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Lavie NXのリチウムバッテリ
投稿者:TDF さん
2001-06-12 08:43:21
ついにネを上げた添付品のバッテリの交換の為に、先日ファーストポイントに行きました。
運悪くニッケル水素は在庫切れ。(注文はあるが入って来ないとも?)
背に腹は変えられないのでリチウムの方を買ってきました。(^^;
流石に持ちますねぇ。
くたびれたバッテリの直後ってこともあるんですが、感覚的に倍持ちます。
(MP3を聞きっぱなしでCGエディタを使いながら、ファンは回りっぱなしで50%になるのに80分ほど?)
それなりに良い買い物だったのかも知れません。
さて、1度充放電しようと思いバッテリリフレッシュでもかけてみようかと思ったところ、以下のメッセージが出てきました。
Please Check Your Battery
(Only Use for Ni-MH)
要するに「ニッスイ(爆)じゃないぞ?出来ないよ。」って言われたんですが、リチウムバッテリはリフレッシュ出来ないんでしょうか?
あるいは・・・。
1:リチウムバッテリはリフレッシュしても動作は変わらない。
2:そもそもリフレッシュ動作は必要ない。
3:と言うか、完全に放電してはならない。
と言う事でもあるんでしょうか?
説明書のバッテリリフレッシュの項目を見ても、特に注意事項として載ってない様ですので・・・。
この辺はどうしたら良いのでしょうか?
因みに機種はLW26H、OSはWin98(プリのまま)です。
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SLIM さん
2001-06-12 10:58:08
ニッカドとリチウム電池の特性は以前も話題になりましたね(確か「これだ!」という答えは出てなかったと思います)
電池関係は ラジコン系に面白い記事が多かったかな?
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紅白 さん
2001-06-12 11:09:06
たしかリチウムにはメモリ効果は無いという話ではありませんでしたっけ?
最近、ナショナルの髭剃りを買ったのですが、中身はニッケル水素の単3が
入っているみたいなのですが、「使い終わるたびに、充電台の上に置いて
充電しても、電池の寿命はかわりません」と説明書には書いてありました。
ニッケル水素にも何らかの技術革新があったのかも?
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sa@W2K さん
2001-06-12 19:43:36
>1:リチウムバッテリはリフレッシュしても動作は変わらない。
ニッカド電池、ニッケル水素電池で起こるメモリ効果は発生しないため不要。
メモリ効果(Memory Effect)は、浅い充放電を繰り返すと起こる現象です。微笑電流を流し続けるトリクル充電でも長期に行うとこの症状が発生します。そこで、この現象から回復するのに有効な最後まで使いきる操作を行うリフレッシュというモードがもうけられたはずです。
リチウムイオン電池で怖いのは、リチウムイオンが還元されて金属リチウムが析出する過充電などで、破裂、発火などの危険性もあるのため、充電電圧などを電池パックにもうけた制御回路で監視しているわけです。したがって、この点に配慮した機材以外で充電を行うのは非常に危険な行為です。一方、この電池はメモリ効果が発生しないため、ニッカド電池などに必要なリフレッシュモードが設けられていないのが一般的です。
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sa@W2K さん
2001-06-12 19:48:33
おっと訂正
誤:微笑電流 笑ってどうする
正:微小電流
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BVV5 さん
2001-06-12 21:23:27
>メモリ効果(Memory Effect)は、浅い充放電を繰り返すと起こる現象です。
これですね、最初人工衛星のニッカド電池がいつも同じ充放電(浅いとか深いというとかいうのではなく)を繰り返しているとまるでその放電量を憶えているかのようにその点にくるとすとんと起電圧が10%ぐらい落ちる現象をいったのが始まりです。これを直すのにリコンディショニングというモードが衛星のコマンドに存在します。
原因は極板に使われているニッケルにあり、その構造が2価と3価の間で変化することによります。詳しいことは省略しますがこの変化をきちんと元に戻すには一度放電して少し時間をおき充電すると復帰します。
ニッカド電池は放電してから保存というのはこの変化をきちんと起こさせるためです。
ニッケル水素電池は自己放電が激しいので保管に関しては自分で放電してしまいます。ただ、使用時にはやはりニッケルの変化が残るわけでリフレッシュは必要です。
リチウムイオン電池は開発途中の電池なので全部がおなじでは無いですが、充放電の管理は実にやっかいです。
いわゆる充電の窓が狭く、これを外すとドカーンがまっています。
リチウム電池は保管時の扱いが難しいので電池メーカー、若しくはパソコン等のセットメーカーにしつこく確認された方がいいです。
50%放電した状態で保管とかいう難しいリチウムイオン電池もあります。( ̄∇ ̄;)
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sa@W2K さん
2001-06-12 23:12:04
>いわゆる充電の窓が狭く、これを外すとドカーンがまっています。
リチウム電池の場合は、安全対策にも気をつかっており、放電反応を停止させるシャットダウンセパレーターや過電流防止のためにPTC素子を使ったりしています。結構やっかいな面が
あり、特に初期の製品は、保護対策や充電の仕様がまちまちで、指定された条件での充放電が必要です。
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真空管猫 さん
2001-06-12 23:19:06
98ノートのリチウムバッテリについては数ヶ月前にLa13とかLs系のスレッドで書き込みした覚えがあります。過去LOG探してみて。(^^)
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TDF さん
2001-06-13 01:13:21
皆様、回答ありがとうございます。
やはり
>リチウム電池は保管時の扱いが難しいので電池メーカー、若しくはパソコン等のセットメーカーにしつこく確認された方がいいです。
の方が良いようですね。
今度NECに直接問い合わせてみようと思います。
>過去LOG探してみて。(^^)
「リチウム リフレッシュ」辺りのキーワードで検索を掛けましたが、
>(確か「これだ!」という答えは出てなかったと思います)
と言う感じでしたので、他の方の経験談も聴けるかと思いこのスレッドを立てました。
因みに、先のメッセージが表示された時に、恐る恐る「Y」を選択してみてももう一回メッセージが出るというドラクエループ(笑)に陥ります。
LW26Hでは説明書に書いてある手順ではリフレッシュ動作は行えないようです。
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えに熊 さん
2001-06-14 19:21:10
>今度NECに直接問い合わせてみようと思います。
以前、私が問い合わせたら取説程度の説明と実物を見ないと判らないと言われました。
んで持っていってみたら正常です、といわれました。(-_-;)
ニッケル水素電池は満充電時のマイナスデルタピークが現れにくいので、電池の温度を
計測してある温度(42度?)に達したら充電終了にするそうです。
だからこのセンサーが正しく働かないと別の電池と判断してキャンセルするのでは?
私の経験では活性力がある電池はメモリ-効果になりやすく、低いものはなりにくい
気がします。また負荷が重いとなりやすく、軽いとなりにくい気がします。
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BVV5 さん
2001-06-15 09:25:06
メモリー効果に見える現象はえに熊さんのおっしゃるとおりです。
ニッケル電極の活力の高いものほど反応が活発なので、電極の変化が起こりやすいのです。
イメージとしては小さな素電池が、それぞれの内部抵抗を直列にした形で並列になって一つの電池を形成してます。
元気のよい素電池は内部抵抗が低いので負荷が大きくなると最初にそれを受け持ちます。一方内部抵抗の高い素電池はあまり負荷がかからず知らん顔。
素電池は放電していくとそのニッケル電極の組成が徐々に変わり、10%程起電力が低い組成になってさらに電圧を維持します。これが、すとんと電圧が落ちる原因です。
低くなったとはいえ、まだ起電力は充分残っています。
ここに継ぎ足しで充電すると、落ちた組成のままで満充電となり、見掛けの電圧は変化していない高い起電力をもつ素電池が出しています。
次に放電すると、残った電池だけで電圧を維持しますからより早い時点で電圧がすとんと低下してします、…この繰り返し…ほとんど使えないように見える電池のできあがり
一度、起電力が低下したままでも、完全に放電させると次の充電時には元の組成に戻ります。
かなり省略していますがこれが、ニッケル電極を使った電池の動向です。
ニッケル水素は、満充電時に起こる電圧降下が大変小さいので急速に充電する際には電池の温度を見て満充電を判断するのが多いようです。パック電池はサーミスタか、温度SWが組み込まれていてこれが、○にTなどと書かれた電極として引き出されています。
リチウムイオン電池にはこの電極が無い、また、本体の接続口で電池種別検出などをやっているので他の電池用の機能は働かなくなっています。
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sa@W2K さん
2001-06-15 21:33:15
>ニッケル水素電池は満充電時のマイナスデルタピーク
充電終期の負極では、酸素ガス吸収反応による発熱が起こるため、この熱による電圧降下量を検出する方法を−ΔV方式と言います。ただ、この−ΔVは、えに熊 さん がおっしゃるように、ニッケル水素電池はニッカド電池よりも小さい傾向にあります。したがって、BVV5さんもおっしゃっているサーミスタを組み込んだりし、温度上昇速度を検出する方法を用いたりします。この方法は、−ΔV方よりも電池の過充電を少なくする事ができる利点がありますが、これらの検出がうまく働かないと過充電を促進しますから、寿命に影響がでます。したがって、タイマーを併用する事も必要になってくるわけです。
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真空管猫 さん
2001-06-16 00:03:27
>1:リチウムバッテリはリフレッシュしても動作は変わらない。
ニッケル程ではありませんが変わります。少し回復します。理由は昔ここに書いた事があります。(^^)1
>2:そもそもリフレッシュ動作は必要ない。
メモリー効果の意味では要りませんが別の理由で必要です。これも過去に書きました。(^^)2
>3:と言うか、完全に放電してはならない。
リフレッシュしても完全放電にはなりません。これもカキコですね〜。(^^)3
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sa@nr15 さん
2001-06-16 00:17:15
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TDF さん
2001-06-16 06:12:05
>真空管猫さん
レスの件は了解です。
過去ログも前述の通り一応は拝見したので・・・。
ただ、やはり前述の通りこのLW26Hではリフレッシュ相当動作が行えないようなのですよ。
こういう場合皆さんはどのような手段をとっているのか。
参考までにお聞かせ願えたら幸いです。
>短い時間でどかんと放電させるのはいいようですが、じっくり放電すると潰れることがあるようです。
特にこれが気になるんですよねぇ・・・。
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sa@W2K さん
2001-06-16 08:30:54
>中の電池(セル)1本1本の電圧のばらつき・・・・
が大きいと、特定の電池で過充電、過放電が起こるため、危険かつ寿命に影響します。
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真空管猫 さん
2001-06-16 11:56:05
>ただ、やはり前述の通りこのLW26Hではリフレッシュ相当動作が行えないようなのですよ。
考えられることは、1.NECでリチウムはリフレッシュ不要と判断してその様な仕様にしてしまった。(小さな仕変更なので通知せず) 2.BIOSの設定で切り替える箇所があるとか?。 3.本体の故障。 この件に関してはLW26H本体とそれ用のリチウムバッテリを持っている人でないと確かめることができません。一度NECに相談することをお勧めします。
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真空管猫 さん
2001-06-16 12:15:27
>こういう場合皆さんはどのような手段をとっているのか。
手動リフレッシュモードです。(^^)
Windowsを起動した後にバッテリ駆動にして、CPUは自動停止モード,HDDも何分か経ったら回転停止,バックライトもOFF,などと省エネモード設定にして置きます。CPUが自動停止にならない様な変な監視ソフトも止めて下さい。バッテリが少なくなるとアラームが出て自動的にお月様マークになる機能もできれば切って置きます。つまり、システム上できるだけ最後まで小電流でバッテリを放電させる事になり、比較的大きな電力を消費するCPUとバックライトとHDDを止める事が大切です。
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えに熊 さん
2001-06-16 17:55:21
あるニッケル水素電池は3Cで放電すると容量を90%使って最終放電電圧(0.9V)になって
しまいますが、0.2Cだと1.1Vで100%使い切るようです。(C=電池容量mAh)
パソコンではたぶん0.2C放電は無理だと思うので専用の放電器ですね〜。(ーー;)
私のLa10のバッテリィリフレッシュは諦めました。メンテナスすれば多少改善されますが、
10分が60分には絶対にならないし、新品を買っても100回程度で死にます。(^_^;)
ちなみにNECは正常と診断しました。
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TDF さん
2001-06-17 04:51:57
>比較的大きな電力を消費するCPUとバックライトとHDDを止める事が大切です。
コレですと前述の「じっくり放電すると潰れることがあるようです。」に思いっきりかかるようですが、問題ないのですか?
#過去ログで「爆発」とか良く見たので若干臆病モードです。(^^;