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SC-U2PCIで40GB大容量ディスク起動実験
投稿者:かわのべ さん
2001-07-08 03:30:42
こんばんは。以前、98マニアックス掲示板のほうでIFC-USP-M2で60GBディ
スクの起動実験を報告しました。(その後CHANPONでも同様に起動できるこ
とを確認しています) 今回は、I/O-DATAのSC-U2PCIで同様の実験をしてみ
ました。 C/H/Sパラメータの標準化が進んで現在では必要性がなくなって
きたマルチベンダ機能を使うと、もしかすると32GB超に拡張できるのでは
ないかと気付き、実験してみたのです。
■ ハードウェア
PC-9821Xv13/W16 (K6-IIIE+550MHz@600MHz/L3なし/256MB)
SCSIインターフェース: SC-U2PCI
HD/1: IBM DDYS-T09170N (Ultra160/9GB/10,000rpm)
HD/2: FUJITSU MPG3409AT (ATA100/40GB/5,400rpm) + AEC-7720UW
まず、SC-UPCIシリーズサポートソフトのFDで起動して、ベースメニュー
のマルチベンダパラメータを選択、上記FUJITSUのHDを標準の65534/8/128
から、CHANPONに接続したときと同じ41698/15/128に設定しました。チェ
ックにはねられるかと思いましたが、何事もなく設定できました。
この状態で、MS-DOS6.2をインストールしようとしましたが、インストー
ラでHDを初期化しようとすると「確保容量=-264メガバイト」のように表
示が狂うので、一旦hdformat/hで手動で初期化してからインストールしま
した。 40GB中ほぼ最後の2GBにインストールしましたが問題なく起動でき
ています。
Windows系は前回玉砕していて時間もかかるので今回はパスです。
FreeBSD(98)4.3R-Rev01はftpインストールしましたが、問題なく15分ほど
でインストール完了しました。dmesg の関連部分の表示です。
da1 at sym0 bus 0 target 6 lun 0
da1: <FUJITSU MPG3409AT E 82B9> Fixed Direct Access SCSI-2 device
da1: 40.000MB/s transfers (20.000MHz, offset 8, 16bit)
da1: 39093MB (80063424 512 byte sectors: 15H 128S/T 41698C)
da0 at sym0 bus 0 target 2 lun 0
da0: <IBM DDYS-T09170N S96H> Fixed Direct Access SCSI-3 device
da0: 40.000MB/s transfers (20.000MHz, offset 31, 16bit)
da0: 8748MB (17916240 512 byte sectors: 8H 128S/T 17495C)
AEC-7720UWのせいでSEになっていますが、MPG3409ATはシーケンシャルで
read 20MB/s、write 16MB/s程度でした。このディスクは24時間稼働サー
バ用に調達したもので低騒音/低発熱/低電力を見込んでいますが、性能を
狙う用途には36GBクラスのLVD対応ディスクも視野に入れようと思います。
あとはinitioですねぇ。
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Kame@会社 さん
2001-07-08 09:06:31
>あとはinitioですねぇ。
IOI-A100U2WにはSC-UPCIシリーズサポートソフトのような「ユーティリティFD」は添付
されていませんでした。添付FDの中身はドライバとBIOSくらいしか無かったように記憶
しています。マルチベンダ機能は持ってたかな・・・ 92互換パラメータで初期化された
HDDは問題なく読み書きできてたので気にしてなかったです(^_^;; 今仕事中なので家に
帰ってパラメータの設定等が出来るのか調べてみます。
#私もCHANPON3のSCSI BIOSはini/IOI-A100U2Wの物がそのまま手を入れられる事無く
載せられると予想しているクチです。
IOI-A100U2Wにはクイックフォーマット機能とかもないしBIOSメニューの内容も至って
シンプル(設定項目はすごく少ないです)なので、アイオーの板から乗り換えたら結構
使いづらいかも・・・
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Kame さん
2001-07-08 23:06:14
家に戻ってきたので早速確認・・・
添付のFD媒体にはやはり各種OS用のドライバしか入ってませんでした。
BIOSメニュー内にもアイオーのSCSI板でいうところの「ユーティリティFD」で行うような
項目はないので、マルチベンダ機能でパラメータを指定、設定するという作業は出来ない
ようです。そうなると、今度はアイオーのSCSI板でパラメータをいじって初期化してからinitio/IOIな板に接続するとどうなるのか試すべきなのかな・・・!?
うちには32G超のSCSI HDDがないから実験出来ませんです、はい。一台あたりの容量稼げ
ないなら数で稼ごう、と言う訳で台数増やしたツケがこんな形で出るとは・・・(苦笑)
ちなみに、IOI-A100U2WのBIOSでの設定項目は、
「機器サーチ」→デバイススキャンするだけ
「デバイス情報」→各IDのデバイスへの同期/非同期、同期転送速度、Wideネゴシエーション、切断の設定
「アダプタ設定」→SCSI板のSCSI ID、自動終端、パリティの有効/無効、SCSIバスリセット後の追加待ち時間の設定
「ユーティリティー」→HDDの物理フォーマット、ベリファイ
というふうになってます。
タグキューイングやSCAM、S.M.A.R.T、複数枚差しした時用の設定項目などはないです。
なお、スタートアップコマンドの設定項目はないですが勝手にコマンド送出します。
このように、アイオーのSCSI板のものよりもずっとシンプルです・・・
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かわのべ さん
2001-07-10 00:49:48
調査していただきありがとうございます。
マルチベンダなどの高度な機能はないようですが、これだけあれば
実用上は充分という気もします。
> ようです。そうなると、今度はアイオーのSCSI板でパラメータをいじって初期化してからinitio/IOIな
> 板に接続するとどうなるのか試すべきなのかな・・・!?
マルチベンダパラメータはディスクのブートブロック等に書き込むのでは
なく、板側で記録しているように見えます。設定してもディスクに書き込
まれた形跡がありませんでした。
CAHNPON3の登場を待ってみることにします ^_^;
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まりも さん
2001-07-11 23:43:58
IFC-USP-M2が先取りしたので、SCSIの32GB超の容量帯では、15ヘッド/128セクタ が、
とりあえずの「標準」ということでよさそうですね。しかしこのパラメータでは、上限
が60MB程度です。すでにもうモノ足らない所に来てしまっていますが…(^^;。
SCSI変換したATAドライブを、内蔵ディスクI/F(4.25GB以上対応機専用)に繋いだときに
もそのままのパラメータで認識できると都合がよさそうなので、15/128というパラメータ
も使えるように、拙作EXIDE32G を改良したいと思います。