[25013]  Ra18早くなりますか?
投稿者:どらえもん さん   2001-01-28 07:58:54
はじめまして、現在pc−9821 Ra18を使っています。
メモリーは48MB 20倍速CD−ROM
外付け2Gni
zipをつけています。
何とか、ペンプロを速くすることは出来ないでしょうか?
DOS/Vのは98に使えるのでしょうか?
でも、高くつくでしょうね。
よろしくお願いします。
  1. yosh さん   2001-01-28 09:14:33
    pentiumPro自体は速くすることはできませんが(汗 ←手の施しようがないので
    Ra18はFSBが60MHzになっているため、FSB66のRa20より若干遅いのですが
    ジャンパでFSB60/66を選択することがRa18/20では出来ますので
    自己責任の元でやってみるだけの価値はあるかも....
    でもRa20だとPL-Pro/IIを使ってCoppermineを使う手段がありますが
    celeronの場合633以降の物を使えばまず大丈夫だと思います
    (CPU内部にひどいバグがあるためなんですが、633以降は改善されているようです)
  2. KO1 さん   2001-01-28 10:22:25
    CPU載せ換えに付いてはMMX掲示板に現在も参考になるスレッドがありますよ。<[8524]がそうです。
    >celeronの場合633以降の物を使えばまず大丈夫だと思います
    残念ながらという事はないですね。
    実際にコケている人もいますしPL-Pro/IIだけではなくNeo-S370が必要な場合もあります。
    PIIIでは動作可能かどうかはバグではなく仕様に起因するところがあるとちゃまさんの解析報告がありましたがceleronではどうなのかな・・・・P6機持っていないからハッキリ確認しなかった(汗)
    多分もうすぐ過去ログになるでしょうからその時に確認出来ると思います。
  3. Beth さん   2001-01-28 13:12:28
    >PIIIでは動作可能かどうかはバグではなく仕様に起因するところがあるとちゃまさんの解析報告がありましたが

    yosh さんの言われているバグはcA2などのコアにある大量のerrataのことで、ちゃまさんの言われるFSBに関係しているフラグとは別の物です。

    Coppermineの古めのコア(特にcA2はひどい)にある大量のバグの中には、マイクロコードアップデートでも対応できない物も含まれているらしく、一部のソフトウエアや、デバイスドライバーが正常に作動しないことがあります。代表例としては、BansheeのCoppermine非対応ドライバーなどが存在します。
    これは、AT互換機でも事情が同じですので、一部の分野ではKatmaiを使い続けざるを得ない状態が発生していました。
    特に98シリーズではマイクロコードアップデートが困難ですので、古いコアの物はAT互換機では発生しない、上記以外の障害が発生する可能性もあり、好ましくないと言うことになります。
  4. KO1 さん   2001-01-28 13:38:46
    ん〜、別物でしたか、、
    でもまぁ633以降なら動作可能という訳では無いようなので原因がバグであるという訳でもないですよね?
  5. デンドロビウム さん   2001-01-28 13:46:51
    >何とか、ペンプロを速くすることは出来ないでしょうか?
    上でも書かれていますが、Ra18はPCIスロットの側に3ピン2組のジャンパがあり、これを弄ることでベースクロックを50MHz/60MHz/66MHzに設定することができます。CPUのアップグレードを考えるならまずベースクロックの66MHz化は第一にやった方がいいと思います。

    で、肝心のCPUのアップグレードですが、Socket8のRaで採れる手法はPentiumIIODPを載せるか、PL-Pro/IIを使ってCeleronやPentiumIIIを載せるかのどちらかになります。

    1.PentiumIIODP
    Socket8専用のODPです。Ra18ではPentiumProと挿しかえるだけで動作します。クロック周波数は333MHzで今となっては低いですが、フルスピード512KBのL2キャッシュを装備しているためパフォーマンスはかなり高いです(多分PC-98に載る333MHzのCPUとしては最強でしょう。オリジナルのPentiumProより5〜6割以上は高速化できるはず)。欠点は値段の高さと極めて稀少なため入手が困難なことです。また時期が古いのでMMXには対応していますがSSEには対応していません。

    2.Celeron(300AMHz〜533MHz、PPGA)
    Mendocinoコアの旧型Celeronです。値段が安く、お手軽にそれなりの高クロックが狙えるCPUですが、L2キャッシュが128KBと少ないためパフォーマンスはPentiumIIODPよりかなり劣ります(333MHzのPentiumIIODPと500MHzのCeleronが概ね同等)。Socket8のRa18にはそのまま載らないので、PL-Pro/IIというゲタを使う必要がありますが533MHz版を除けばまず問題無く動作するようです。

    3.Celeron(533AMHz〜766MHz、FC-PGA)
    現在パーツ屋の店頭で一般に出まわっているCeleronはこれです。旧Celeron以上の高クロックを低コストで狙え、SSEにも対応しているのでクロックを重視する向きにはいいCPUです。Ra18ではPL-Pro/IIに加えNeo-S370というゲタを組み合わせて使うことで使用可能です(一部Neo-S370が要らない物もあります)。ただし前2つのCPUと違い、こちらは確実に動作する保証はなく、様々な要因が絡み合い動作・不動作がわかれるようですので一種の博打になります(動かなかった場合の対処法も諸説ありますが決定的な物は発見されていません)。総合的な性能は旧Celeronと殆ど変わっていないようです。また、PL-Pro/IIとNeo-S370以外にCPUクーラーを固定するためのSocket370が必要になります(必須というわけでは無いですがこれが一番スマートでしょう)。

    4.PentiumIII(500EMHz〜850MHz、FC-PGA)
    現在店頭に出回っているSocket版のPentiumIIIです。ベース100MHz又は133MHzを前提にして作られているので、ベース66MHzのPC-98に載せても定格の3分の2或いは半分のクロックでしか動作しません。しかしL2キャッシュが256KBあるおかげかCeleronよりはそれなりに高いパフォーマンスを発揮します。800MHz版や850MHz版のPentiumIIIを使えば533MHzや566MHz等の比較的高いクロックを達成できるので、シングルプロセッサのRa18においてはおそらくPentiumIIODPを凌ぐ最強のアップグレードパスとなり得ると思います。ただし河童Celeronと同様、Raでは確実に動作する保証が無いためこちらも博打になってしまいます。Celeronより値段が高い分、動かなかった場合の使いまわし等も考えないと後悔することになるかもしれません(汗)。Ra18で使うにはPL-Pro/IIとNeo-S370、更にクーラー固定用のSocket370が必要です。もし買うなら必ずベース100MHz版の方を選びましょう。

    動きさえすればクロック重視だとCeleron-700MHz辺り、総合性能重視ならPentiumIII-850MHz版を使用し566MHzで動かす(766MHzのCeleronより566MHz駆動のPentiumIIIの方がPC-98においては総合的に速いようです)のがいいと思いますが、何分確実に動作するという確証が持てないのが辛いところですね。ウチのRa20/N30(Ra18と同じマザーボード)はまだこれらの轟沈報告が無かった時期に何も知らずに800MHz版のPentiumIIIを買って533MHz駆動させましたが、もし動かなかったらと思うとぞっとします(汗)。今は850MHz版を566MHzで使っていますが、性能的にはK6-III+の500MHzオーバーのXv/WやVALUESTAR系マシンとほぼ同等のパフォーマンスを発揮してくれています。
  6. デンドロビウム さん   2001-01-28 13:48:45
    あ、追加です。Ra18はCPUをアップグレードするとメモリチェック時にビープ音と共に「PROCESSOR UPDATE DATA ERROR」「PROCESSOR UPDATE ERROR」の2つのエラーメッセージが表示されますが、これは動作には全く問題無いので無視してOKです。
  7. バイザー さん   2001-01-28 19:35:08
    >何分確実に動作するという確証が持てないのが辛いところですね。

    そうですね。
    ウチのRa20/N12は運良くCeleron 700MHzもPentiumIII 850MHzも動作しましたが、機体によっては全く動かなかったり、起動時に暖気が必要だったり、セレなら動くがPenIIIでは動かなかったりするようですね。
    CPUのパフォーマンスに関してはデンドロビウムさんの仰るように、PenIII 850@566MHzですとK6-IIIE+ 550@600MHzとほぼ同等のようです。3Dグラフィック関連はPenIIIの方が優れてますけどね。
  8. ちゃま さん   2001-01-29 02:08:31
    ちゃまでございます m(_ _)m。

    KO1 さんとBeth さんとのやりとりの中で
    あらかじめ想定しておられる「当方の投稿文章」が、お互いに異なっているようですので(^^;)
    若干の補足説明をさせていただきたいと思います。

    「Neo-S370」の要不要 等につきましては、詳しくは

    「MATE-R、98Proユーザの掲示板」
    (> http://www.tanaka.is.uec.ac.jp/-wizard/cgi-bin/mate-r/gwbbs.cgi

     「Coppermine-256K(FC-PGA Package)」「Coppermine-128K(FC-PGA Package)」における、
     大系的なピンアサインの分類、および「PL-Pro/II」(Rev:B)、「Neo-S370」について
     (書込日時:2000/11/07(Tue) 05:04 投稿者:ちゃま)

    を御覧くださいませ。

     # 上記文章は、「どるこむ仲間の掲示板!(alpha)」への当方自身の投稿からの転載および追記であり
     # KO1 さんは、この元投稿を御覧になられたのだと思います。
     # 翻って、Beth さんが想定しておられるのは
     # 「レジスタアドレス 2AHのビット11の扱い」につきまして、当方が触れている文章だと思われます。
     
     
    上記内容の一部を、要約すれば
    633MHz以上の「Celeron(Coppermine-128K)(FC-PGA Package)」を搭載するときには
    (大系的なピンアサインの観点から
     633MHz以上では、いわゆる「Celeron(Mendocino)(PPGA Package)」互換のものは存在しないため)
    現行の「PL-Pro/II」(Rev:B)と「Neo-S370」とを組み合わせることが、必要となるということです。

    注:
     「Celeron(Coppermine-128K)(FC-PGA Package)」の製品版(量産品)の中には
     cA2コア(CPU ID: 0681h)のものは、存在しておりません。

     # なお、「Neo-S370」の要不要につきましては
     # Core Steppingの相違そのものが直接的な原因なのではなく、
     # プロセッサ外部パッケージデザイン上における、単なるピン配列の互換性の問題に過ぎません。
     
     
    また、こうした問題とは全く別に
    プロセッサ換装時の不具合(不安定さ)の要因としましては
     (1)電源容量の不足
     (2)電源ユニットにまつわる、ベンダごとの特性
     (3)プロセッサの冷却不足
     (4)多段下駄構成による、いずれかの部位の接触不良
    などが、よく取り沙汰されておりますが、
     (5)多段下駄構成による、配線長の問題
     (6)「PL-Pro/II」(Rev:B)の内部結線パターン(下駄そのものの内部仕様)に問題がある
    といったことなども考えられます。
  9. ちゃま さん   2001-01-29 02:40:12
    上記の一部に、誤りがございました。
     # 文章編集の過程で、チルダーがハイフンに置き換わってしまいました(^^;)。

    「MATE-R、98Proユーザの掲示板」
    「誤」
    http://www.tanaka.is.uec.ac.jp/-wizard/cgi-bin/mate-r/gwbbs.cgi
    「正」
    http://www.tanaka.is.uec.ac.jp/-wizard/cgi-bin/mate-r/gwbbs.cgi
     
     
    謹んで、訂正させていただきます。 m(_ _)m
  10. KO1 さん   2001-01-29 15:02:42
    おぉ、ちゃまさん、丁寧なフォローありがとうございます。
    以前の内容とごっちゃになっていた記憶が整理されました。
    Ra20/N30買う時の参考になります。<C233見つかるまで98買わないんじゃなかったのか〜〜