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Rv20 と PentiumII ODP Dual
投稿者:SUPRA さん
2002-12-01 18:47:47
Rv20と PentiumII ODP 333MHzにてデュアル構成にしたのですが、
PentiumII ODPシングル動作のときより、明らかに遅くなってしまい困っています。
具体的には、画面が数秒おきに引っかかるようになりました。HDBENCHでは、
顕著に現れます。普段の操作でも、数秒おきにマウスが飛んだりします。
そもそも通常ウィンドウのテキスト描画が、目で追えるので明らかに遅いのです。
PC-9821Rv20, Windows2000 Professional SP2
PentiumII ODP 333MHz Dual
EDO ECC 16MB * 2, EDO 32MB * 6 (MEMSETUPにて認識)
UIDE-66, 20GB, 30GB, 30GB, CD-RW
GeForce2MX400/PCI 32MB
本体への改造なし
電源の容量不足を疑い、最小構成にてチェックしましたが変わらず。
CPUの 2nd Cacheを疑い、それぞれシングル動作でチェックしましたが正常。
Dual構成にて Windows2000の再インストールをしましたが変わらず。
もう1つ変なことは、CPU2側の動作が遅いことです。CPU1の占有率が
最大でも 20%程度しか上がらないのに、CPU2側は 80%にもなります。
CPU2側の 2nd Cacheがオフになっているのでしょうか?
事実、SuperPI 3.2万桁の演算結果にも違いが生じます。
タスクマネージャから、CPU割当を変更して計算させたところ、
CPU1 5秒
CPU2 1分以上につき中止 (^^;
どなたか対応策をご教授頂ければ、幸いです m(__)m
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まりも さん
2002-12-01 20:13:03
普通ではない点というとmemsetupを使っているくらいですね。
DUALでどういう問題が出るかなんていうのは検証したことがないので、関連があるかどうかすら分かりませんけれども、可能性としては、CPU内部にあるメモリタイプ範囲レジスタ(MTRR)が、CPU0しか設定されていないことが挙げられます。つまりCPU1のほうは、メモリチェックカウントで失敗した以降のアドレス範囲にはキャッシュがなされないということです。
もしECCありのメモリがあるなら、それで試してみればはっきりします。
なお、memsetupをDUALに対応して欲しいという要望は、予めお断わりしておきます(^^;)。自分が所有していないもの(環境)に対応することはできませんので。
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SUPRA さん
2002-12-01 20:37:01
初めまして、まりもさん。
試行してみたところ ECCのみの環境では、このような問題は発生しませんでした。
見事に的を射た発言に、驚いています。凄いです!!
アドバイス、どうもありがとうございました。
次は、フルECC環境構築を目指して頑張ります (^^;
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かっぴい さん
2002-12-06 23:21:04
>自分が所有していないもの(環境)に対応することはできませんので。
ということは、PenIIODPを2個まりもさんに寄付すると、対応してもらえるかも知れませんね。
とかいってみたり。(笑
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まりも さん
2002-12-07 01:46:25
PenPro機ではCPUを「4個」載せられる仕様になっており、Rv20もそれを完全に満たしているようです(笑
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かっぴい さん
2002-12-07 23:15:33
>CPUを「4個」
それはPenIIODPを4個、いやいや(さらに笑
それはともかく、
その辺がPenProの、Proたるところなのですな。
ハードウェア的には結線すれば通るという事ですか?
もっともRv20は持ってないし、
PCI増設すら結線数の量にうんざりして放置してあるので、
実験用にRv20を保有されてるマスタークラスの方々に
お任せです。
ところでCPU4個の場合なんというのでしょう。
いや、特に意味は無いですが。
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ルゲンシウス さん
2002-12-08 21:35:20
>ところでCPU4個の場合なんというのでしょう。
Quad です。
>ということは、PenIIODPを2個まりもさんに寄付すると、対応してもらえるかも知れませんね。
そこまでしなくても、Dualの検証なら普通のペンタプロ2つでもよいのでは? (笑
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眠り猫 さん
2002-12-09 03:37:57
PL−PROIIがRv20でDUAL対応に出来るなら、
ウチで開封されないままお蔵入りしているPIIODPを寄付しても惜しくはない・・・
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まりも さん
2002-12-09 12:41:33
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デンドロビウム さん
2002-12-09 13:26:25
ををを、何時の間にPL-Pro/IIデュアルに成功していたのか・・・全く気付かなかったです(汗)。しかしこれは一筋縄ではいかないっぽいですね(^^;;
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眠り猫 さん
2002-12-12 05:35:15
こ、これは・・・すでに成功されていたんですね。情報サンクスです。
しかし、あのゴチャゴチャしたPL−ProIIを改造してしまうとは凄いです。
もっと腕を磨かねば。技術力のある方が羨ましい・・・
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かっぴい さん
2002-12-12 22:56:56
>ををを、何時の間に
少し見ないうちに、予期せぬ展開になってましたな。
しかし、既に開拓済みだったのですね。さすがです。
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ちゃま さん
2002-12-15 12:17:28
デンドロビウム さんをはじめ、みなさまへ
大変、お久しぶりでございます。ちゃまでございます m(_ _)m。
> しかしこれは一筋縄ではいかないっぽいですね(^^;;
なぜなら、FC-PGA系プロセッサの場合、
ロットごとの
正確なピンアサインの情報を把握することが困難であるからです。
# Mendocinoと同様に、
# FC-PGA系プロセッサにおけるBR[3:0]#(< BR0# 〜 BR3#)の存在は
# 非公認かつ非サポート領域の情報に相当するため、
# 米Intel社から有償もしくは無償で提供されている技術関連資料だけでは
# それらを特定することはできません。
当方が、直接検証しました限られた範囲内におきましても
Coppermine-256K FC-PGA系プロセッサの場合、ロットによっては
BR#として実際に機能する4本のPin Numberをもつ個体も
一部の「Qualification Sample」の中にはございましたし、
4本全てはそろっていない(BR#が部分的に削られている)と考えられる個体も存在しました。
# Socket 8およびSC 330 (Slot 2)系システム上において定義されている
# Quad接続型では、4本のBR#全てを通しで結線する必要があります。
さらに、過去ログでも既に触れていることではありますが
それぞれのPin Numberが不用意に変更されているケースもありますので、
別途注意が必要となります。
とりあえず、御参考まで。
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ちゃま さん
2002-12-15 21:49:29
P.S.
米Intel社純正の
「PentiumPro processor-based systems (Socket8)」用の「OverDrive Processor」である
「PentiumII OverDrive Processor」(< 旧称「PentiumPro OverDrive Processor」)は、
いわゆる”Quad接続型”のDual Processingであっても
その仕様上、公式にサポートされております。
# Dualであっても(< 物理的なプロセッサの数が2個であっても)
# BR[3:0]#(< BR0# 〜 BR3#)の全てが必要とされる(フルスペック仕様であることが要求される)
# マザーボード上におきましても、「PentiumII OverDrive Processor」は利用可能です。
この仕様は、実際に
Quadであっても(< 物理的なプロセッサの数が4個であっても)
「PentiumII OverDrive Processor」が利用可能であることを意味します。
# 但し、残念ながら
# こちら方は公式なサポート範囲外となっております。
# (< ただ単に、実機によって個別にバリデーション(Validation)を行っていないだけのことです)
# なお、当方所有の
# AMI製「Goliath」(Intel 82450GX(Intel 450GX PCIset)(Orion ST)搭載)上におきましても、
# 「PentiumII ODP」x4 メインメモリ1GB(Max 4GB)(4way Interleave)にて、現在運用中です。
「PentiumII OverDrive Processor 333MHz (Boxed)」
「S-spec Number: SL2KE」(CPU ID: 1632h)(Core Stepping: TdB0)(TagRAM/Stepping: C6C/A3)
「PentiumII OverDrive Processor 333MHz (OEM)」
「S-spec Number: SL3EA」(CPU ID: 1632h)(Core Stepping: TdB0)(TagRAM/Stepping: C6C/A3)
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StrayCats さん
2002-12-26 00:29:34
G8XRZでPPGA Celeron Dualの実験をおこないましたStrayCatsです.
なんとか実験が成功したのも,わたしひとりの力ではないです.
ここにあつまっているみなさんからの情報があったからこそ,うまくいったのです.
現在,次の目標であるRv20 Rs20でFC-PGA PentiumIII Dualにチャレンジしていますが,まだうまくいってません.
いま手元にあるロットでは,正確なピンアサインが確認できていないからです.
ちゃまさまの今回のおはなしで,POWER LEAPの製品の対応がせいぜいDual接続型までで,Quad接続型に対応できていない理由,というか対応したくても対応しきれない理由が,ようやくわかったようにおもいます.
INTELがおもてに出している情報とちょっと差がありすぎて,これではどうにもうまくいかないはずです.
でも海外のMailing ListではMobile PentiumIIIでも動作できる実例があるとうかがったので,FC-PGA PentiumIIIでもなんとしてもQuad接続型を実現したいです.
>技術力のある方
ただ手先が器用なだけ程度の技術力だけでは,解決できない難題が多いです.
実験する以前に必要な情報をあつめるのに,もっと情報検索の熟練度をあげなければいけないみたいです.