[13902]  PentiumIII 1.0EGHzとPentiumIII 1.33GHzを比較
投稿者:Kame さん   2003-03-25 19:08:21
OEM向けにしか出荷してないというPentiumIII 1.33GHz(Tualatin-256K)が
手に入ったんです。手に入ったヤツはフィリピン製のSL5VXで、コア電圧は
1.5Vとなってました。98で動かす場合には半分の667MHzになるんですが、
手元にはCoppermineコアのPentiumIII 1.0E GHzもあるので、同じクロック
での性能比較ができますから、早速ためしてみる事に。比較に使ったのは
HDBENCH 3.40b6とSuperπ 104万桁の二つ、マシンはRs20/B20です。

●HDBENCH 3.40b6
・PentiumIII 1.0E GHz
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Rs20/B20
Processor Pentium III 663.16MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K] L2:[256K]

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
3114 24592 25223 0 0 0 0

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
0 0 0 0 0 0 0 0 A:100MB

・PentiumIII 1.33GHz
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Pentium III 663.16MHz[GenuineIntel family 6 model B step 1]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K] L2:[256K]

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
3114 24592 25223 0 0 0 0

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
0 0 0 0 0 0 0 0 A:100MB

コアが変わっても基本のアーキテクチャは変わらないので数字は一緒ですね(^_^;;
でもってSuperπの方の結果です。

●Superπ 104万桁
・intelsatなし
PentiumIII 1.1GHz 6分53秒
PentiumIII 1.33GHz 7分04秒

・intelsatあり(50 00,54 00,58 2Eの3個を適用)
PentiumIII 1.1GHz 6分18秒
PentiumIII 1.33GHz 6分26秒

どうもL2の性能に差があるような感じですね。
Tualatin-256KなCeleron 1GHzを持ってればこれと比較するともうちょっと
はっきりした性能差が見えそうな気もしますが、Tualatin-256Kはintelが
想定したFSBで動かしてやらないと真価を見せてはくれないモノである事は
分かりますね。
どのみち手に入りにくい物なのでムリして使う程の物でもないな、という
のが素直な感想でした。
  1. くん さん   2003-03-29 17:40:22
    Kameさんこんにちは、またレアなCPUの動作報告をありがとうございます(^^)
    以前オークションで1.33GHzと1.4GHzをみかけた事がありましたが、
    TualatinのIIIはCeleronとIII-Sの間の本当に微妙な存在ですよね。
    PentiumIII-SだとIntelSat使用時などにMABなどで計測すると440FXの場合
    メインメモリアクセス分(L2領域外)の速度が逆に落ちてしまうという問題が
    あったようですが(それでも512KB L2の分、結果は高速でしたが)、
    Tualatin Celeronではその問題はおきていないようでしたよね、
    Tualatin PentiumIIIではどうなんでしょうかね?(^^;)
  2. Kame さん   2003-03-30 02:29:40
    ごめんなさい。
    自分で使いそうになかったんで、定格で動かせそうなマシン持ってる人に
    あげちゃいました。
    最近はマルチプロセッサ化出来ないCPUにはあまり興味がないというのも
    ありますけどね。