少し前にI/OのSC98/IIIでメルコのスーパーセレクトドライブが使えるか、という話題があったと思うのですが、故あって該当するHDDを購入することになりました。
検体は9821V7/S5K、CPUノーマル状態、メモリ128M、WSN-DX4を増設。HDDはサムスン製4.3Gを純正コネクタにて接続。

購入後、マニュアル別紙を見ると「Cバスボードには対応していない」の文字。
嫌な予感がしつつ、手持ちのIFN-92Sを使い、とりあえずWin95(OSR1)の起動ディスクでFDISKすると、あっさり3ドライブで認識。容量化けなし。
GUIを起動後、NECネイティヴのドライバを組み込むと、こちらも問題なし。

いよいよ本番、NTws4.0+SP6aを起動。
ドライバを組み込むと、ハードウェア的には3ドライブ認識。
しかし、ディスクアドミニストレータを起動したところハングアップ。
再起動してIFN-92Sのプロパティをチェック、IRQ、DMAには問題がなさそうです。
しかし、リソースの割り当てが0C0〜0C6となるべきところが0C0〜0C7になっている様子。

その後、思いついてSCSIBIOS上のHDパラメータを取得すると、1ドライブあたり2322MBになっていました。Win95上では1ドライブ6366MBだったのに…

IFN-92Sは手動でHDパラメータセットが可能なのでこれをしようと思ったのですが、よくよく見るとシリンダ数は値をきちんと返しているようです。なぜか総容量だけおかしい。

こうなれば、とばかり、パーティションツールを使って物理フォーマットし、その後DISKINITをかけたところ、やっとディスクアドミニストレータで認識。使えるようになりました。

が、SCSIBIOS上の認識は相変わらず怪しいので、データ化けが起こらないかどうか検証が必要なようです。

補足。
2ndCCUは本体側で停止済み、NTでの使用をメインにするため、
IFN-92SはBIOS画面でIO転送に設定しています。

補足2。
この後メルコの8月版のカタログを入手してチェックしたところ、「IFC-NNは(非対応から)除く」となってました。

…ひょっとして、いらん苦労を背負い込んだだけなんじゃ…(泣
今時こんな古いボード使う人もいないだろーし…馬鹿？