[9468]  PL-Pro/IIの設定法について
投稿者:綾櫻 さん   2001-03-29 00:28:57
みなさん、PC初心者の綾櫻と申します。
PC-9821St20という機種でCeleronを使用したいのですが
PL-Pro/IIにCeleron466MHzをさして電源を入れてみました。
ところが、電源は入ってファンやHDDは動くのですが、まったく立ち上がりません。
取り説には特に設定方法はないのですが、CPU倍率などを設定する方法はあるのでしょうか?
また、ピンを見てみると1ピン足りないようです。
中古で買ったのですが、まさか壊れているとか・・
どなたかこのCPUアクセラレータを使っている方がいましたら教えていただけないでしょうか?
  1. Kame さん   2001-03-29 00:53:39
    St20ではPL-Pro/IIは使用できません。どるこむでもPL-PRO/II登場直後から轟沈報告が
    挙げられています。原因はチップセットのせいでしたっけ? 私も詳細は覚えてないので
    識者の方、お願い致します。
    St20/St15は現在でもPentiumII ODPが最高のアップグレードパスとなっています。
  2. いーとん さん   2001-03-29 01:26:19
    PL-Pro/II には倍率設定も電圧設定も存在しません。
    ☆元々 Celeron 自体が倍率固定ですし。
    それと1Pin足らないのは仕様です。

    此処まで書いても St20 で動作させる方法は見つかっていないと思いますので残念です(汗
  3. wildcat さん   2001-03-29 02:15:51
    98Pro(St15/St20)でのPL-Pro/II使用は既に上のお二方がかかれている通り、
    使用不可能です。
    別にPC-9821だからというのではなくて、98Proに採用されているOrionチップセット
    (Intel 82450KX/GX)を搭載したPC全般でPL-Pro/IIは使用不可能です。

    本当、PL-Pro/IIが使えたらいいのにとは良く思いますよ・・・。
  4. ぷるまん さん   2001-03-29 11:37:02
    丁度調べていたらstのスレッドが(笑) 
    元ネタとかあまり関係ないのですが、Stという事で質問をお願いします

    今度、stを買おうと思いまして過去ログを色々と調べていたのですが
    St20とSt15は別物と考えた方がよろしいですよね?
    まぁチップセットも違うので当たり前と言えば当たり前なんですが・・

    このに機種の違いは 簡単に言うと
    ベースクロックの違いとPCIバス周りのバグの有無だけと考えてよろしいでしょうか?
    St15のPCIのバグはINTELSATである程度回避できるとありましたが
    やはりこれから購入するのであれば、やはりst20の方が無難なんでしょうね

    最近はCHANPONという素晴らしいボードが発売されましたが、St20/St15での動作確認と言うのはあまりあがらないですね・・・使えないのかしら?
    FNECHARDのHPでBSDでの動作確認が上がっているだけですが、ほかのOSでつかっている方は
    いらっしゃるのですかね? 
    あと、ECCを積めるような事も見たのですが、この辺もどうなんでしょうか?
    xvとかだとNECの公称よりメモリを多く積めますが、Stではむりなんですかね?
    xtではチップセットが256までなので無理と言うのは解ったんですけどね

    たくさん質問がありますが、よろしくお願いします

  5. 綾櫻 さん   2001-03-29 12:30:53
    みなさん、最初に質問した綾櫻です。
    ご返答ありがとうございます。
    St20ってPL-Pro/IIに対応してないんですか。。
    とても残念です。
    もう1台Rv20というのも持っていますが、同じように電源は入りますが起動できない状況です。
    Rv20は動作報告を良く聞きますがコツのようなものはあるのでしょうか?
    無知な質問で申し訳ないのですが、どなたか教えてください。
    (両マシンともとても高かったそうです・・)
  6. ぷるまん さん   2001-03-29 12:38:10
    綾櫻さん

    マズはCPUと下駄がきちんと刺さっているか確認してみてください
    結構いっぱいまでささないと動かないので

    私もRv20でその下駄をつかっていますが、きちんと使えています
  7. デンドロビウム さん   2001-03-29 13:52:12
    >まぁチップセットも違うので当たり前と言えば当たり前なんですが・・
    St15もSt20もチップセットは450KX(Orion)です。違いとしてはぶるまんさんの調べられた通りで、パワーアップの方法などに特に差は無かったように思います。

    >あと、ECCを積めるような事も見たのですが、この辺もどうなんでしょうか?
    >xvとかだとNECの公称よりメモリを多く積めますが、Stではむりなんですかね?
    >xtではチップセットが256までなので無理と言うのは解ったんですけどね
    StはECCには非対応で、普通のパリ付きFPM DRAM SIMMを4枚1組で増設します。公称最大メインメモリは256MBですが、64MBのSIMMを使うことで512MBまで増設できた方もいらっしゃるようですので、おそらく512MBまでは可能だと思います(ちなみにStとは関係無いですが、Xtのチップセット430NXは最大メインメモリは512MBまでです^^;;)。

    >もう1台Rv20というのも持っていますが、同じように電源は入りますが起動できない状況です
    Rv20の場合、Celeron-466MHzでしたら特に問題なく動くはずです(CoppermineコアのCPUは当たり外れがあって動かないこともあるかもしれませんが、MendocinoコアのCeleronでは殆どの場合動きます)。ぶるまんさんが書かれているようにまずゲタとCPUの挿し込みを確認してみてください。隙間が空きすぎると(1mmとか)起動しません。もし挿し込みに問題が無いようなら、おそらくゲタかCPUのどちらかが不良なのではないかと思います。

    ウチのRv20ではPL-Pro/IIでCeleron-466MHz、PentiumIII-800MHz、PentiumIII-850MHzが動作しました(PentiumIIIはNeo-S370やHCL-Sゲタを併用しましたが)。

  8. CKK@元St15ユーザー さん   2001-03-29 14:04:32
    St15はSt20のβ版のような物だと考えればいいです。つまりSt20のほうが遙かに良いです。St15だと苦労しますよ。
  9. ぷるまん さん   2001-03-29 15:18:42
    デンドロビウムさん CKKさん レスありがとうございます

    過去ログで調べましたら

    ちゃま様が
    >Orion DT(Intel 82450KX(Intel 450KX PCIset))」および
    >「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」

    と言う発言をStを紹介する時に書いていましたので
    手っきりこれは、St15とSt20の違いをさしていると思い
    違うチップセットを表現しましたが、同じものなんですね

    あとXtでも512までチップセットが対応していると言うことは
    512まで載せられるんですかね?
    乗せた人誰かいるからしら・・・

    >StはECCには非対応で、普通のパリ付きFPM DRAM SIMMを4枚1組で増設します。公称最大メインメモリ>は256MBですが、64MBのSIMMを使うことで512MBまで増設できた方もいらっしゃるようですので、おそ>らく512MBまでは可能だと思います

    これは現在売られている64Mチップの誌SIMMでも使えるんでしょうか?

    あと過去ログにこういうのもありました

    はにゃ様が

    >また、メモリはカタログでは FP w/Parity となっていますが、EDO SIMM w/ECC でも使える例が多数>ありますので、大丈夫だと思います

    とも書いておられるので、ECCやEDOでもつかるのかな?と思い聞いた次第です

    だれか試した方はいないのかしら?
    わかる方よろしくお願いします
  10. ぷるまん さん   2001-03-29 15:46:23
    さらに調べると、デンドロビウム様が

    >450KX・・・PentiumPro用のチップセットです。最大1GBまでのメインメモリに対応し、インターリーブ方式を採用してメインメモリアクセスの高速化を図っています。マルチプロセッサに対応していますが、PC-98では結局発売されませんでした。PCIリビジョンは2.0です。98ではSt15とSt20に使われました。

    と書いていますが、がんばればメモリ1024のるかしら・・・
  11. デンドロビウム さん   2001-03-29 20:18:03
    >あとXtでも512までチップセットが対応していると言うことは
    チップセットが対応していても、BIOSその他の要因でチップセットの限界までのメモリを増設できないことはよくある話です。例えばWildCatは最大メインメモリは1GBと大きいですが、PC-98で実際に何らかの手段で1GB搭載できる採用マシンは無いようです。PC-98では現在のところ唯一Rv20が128MBのSIMMを8枚装着して1GBを達成した報告があるのみですね。

    >手っきりこれは、St15とSt20の違いをさしていると思い
    82450GXはハイエンド、82450KXはそれよりはグレードの低いミドルレンジのサーバ用のチップセットだったようです。PC-98ではSt15とSt20のどちらも450KXが使われ、450GXは採用されなかったと記憶しています。
  12. ぷるまん さん   2001-03-29 22:12:42
    デンドロビウム様 度々ありがとうございます

    >チップセットが対応していても、BIOSその他の要因でチップセットの限界までのメモリを増設できないことはよくある話です

    おっしゃる通りですね 
    現時点だとRv20だけですかぁ
    でもECC128はヤツを8本は値段的にも辛そうですね・・・OSも選ばれちゃいますしね
    と言ってもOSも大して数が無いですが
    なんどもどうもありがとうございました

  13. 綾櫻 さん   2001-03-30 17:35:39
    力強く刺してみたのですが、やはりダメのようです。
    このパーツはなかなか入手できないようですので気長に探します。
    ※ネット通販で申し込んで1ヶ月以上納品のめど立たず状態です。
    漢らしく秋葉原にいって足でさがしますか・・
  14. さくら さん   2001-03-31 10:02:06
    昨日ロンテックのhpで同商品の通販申し込みをしたら納期は4〜5日とのことでした。
  15. ちゃま さん   2001-03-31 15:38:37
    綾櫻 さんへ
    初めまして。ちゃまと申します m(_ _)m 。

    NEC PC-98上においてもAT互換機上においても(アーキテクチャの別なく)
    「Orion DT(Intel 82450KX(Intel 450KX PCIset))」および
    「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」搭載機(< 最初期の「Socket8」マシン)上では、
    PowerLeap社製「PL-Pro/II(Rev:B)」を利用することはできません。

     # 「PL-Pro/II(Rev:B)」は
     # 「Natoma(Intel 82440FX(Intel 440FX PCIset))」搭載機との組み合わせのみを想定しており、
     # PowerLeap社の独自解析により作られております。
     # かつて、当方自身も「PL-Pro/II(Rev:B)」の内部結線状況をある程度調べてみましたが
     # 米Intel社による「Orion」系チップセット搭載システムのリファレンスデザインガイドラインを
     # 明らかに逸脱していると思われる箇所があまりにも多く散見されたため、
     # 「Orion」搭載機対応化のための改造(< 内部配線の更正)を諦めざるをえなかった、
     # という経緯がございます(^^;)。

    従いまして、
    「Orion DT(Intel 82450KX(Intel 450KX PCIset))」および
    「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」搭載機では、
    Socket8マシン用の「ODP」である
    米Intel社製「PentiumII OverDrive Processor」を利用することが
    一般向けであると同時に、最も確実なプロセッサアップグレードパスであるといえます。
  16. ちゃま さん   2001-03-31 15:40:32
    ぷるまん さんへ
    初めまして。ちゃまと申します m(_ _)m 。

    「98Pro」と称されている
    「St15/L16」と「St20/L16」には、両機種共に
    「Orion DT(Intel 82450KX(Intel 450KX PCIset))」が採用されております。

    (> 「98Pro」のマザーボードには、「St15/L16」の「G8VDR」系と、
       「St20/L16」の「G8VDR A」系および「G8VDR B」系の3系統が、それぞれ存在しております。
       なお、後述のように、「St15/L16」と「St20/L16」とでは
       搭載しているチップセットのリビジョンが異なっておりますので、別途注意が必要になります)

     # なお、「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」は
     # 「Orion DT」の上位チップセットであり、
     # 「NEC PC-98アーキテクチャ P6系マシン」では、全く採用実績がございません。
     
     
    メインメモリに関する、チップセット単体としての仕様としましては
    「Orion DT」はMax 1024MB/2WAYインターリーブまで、
    「Orion ST」はMax 4096MB/4WAYインターリーブまで、それぞれ対応しております。

    (当時、純正オプションとしましては32MB SIMMまでしか存在しておりませんでしたので)
    「St15/L16」と「St20/L16」のNEC側による公称値は
    Max 256MB(< 32MB SIMM x8)までとなっておりますが、実際には、双方共に256MB越えが可能です。

     # 当方所有の「St15/L16」および「St20/L16」におきましては
     # 32MB SIMM x4 + 128MB SIMM x4 = 640MB までは、
     # 安定的に動作可能であることを確認しております。
     # (電源ユニットを強化することなどにより、「Orion DT」が直接ドライブできる
     #  1024MB近辺までは、認識させることができる可能性は高いであろうと考えられます)

     # ちなみに、
     # メインメモリに関する、チップセット単体としての仕様がMax 512MBとされている
     # 「Neptune(Intel 82430NX(Intel 430NX PCIset))」を搭載した
     # 「Xt/C10W」(< 同様に、NEC側による公称値はMax 256MB(< 32MB SIMM x8)まで)
     # におきましても、256MB越えが可能です。
     # 当方の環境下では、32MB SIMM x2 + 64MB SIMM x6 = 448MB までは、
     # 安定的に動作可能であることを確認しております。
     
     
    「参考資料」

    「Orion」チップセット固有のバグについて

    このチップセットの初期のリビジョンではPCI Write Postingにバグがあり、
    大量のPCIバストラフィックのあるアプリケーションでは
    著しい性能低下があるという障害がありました。
    B0以降のリビジョンのチップセットでは、既にこの問題は解決されています。
    (< 「St15」ではA2以前、「St20」ではB0以降を、それぞれ採用しています)

     # 例えば、Canopus社製の「Power Capture PCI」が
     # 「Orion」搭載機全般を対象機種から除外しているのは、このためです。
     
     
    なお、「St15/L16」と「St20/L16」との違いにつきまして、詳しくは
    「MATE-R、98Proユーザの掲示板」
    (> http://www.tanaka.is.uec.ac.jp/~wizard/cgi-bin/mate-r/gwbbs.cgi )の過去ログにおける、
    「ST15のCPU換装」 投稿者:TAK さん 書込日時:2000/09/24(Sun) 23:28

    「St15/L16」の性能改善策につきましては
    「St15のCPUとINTELSAT」 投稿者:TAK さん 書込日時:2001/01/07(Sun) 13:12

    に対する当方のResを、それぞれ御参照くださいませ。
  17. ぷるまん さん   2001-03-31 16:25:45
    おおお!ちゃま様られすが頂けるとは・・・
    はじめまして ぷるまんでございます
    よろしくお願いします

    ># 当方所有の「St15/L16」および「St20/L16」におきましては
     # 32MB SIMM x4 + 128MB SIMM x4 = 640MB までは、
     # 安定的に動作可能であることを確認しております。
     # (電源ユニットを強化することなどにより、「Orion DT」が直接ドライブできる
     #  1024MB近辺までは、認識させることができる可能性は高いであろうと考えられます)
     # ちなみに、
     # メインメモリに関する、チップセット単体としての仕様がMax 512MBとされている
     # 「Neptune(Intel 82430NX(Intel 430NX PCIset))」を搭載した
     # 「Xt/C10W」(< 同様に、NEC側による公称値はMax 256MB(32MB SIMM x8)まで)
     # におきましても、256MB越えが可能です。
     # 当方の環境下では、32MB SIMM x2 + 64MB SIMM x6 = 448MB までは、
     # 安定的に動作可能であることを確認しております。

    わざわざ具体例まであげていただき、本当にありがとうございます
    ところで、両機種とも(St15/St20.Xt)ともに
    普通のパリ付きFPM DRAM SIMM対応だと思うおのですが
    ちゃま様が両機種で載せて公称256M越えをしたSIMMは何でしょうか?
    64Mのパリ付でしょうか?
    この両機種にECC付はむりでしょうか?
    本体があればスグにでも試してみるのですが・・・現在捜索中でして・・・
    申し訳ありませんが、お教え願えますか?

    >なお、「St15/L16」と「St20/L16」との違いにつきまして、詳しくは
    「MATE-R、98Proユーザの掲示板」・・・

    はい、こちらはもうしっかり過去ログで調べさせていただきました
    いつも、非常にわかりやすく しかも資料的のもすばらしいレスを
    残していただき感謝いたします
  18. ちゃま さん   2001-03-31 18:15:29
    ぷるまん さんへ
    ちゃまでございます m(_ _)m。

    当方が実験に利用しました128MB SIMMや64MB SIMMは、全て
    Parity有りの「FPM(Fast Page Mode) DRAM」タイプです。

     # 往年の名機である
     # 「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」を搭載した
     # ハイエンドサーバ群のフラッグシップモデルを格安で入手しては、その都度
     # 部品取り用に供しております(^^;)。

    なお、
    ECC(Error Correcting Code / Error Checking and Correcting)対応の
    「EDO(Extended Data Out) DRAM」タイプでは、
    「St20/L16」上において、64MB SIMM x8 = 512MBまでは
    はにゃ さんが実動作確認をしておられたと思います。
    (< この場合には、「EDO DRAM」のチップを「FPM DRAM」の代用として利用する形となります)

     # 「Neptune(Intel 82430NX(Intel 430NX PCIset))」、
     # 「Orion DT(Intel 82450KX(Intel 450KX PCIset))」および
     # 「Orion ST(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset))」では、
     # メインメモリに関する、チップセットの仕様としましては
     # 「FPM DRAM」にしか対応しておりませんので、
     # そうした点につきましては、あらかじめ、御承知おきくださいますよう
     # よろしくお願いいたします m(_ _)m。
  19. ぷるまん さん   2001-03-31 20:35:11
    ちゃま様

    度々詳しいレスをありがとうございます

    ># メインメモリに関する、チップセットの仕様としましては
    ># 「FPM DRAM」にしか対応しておりませんので、
    ># そうした点につきましては、あらかじめ、御承知おきくださいますよう
    ># よろしくお願いいたします m(_ _)m。
     
    はい、それはもう十分心得ております

    いろいろとありがとうございました
    後は、本体を手に入れて試してみるのみ・・・(笑) 
    本体どっかにうってないかなぁ。。。