[29369]  FM音源について
投稿者:TEN さん   2001-05-03 12:45:27
いつもお世話になっております。
 つい先日MDXなるサウンドドライバーに出会いまして、FM音源の新たなる魅力を発見しました。そこで3点ほど教えてほしいことがあるのですが。

1.パソコン用FM音源LSIで、オペレータタイプがL,M,Nが有名ですが、それぞれの短所、長所を教えてください。特に、質的に(量よりも)音色の優れたものは何でしょうか。

2.86音源の2枚差しに対応したソフトはあるのでしょうか。

3.73音源のDSPを利用したソフトはあるのでしょうか。また、DSPを利用できるソフトはあるのでしょうか。

以上の3点について、よろしくお願いします。
  1. ZJI さん   2001-05-03 23:08:56
    1. 4オペレータのOPL系かな?実はよく知らないのでパス。
    2. FMPとかが有名ですね。FM12Ch SSG6Ch リズム12Ch PCM2Ch と、すべて使うそうな。
    3. これもパス。

    MDXはもともとX680x0のサウンドドライバなので、OPN/OPNAが主流の98ではどっちかというと異端ですね。FMPのほうが有名かも。もっとも私はたまたまX68k使いが近場にいたのでMDXしか触ったことがないんですが。
  2. びばぼん さん   2001-05-04 00:40:37
    >オペレータタイプがL,M,N
    OPN,OPM,OPLのことでしょうか?
    違っていたら当を得ていないのですが,上記のことだとすると…,
    OPNは,PC-9801-26のような,4オペレータFM音源x3ch&SSG音源x3.
    OPNの発展形?として,OPNAがあり,これはPC-9801-86等に代表されるもので,
    4オペレータFM音源x6&SSG音源x3&プリセットリズム音源6ch&PCM1ch(ボードによってはADPCM).
    OPMは,X68K等に搭載されていた,4オペレータFM音源x8&PCM(があったかな?)
    NECのPCには縁の遠い音源だったと思います.

    FM音源の音質的には,OPNとOPNAとはほとんど同じであるといえます.
    OPNとOPMとでは,OPMにはDetune2というOPN系にはないパラメータがあり,OPNでは難
    しかった金属系打楽器などの音色を作成するのに有利だったと思います.私はOPMは全く
    使ったことはないので,ちょっとうまく説明できませんが,FM音源自体の表現性はOPMの
    方が上だと思います.

    OPLはあまり知らないのでパス(ぉ.
  3. おさだ さん   2001-05-04 03:31:11
    3について
    73のADPCMがスピークボードのそれと互換性があるならDOS版のFMPでPCMが鳴らせるかもしれません
  4. TEN さん   2001-05-04 09:37:49
    TENです。 たくさんのレスありがとうございます。

    >オペレータタイプがL,M,N
     すみません。表現が適切ではなかったようですね。OPL,OPM.OPN系の事です。
    今まで、FMP・PMDドライバ(DOS,WIN版含む)で、FM音源の音を楽しんでいたのですが、先日とある事からX68用のサウンドドライバーMDX(WIN版)に出会いまして、音の違いに驚きまして・・・ 同じ4OPのFM音源なのに何が違うのか気になっていたもので。

    >OPMにはDetune2というOPN系にはないパラメータがあり

    上記のパラメータについて詳しく教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

  5. びばぼん さん   2001-05-04 10:59:15
    Detune2…別名「インハーモニックフリーケンシー」
    各オペレータの出力する周波数を基音の整数次倍数から大幅にずらす.
    基本周波数を各オペレータのMultipleで整数倍した後,さらに倍数をかけますが,
    その倍数値は整数ではなく,小数で示される値を倍数します.

    パラメータは,0〜3で,順に,0倍,約1.41倍,約1.57倍,約1.73倍となります.

    というわけで,はっきしいってそんなに必要とされるものではありません.前レスで先述
    したとおり,打楽器系にくらいしか使う場面はないと思いますし,弦・管等に使えば,逆
    に汚くなってしまうと思いますので,

    >同じ4OPのFM音源なのに何が違うのか気になっていたもので。

    の直接的原因にはならないと思います.

    参考資料『パソコンFM音源音色ライブラリーVol.1』(電波新聞社)
  6. びばぼん さん   2001-05-04 11:01:27
    事故レス
    >パラメータは,0〜3で,順に,0倍,約1.41倍,約1.57倍,約1.73倍となります.
    0倍というのはミス.0倍したら0になってしまうので(^^ゝ;;,
    この場合,使用しないの意でとってください.
  7. しょーり さん   2001-05-04 11:52:03
    かつてPC-9801-73とPC-9801-86の聴き比べをしたくてBit-innにお願いしてショールームにPC-9801DXと2枚のサウンドボードを用意してもらい聴き比べをしたことがあります。
    86ボード対応のソフトを使う限りは両者で違いはありませんでしたが、86ボードが出る前に発売されたために73ボードに対応していた”Brandish2”(日本ファルコム)だけははっきりと違いが出ました。DSPの部分を使っているため、86ボードより臨場感のあるサウンドが楽しめました。
    ただ、価格が価格なので、発売当時にこのサウンドでプレイできたユーザーはほとんどいないと思います。
  8. aya@kanna%自分はPMD派(謎) さん   2001-05-04 13:43:41
    三種のドライバをためしておられるみたいですが、どれも98用、ととっていいんですよね?
    そうだとすると音色が違うということにはならないでしょう。
    ただ、MDXには優れたデータ(ブッコ抜きも多数だし)が多い&もしかしたらTENさんがもっているほかの音源ドライバ用データがタコ、とかいう状況だとそう感じるかもしれません。
    98DOS用のMX Driverは、Detune2もシミュレートする機構がありましたが、FMの3ch目でしか使えません。

    あと音源チップのことですがOPMはPCMなし、OPLは2opのFM音源で、OPL(ショルキーとかMSX-Musicが有名)、OPLL(MSXのFM-Pacに搭載)、OPL3,4(SoundBlaster系FM音源はコレ)等があり。
    面白いのはOPL3系列で、2OPのFM音源を二つくっつけて4OPとして使えたり、基本出力波形に正弦波意外を出力できるので、普通の4OP音源より表情豊かな音色も作れてしまったりと。
    (個人的にはこれの4OP版のOPZ系がほしかったり)
    悲しむべきはWindows標準のMIDI出力としてヘボい音色で使われたために評判が非常に悪いこと(T-T)

    あと、86音源二枚ざしはだめですが(もしかしたら片方のPCM切り離せば大丈夫かも)その昔でていたスピークボードや26音源との組み合わせに対応している音源ドライバならあります。
    MXdriverもそうですし、PMDのバージョンの一つであるPXとかみゅあっぷとかも(たしか)大丈夫ですね。FMPはたしか特殊なバージョン(5系だったかな…忘れた)でだけ可能だったような。(ちょっと毛色はちがいますがMSDRVっていうのだと86系+SB系が使えたりします)

    以上、長文失礼しました。
  9. びばぼん さん   2001-05-05 01:57:53
    触発されてMDXいろいろと試してみました.すごい新鮮でした(謎).
    ゴミれすでした….
  10. TEN さん   2001-05-05 08:33:50
    TENです。たくさんのレスありがとうございます。

    本当にFM音源は奥が深いですね。もっと勉強します。ありがとうございました。
  11. TDF さん   2001-05-05 17:53:40
    FM音源の音色作りは一番玄人とそうでない人のテクが如実に現れちゃうとこじゃないですかね。
    ほかにもチャンネルの重ね合わせとか、音色が重なった時の響きを利用するとか、ちょっと到達出来ないテクが目白押しだったりします。
    電波新聞社の話がでてきましたが、上田順一さんのデータなんかそりゃもう凄かったですねェ・・・(^^;
    私は別冊でX-1のが3つほど(2つが本名(汗)、1つはTDFで)載った事がありますが、氏には全然及びません。(^^;
    MDXだとヴェイルレン氏(って読むんだっけ?)とか、狂ったようなデータを散々効かされましたねぇ・・・。
    今は何をされているんでしょうか・・・。