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CHANPON-ZERO4?
投稿者:きくち さん
2004-03-29 01:34:02
この間たまたまどるこむを覗いたときに見かけた ELO さんの CHANPON-ZERO 外付け BOX
化にヒントを得て、 CHANPON-ZERO3 と ZERO2 を 1:2 の ATA133 ケーブルでつないだ
らどうなるだろうと思いやってみました.
とりあえず PCI スロット 3 つが使えているようなので報告です.
# すでに報告があったらごめんなさい. ざっと検索してみたかぎりでは見あたらなかった
# ので.
o 動いているもの
ZERO3 上で Millennium が 2 枚, ZERO2 上で YMF-754 のサウンドカード
o 使用マシン
PC-9821Ra20 (Pentium III-S 1.4G@700MHz)
o やったこと
ZERO2 の JP6, JP10 をすべて 2-3 にして 1:2 の ATA133 対応ケーブルで繋いだだけで
す. CHANPON-ZERO3 のジャンパはそのまま. また, まりもさんの CHACHA を使わせていた
だいています.
o 認識しているところ
まりもさんの pcilist を使うのがデフォっぽいんですが, このマシンには DOS 環境がな
いので FreeBSD の scanpci -v の結果です (X のアプリだったかも).
-- 関係するところだけ抜粋 --
pci bus 0x0000 cardnum 0x10 function 0x00: vendor 0x3388 device 0x0021
Hint Corp HB1-SE33 PCI-PCI Bridge
STATUS 0x0290 COMMAND 0x0147
CLASS 0x06 0x04 0x00 REVISION 0x15
HEADER 0x01 LATENCY 0x60
PRIBUS 0x00 SECBUS 0x01 SUBBUS 0x01
SECLT 0x57 SECSTATUS 0x2280
IOBASE 0x00004000 IOLIM 0x00004fff
NOPREFETCH_MEMBASE 0x40000000 MEMLIM 0x410fffff
PREFETCH_MEMBASE 0x0000000050000000 MEMLIM 0x00000000517fffff
NO_FAST_B2B NO_SEC_BUS_RST NO_M_ABRT NO_VGA_EN NO_ISA_EN SERR_EN PERR_EN
pci bus 0x0001 cardnum 0x04 function 0x00: vendor 0x102b device 0x0519
Matrox Graphics, Inc. MGA 2064W [Millennium]
STATUS 0x0280 COMMAND 0x0080
CLASS 0x03 0x80 0x00 REVISION 0x01
BIST 0x00 HEADER 0x00 LATENCY 0x00 CACHE 0x00
BASE0 0x41020000 addr 0x41020000 MEM
BASE1 0x50800008 addr 0x50800000 MEM PREFETCHABLE
MAX_LAT 0x00 MIN_GNT 0x00 INT_PIN 0x01 INT_LINE 0x06
BYTE_0 0x00 BYTE_1 0x10 BYTE_2 0x2c BYTE_3 0x5f
pci bus 0x0001 cardnum 0x05 function 0x00: vendor 0x1073 device 0x0012
Yamaha Corporation YMF-754 [DS-1E Audio Controller]
STATUS 0x0210 COMMAND 0x0147
CLASS 0x04 0x01 0x00 REVISION 0x00
BIST 0x00 HEADER 0x00 LATENCY 0x57 CACHE 0x00
BASE0 0x41028000 addr 0x41028000 MEM
BASE1 0x00004001 addr 0x00004000 I/O
BASE2 0x00004001 addr 0x00004000 I/O
MAX_LAT 0x19 MIN_GNT 0x05 INT_PIN 0x01 INT_LINE 0x0a
BYTE_0 0x7f BYTE_1 0x90 BYTE_2 0x00 BYTE_3 0x00
pci bus 0x0001 cardnum 0x08 function 0x00: vendor 0x102b device 0x0519
Matrox Graphics, Inc. MGA 2064W [Millennium]
STATUS 0x0280 COMMAND 0x0080
CLASS 0x03 0x80 0x00 REVISION 0x01
BIST 0x00 HEADER 0x00 LATENCY 0x00 CACHE 0x00
BASE0 0x41030000 addr 0x41030000 MEM
BASE1 0x51000008 addr 0x51000000 MEM PREFETCHABLE
MAX_LAT 0x00 MIN_GNT 0x00 INT_PIN 0x01 INT_LINE 0x06
BYTE_0 0x00 BYTE_1 0x10 BYTE_2 0x2c BYTE_3 0x5f
o その他
OS が FreeBSD なもので AGP のカードが使えるかどうかは確認していません.
とりあえず ZERO2, ZERO3 のどちらも AGP はデバイス No. 0 になるようです.
もしかすると 片方は使えるかもしれません.
あと, ノイズには弱そうです. カードも選ぶかもしれません. 全長 80 cm くらいあるケー
ブルを使ってるんですが (とりあえず一番長いのを買ってきた), 手元にあった USB 1.0
なカードで試していたときは, どうしても Millennium が 1 枚しか動きませんでした.
メモリもときどき随分と変なところに割り当てられてましたし, ときどきカード自体が見
えなくなったりしました.
ヒントを得たのがこの板だったので, とりあえず報告まで.
# さて, どうやって常用しようか.
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まりも さん
2004-04-07 19:57:08
PCI-PCIブリッジが2段になると、ブートROMスキャンがなされなくなるという「仕様」になっています。PC-9821に挿すと起動できなくなってしまう一般のビデオカードがそのまま載せられる、というメリットがあります。
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きくち さん
2004-04-09 08:56:29
あー、書き方が悪かったですね。
CHANPON-ZERO の PCI スロットに差す方 (ブリッジチップの載った方) の基板は 1 枚だけ使ってます。
ですので、ブリッジ構成は普通に CHANPON-ZERO を使った場合と変わらないはず。
# 98 の PCI バスってもともとブリッジが 1 段入ってるんでしたっけか。最近デバイマネージャとか見てないんで覚えてないんですが。
配線追えばわかりますが、ジャンパをいじると上手いこと IDSEL が 1 個ずれてくれるのでブリッジチップがまともなら動くだろうと思って実験してみた次第です。
# ブリッジチップのデータシートは見てないんですけど。
# CHANPON ZERO3 は入手できなかったけど CHANPON ZERO2 なら 2 つあるという人は ZERO3 もどきが作れるかも
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まりも さん
2004-04-09 10:39:25
あ、そういうことでしたか。CHANPON-ZERO2か3の上にさらにCHANPON-ZERO3か2を載せる状態かと思ってしまいました。
CHANPON-ZERO2はZERO3のPCIスロットをひとつ削っただけの作りのようで、1次側土台基板は共通仕様です。PCIスロット2本目に必要な信号(バスマスタ制御関係)は、接続ケーブルには来ているはずなので、力のあるひとなら、PCIライザー基板などを使った「CHANPON-ZERO2のPCIスロット増設」というのも可能だと思います。
>98 の PCI バスってもともとブリッジが 1 段入って
いることはありません(^^;)。i800チップセット機の98は存在しないので。
# あればすばらしいわけですが
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きくち さん
2004-04-14 11:53:00
>CHANPON-ZERO2のPCIスロット増設
これ結構いいかもしれませんね。暇と気力があればやってみたいところです。
結局CHANPON-ZERO2を2つ使ってZERO3もどきにして使っています。
# 筐体がタワー型だとAGPなカードを使わなければC-BUS HENKANだけで上手いこと固定できるので。
あれから短いケーブル(30cm+18cm)を買ってきて試してみたんですがどうにも安定しなかったので、現在は長いケーブルの方(たしか50cm+25cm)を真ん中のコネクタを土台に差し、両端のコネクタに子基板を差して使っています。この方が安定しているので、ノイズがのるとすれば、長さよりも数珠つなぎであることがその原因かもしれません。
# 短い方が精神衛生上もいいんですが
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まりも さん
2004-04-14 19:15:53
きくちさんのお試しの、「マスタースレーブ法」とでもいう方法は、スロット#1(デバイス番号4になるほう)のバスマスタ用の線(REQ#,GNT#)が2個のCHANPON-ZEROで共有になってしまいますので、実は正しく動作しません。どちらかのCHANPON-ZERO基板のAGPスロットからの横取りに変更する必要があります。一応動作したようにみえたのは、片方がミレニアムだったためす。これはバスマスタ動作をしません。また、PCIスロット#1を活かすにはAGPを殺さないといけないことから、結局AGPスロットはどちらも使えません。
PCIのケーブルは、長さそのものよりも、2つのCHANPON-ZERO基板までの長さの比があまり変わらない方がよいでしょう。これが違いすぎると遅延時間の差が大きくなり、正常動作しにくくなります。30cm:18cmよりも50cm:25cmのほうが安定したというのはリーズナブルです。
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きくち さん
2004-04-14 22:32:56
>バスマスタ用の線(REQ#,GNT#)が2個のCHANPON-ZEROで共有になってしまいますので、実は正しく動作しません。
そういえばバスマスタ線のことをすっかり忘れていました(大汗
たしかにCHANPON-ZEROにはINT#とIDSELをいじるジャンパしかないですしね。
ということで簡単にCHANPON-ZERO3の配線を追ってみましたがPCIスロットのREQ#とGNT#は2スロット分ともIDEコネクタの方にきているようなので、CHANPON-ZERO2を2つ使ったCHANPON-ZERO3もどきでもIDEケーブルの方をいじれば各PCIスロットにバスマスタ線を割り振れそうです。
# ぱっと見たところ土台基板は同一のようですし < ZERO2とZERO3
# 4スロットバスマスタはブリッジチップ次第?と思ってデータシートをダウンロードしようかと思ったんですが、
# 登録が必要なんですね、コレ。
>PCIのケーブルは...長さの比があまり変わらない方がよいでしょう。
なるほど。比なんですね。ハード方面はさっぱりなので参考になります。
とりあえず現状で満足してますので、バスマスタ動作の追試は筐体をあける機会があればやるかもしれませんが、興味持った人のレポ求むの方向で(ぉ
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まりも さん
2004-04-15 23:43:36
一つ前のスレッドとも関連しますが、これ、CHANPON-ZERO2の上にNX用ライザーをそのフレームごと載せるというのが、実は一番スマートなのではないかなという気がしてきました。ライザーぼ基板は少し改造が要りますしAGPスロットは潰れますが、バスマスタ可能なPCIスロットが3本になり、ある意味CHANPON-ZERO3以上かもしれません。なんだかんだ言ってもPCIのビデオカードは出続けましたからね。