[13301]  いまさら、Coppermineで、1GHz動作達成
投稿者:TRISS さん   2002-07-28 12:36:19
12倍設定ができるという、噂の ES版 Coppermine (QEJ1ES) を幸運にも手に入れることができたので、クロックアップ実験機の Ra333/W60で、ベースクロックを 83.8MHzに上げて、12倍設定で実験したところ、遅れ馳せながら、うちでも 1GHz動作を達成しました。\(^-^)/

ベンチの結果は以下の通りです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 PC-9821Ra333/W60 (VDB16, メモリ=120, コア=108)
Processor Pentium II 1003.7MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step A]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display [X]スタンダード ディスプレイ アダプタ (9821 シリーズ)
Display [X]PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Display GA-VDB16シリーズ
Memory 260,604Kbyte (MELCO EMH-E 128M *2)
OS Windows 95 4.0 (Build: 950)
Date 2002/ 7/27 9:47

SCSI = I-O DATA SC-U2PCIシリーズ
HDC[X]=スタンダード IDE ハード ディスク コントローラ

ABC = IBM DNES-309170W Rev SAH0
D = GENERIC NEC FLOPPY DISK
E = YAMAHA CRW6416S Rev 1.0d

(メモリ速度標準)
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
47817 83926 63906 111670 33047 53370 658 74 17870 18091 47434 A:10MB

(INTELSATで高速化後)
48355 83705 63723 111657 37342 53378 658 74 17932 18450 48291 A:10MB

(参考、892MHz動作)
45475 74502 56726 111332 31237 52927 661 74 17932 18483 42072 A:10MB

Final Reality (1GHz、メモリ速度標準)

Radial blur, 5N, 30.91, rips, 4.26, Rmark
Chaos zoomer, 5N, 35.45, rips, 1.72, Rmark
25 Pixel, 5N, 811.37, kpps, 25.93, Rmark
Robots, 5N, 78.63, rips, 20.37, Rmark
Fillrate, 5N, 22.19, MPps, 4.80, Rmark
City scene, 5N, 100.91, rips, 25.04, Rmark
Video card bus transfer, 5N, 81.45, MBps, 2.59, Rmark
Direct3D bus transfer, 5N, 65.99, MBps, 5.64, Rmark
-----------------------------------------------------------------------------
Visual appearance, 96.30, percent
-----------------------------------------------------------------------------
Overall 3D, 5.09, Rmark
Overall 2D, 3.00, Rmark
Overall bus rate, 3.51, Rmark
-----------------------------------------------------------------------------
OVERALL SCORE, 4.22, Rmark
-----------------------------------------------------------------------------

 いや〜、PC-98も大した物ですね。良くやってくれました。以前は、11倍設定の Coppermineで、1GHz動作を狙って実験しましたが、うちの Ra333/W60は、根性無しなので、ベースクロック 90MHz以上では、Windowsが起動中にフリーズします。83.8MHzでは、Winも正常に起動できるので、QEJ1ESを使ったら、夢の 1GHz動作ができました。(^-^)

 さて、クロック向上に対する、演算処理能力の伸びは、さすが Coppemineといったところでしょうか。しかし、R MATEでは、ベースクロックを上げてもメモリ周りの遅さが足かせとなって、800MHz動作を超えても、よほど重いアプリを使わない限り体感上の変化はわずかです。

 また、GA-VDB16/PCIのグラフィック処理能力は、750MHz辺りを超えると、頭打ちとなり、ベンチマーク上では、ほとんど変化がありません。GAをより高性能な物に交換すれば、もっと体感でも速く感じると思いますが、そうなると、現状では、PC/AT互換機用を使わざるを得ないので、Win2000/NTが必須となってしまいます。

 よって、Win9xをメインに使うのであれば、800MHz以上にしても、実用的には、それほど意味は無さそうです (あくまで趣味の世界ですね)。

 ちなみに、自分の部屋には、クーラーが無いので、この時期に 1GHzでの常用はとてもできません。普段は、ベースクロックを、74.4MHzにして、892MHz (実測値) 動作、VDBのメモリクロックと、コアクロックをともに、100に設定しています。(^ ^;;

ベンチマークの結果や詳細は、自分の HPでも載せています。参考にどうぞ。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/nakajima-jr/
  1. TRISS さん   2002-07-28 17:03:49
    書き忘れましたが、Socket370変換アダプタは、PL-iP3 Rev 2.0です。
  2. バイザー さん   2002-07-29 08:48:22
    1GHz達成おめでとうございます〜
    いやぁ、確かにPC-98も大したものですね。ベースクロックアップに耐えることも素晴らしいですが、それでマトモにOSが動作しちゃうんですからねぇ(笑
    私はES品のCPU等を入手するチャンスに恵まれませんので、1GHzの世界は拝めそうにありませんです。
    ベンチ結果を見ると確かにプロセッサ項目の伸び方が大きいようですね。あとはメモリアクセスですが・・こればっかりはどうしようもないですなぁ。

    CPUクーラーはCPU-K5あたりみたいですね。このクーラーだとさほど冷却効率は良くないので、出来ればアルファのPAL6030か6035あたりに交換してみてはいかがでしょうか。
    もっともCPUの発熱自体が少なければ現状でもいいかとは思いますけどね(^^)
  3. デンドロビウム さん   2002-07-29 14:33:42
    >よって、Win9xをメインに使うのであれば、800MHz以上にしても、実用的には、それほど意味は無さそうです (あくまで趣味の世界ですね)。

    この辺は処理にもよりますね。ウチのRa20/N30の場合、PentiumIII-850MHz@566MHzからCeleron-1.2GHz@800MHzに載せ換えたところ、午後のこーだでのMP3エンコード速度が3割ほどアップしました(珍しくクロックなりのアップ率を達成した処理のような気が^^;;)。今は諸事情でPentiumPro-200MHzに逆戻りですが、やっぱPenProだと結構つらい物があります(涙)。
  4. TRISS さん   2002-07-29 22:57:40
    バイザーさん>
    >CPUクーラーはCPU-K5あたりみたいですね。
    はい、正解です。(^ ^;;
    もともとは、K6-IIIE+の冷却用に買ったものです。
    近いうち、CPUの冷却について、きちんと対策を立てる予定ですので、
    参考にさせて頂きます。

    今一番怖いのが、CPUの発熱より、GAの発熱が怖いです。
    VDBの発熱は凄いと聞いていましたが、驚きました。
    デスクトップ筐体では、ルーフカバーまで熱くなります。(^ ^;;
    もし、将来、1GHzで常用するなら、Xv/Wのタワー筐体に詰めかえないと
    駄目かなと思っています。

    デンドロビウムさん>
    >この辺は処理にもよりますね。
    たしかに、その通りです。m(_ _)m
    演算処理メインであれば、クロックが上がった分、違いが分かり易いと思います。
    グラフィック処理では、VDBが限界のためか、違いが分かりにくい感じがします。
    もっとも、この辺もアプリによるでしょうけど。
    そういえば、Win98SEをインストールしてあれば、
    もう少し違いがはっきりしたかもしれません。
    現状では、使用するアプリの都合上、Win95なもので。(^ ^;;
  5. バイザー さん   2002-07-29 23:41:14
    >デスクトップ筐体では、ルーフカバーまで熱くなります。(^ ^;;

    確かにVDB16は熱くなりますが、ベースが66MHzでも熱いですのでそんなに気にしなくてもいいかもしれませんです。
    むしろクロック耐性の方が心配ですねぇ。
    デスクトップ筐体だとたしかに廃熱が苦しいですが、工夫次第でなんとか空気の流れを作って冷やすことは出来ると思います。
  6. いーとん さん   2002-07-29 23:41:15
    > 将来、1GHzで常用するなら、Xv/Wのタワー筐体に詰めかえないと駄目かなと思っています。
    うちでの 1GHz常用機(及び常用可能機)の構成はこんな感じです。
    1.Xv20/W のケースに収めた溝1改造マザー。(PentiumIII 1.13G ES/QEJ1ES)
      Cバスの所に 6cm ファンが2連で憑いてます。
    2.Ra266/N30 の改造機。(Ra300相当機/PentiumIII 1.13G ES/QEJ1ES)
      Cバスの所に 8cm ファンが1基憑いてます。

    上記2機共に VDB16/PCI ですし、UD参加で約1年間の連続稼働をさせてました。
    ★耐久試験を兼ねていた訳ですが、1年の奉仕が終わったので2番の機体は止めてます。
    1番の機体は通常使用のメイン機なので今でも動かしてますし、日中の熱い時間でも落ちないです。
    ★2番機も落ちる事はありませんでした。

    1GHz 常用を目指すならタワー筐体と言うよりも排気を強化する事で十分だと思います。
  7. いーとん さん   2002-07-30 00:12:53
    そうそう、溝1マザーを Xv/W のケースに収めた時の重要な欠点(汗

    標準のスペースにHDDを載せていると溝1との距離が近すぎる為大型のクーラーは使えません。
    ファンの厚みも合わせて36mm程度が限界です。
    これらの事よりHDDにも変換物は使えないと言う事になります。
  8. TRISS さん   2002-07-30 21:45:32
    バイザーさん、いーとんさん、レスありがとうございます。m(_ _)m
    やっぱり、VDBはそんな物なんですね。(^ ^;;
    でも、どうもあの発熱は気になります。

    >1GHz 常用を目指すならタワー筐体と言うよりも排気を強化する事で十分だと思います。
    1年近い連続稼動実績のある方から、そう言って頂けると心強いです。
    たしかに、デスクトップ筐体は、熱がこもる感じがします。
    排気の強化がポイントですね。心得ました。
    Cバスに、ファンを付けると効果ありという事とは分かっていますが、
    うちの今の環境では、ちょっと厳しいです。(^ ^;;
    とりあえず、今回のレスを参考にして、作戦立ててみようと思います。

    >溝1マザーを Xv/W のケースに収めた時の重要な欠点(汗
    あっ、よくよく考えてみれば、たしかにそうですね。(^ ^;;
    まったく、スロットタイプは、場所を取るので困り物です。