[28520]  98電源の消費電力表記
投稿者:Jin さん   2001-04-08 02:13:34
PC−9821Xa10の電源装置の消費電力の表記で50(Max.290)wとなっていました。
Max290Wは分かるとして、どこからどこまでつないだときに50wの消費になるんでしょうか?マザボとCPU、メモリのみ?それともディスク装置などもあわせて50wなんでしょうか。それはいくらなんでも経済的過ぎるかとも思いますが・・・・

どなたかご存知でしたら、お教えください。お願いします〜
  1. いーとん さん   2001-04-08 02:41:19
    標準装備状態で50Wだと思います。
    CPU + Mem + HDD の合計で 20〜25W 程度ではなかろうかと思いますので。
    逆に、Max.290W はどの様にしてるのかなぁ?
    Ra266/N30 ですら Max.190W表記ですからね。(AC OUTLET の分を含むか含まないか...かな?)
  2. 神楽 さん   2001-04-08 05:29:25
    いーとんさんの書かれているとおり、標準状態でだと思いますよ。
    最大の方は電源の最大消費電力のようです。

    ところであまり関係ありませんが、消費電力を正確に計る方法ってないんでしょうか。
  3. 南風 さん   2001-04-08 08:56:22
    >ところであまり関係ありませんが、消費電力を正確に計る方法ってないんでしょうか。
    有効電力(W)はや無効電力(Var)はスイッチング電源の力率が分からないとどうしようもないのですが、
    皮相電力(VA)なら電源ケーブルに交流電圧計と交流電流計をセットすれば分かるのでわ??
    交流では W=VIcosφ, VA=VI, Var=VIsinφ なので。(cosφの値が力率、cosφが分かれば sinφも求まりますね)

    #コンデンサを使った力率改善実験とか、ハイランド円線図とか昔やったなぁ〜〜
  4. 真空管猫 さん   2001-04-08 11:24:39
    >消費電力を正確に計る方法
    それなりの測定器をつなぐと計れますが、簡単には家でくるくる回っている電力量計(電力メータ)の回り具合から簡単に計算で求められます。(^^)
  5. bvv5 さん   2001-04-08 17:32:00
    横河電機の電力計(^^;)。
    最近の電源はスイッチング電源なので極端に力率が悪くえいやで0.5ぐらい、定格一杯で0.6ぐらいです。普通に電圧計と電流計から計算するなら、VAを求めてから力率を架けるとほぼ消費電力「W」になります。
    #200V系だと0.4ぐらいで電線の容量計算が全然合わなくなってきます。
  6. 南風 さん   2001-04-08 21:16:43
    >横河電機の電力計(^^;)。
    大学時代、お世話になりました。m(_._)m 本体に YHP と書かれていたような無かったような。(^^;;
    でも、(古いタイプだからかもしれませんが) 電力計は配線が面倒で嫌でした・・・
    よっぽど電圧計と電流計のセットの方が楽でした。(笑)

    >最近の電源はスイッチング電源なので極端に力率が悪くえいやで0.5ぐらい、定格一杯で0.6ぐらいです。普通に電圧計と電流計から
    そんなに悪いのですか!! 力率が 0.5 で計算をすると無効電力は 0.866 になりますよ!!
    捨てる電力の方が多いじゃん・・・ 大学時代の事なのでだいぶ忘れましたが、
    力率改善コンデンサを入れても無駄ですかね。
  7. F.C.M.C. さん   2001-04-08 23:08:02
    >捨てる電力の方が多いじゃん
    無効電力はその名の通り無効なので消費電力にはなりません。
    コストの話ですれば電気代は有効電力のみになります。電力を
    捨てているわけではありません。
    無効電力はブレーカなどの設備側の話をするときに問題となるものです。
    スイッチング電源については力率もそうですが効率の方がもっと重要な
    気がするでもないのですが...(0.5〜0.8%ぐらいですかねぇ)
    因みに力率改善コンデンサはモータ負荷などの遅れ力率の改善に用いる
    ものでスイッチング電源のような非線形の負荷では無意味であるだけでなく
    よけい力率を悪化させる可能性もあります。

    #YHP:横河ヒューレットパッカードですね。
  8. F.C.M.C. さん   2001-04-08 23:10:04
    修正

    (0.5〜0.8%ぐらいですかねぇ)は(50%〜80%ぐらいですかねぇ)

    失礼しました。
  9. bvv5 さん   2001-04-09 21:23:32
    AC100Vから電源を作ると、500Wクラスで効率は70%がいいところです。それ以下だと推してはかるべしになってしまいます。
    電源に同期して力率を改善(ほぼ99%)する方法がありますが、回路が複雑になりそれ自身の電力消費があるので、効率はあまり良くならないです。
    みなさんはお好みではないでしょうが、トランスを使った昔方式の電源のほうが実は力率も効率も良いのです。ただ、重くて大きいので嫌われているだけです。
    「新電元」という会社が国内では力率改善用ICを作っていますので資料は見に行って下さい。
  10. 星(ま) さん   2001-04-10 00:55:38
    bvv5 さん:
    >500Wクラスで効率は70%がいいところです。それ以下だと推してはかるべしになってしまいます。
    いいえ逆です。一般的に出力の電流が大きいほど効率を上げるのは難しくなります。
    (電圧降下を考えれば、すぐにわかりますね)

    >トランスを使った昔方式の電源のほうが実は力率も効率も良いのです。
    こちらも逆です。「トランスを使った昔方式の電源」というのが、トランス+シリーズレギュレータという構成を想定しているなら、効率の点ではスイッチングレギュレータには遠く及びません。
  11. bvv5 さん   2001-04-10 08:10:28
    >電圧降下を考えれば、すぐにわかりますね
    論文レベルで考えると言い切れますが、実機ではいいきれません。電圧降下だけを捕らえても全体は見えません。補機つまり、制御、表示、冷却などに使われる部分はメイン系と無関係にある程度の電力を消費します。総合的な効率を考えると、定格が小さくなるほど補機に食われる部分が多くなってしまいます。これと電圧降下など主機の損失とのトレードオフの関係があります。500Wぐらいから上になると、主機損失が支配的になってくるようです。
    一番顕著なのは、小型オンボードのD/Dコンバータで、6Wクラスを境にして回路方式が異なります。5Vから±12Vを作るような場合、2Wクラスでデッド電流が100mAくらい、10Wクラスでも100mAです。定格出力時の効率は当然この部分が損失となり効率は10Wのほうが良くなります。(完全な比例関係では無いですが)
    >スイッチングレギュレータには遠く及びません
    これも全てではありません。特にTTLの5V電源が大容量だった頃は、次の条件が成立するとスイッチングよりトランスの方が良かったです。
    まず、入り口の電圧が安定していること(日本の常識の範囲で100プラス5マイナス3ぐらい)
    負荷も安定してある程度消費する(100A±20Aとか)
    こういう条件だと、トランスの出口を整流し平滑しただけの出力と、電圧変動分を補うシリーズレギュレータとの並列接続で動作します。昔の電子計算機は以外とこういう構成の物が多いです。
    また、メインがトランス式のため力率が良いため、無効電流による配線の電圧降下が少なくなるので電源一次側から見た効率も良くなります。
    シリーズレギュレータも3端子ではなく、非飽和ドライブで動かすと効率が良くなります。
    整流素子もショットキーバリヤやら、同期整流を用いると効率が良くなりますが、スイッチング方式の整流は高周波用ダイオードは電圧降下が大きく接合容量による交流損もあって大変です。

  12. Jin さん   2001-04-13 21:25:29
    なんだか予想していたよりかなり専門的なレスを沢山頂きまして(^^;
    とにかくとってもありがとうございます〜 <(_ _)>