ちでないでしょうか？
ＲＳ−２３２ＣがＸ−Ｍａｔｅの２ＮＤのような９ピンと言う事で、
もしかしたら、速度がでるのではないかと期待しているのですが・・・