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HDDドライブ本体とI/Fカード
投稿者:夕立勘五郎 さん
2002-12-31 22:01:17
98マニアックス掲示板の皆様、暮れのお忙しいところ失礼します。
話題としてはPC−98シリーズに限ったことではないかもしれませんが、
たまたまPC−9821に接続していたHDDで故障が発生し、検証も
PC−9821上で行ったという事でご勘弁下さい。
この夏、データ用として10GB IDE−HDD 4台購入しました。
(富士通,7,200rpm,UltraATA/100)
4台の型名とIDは次の通りです。
(1)MODEL:MPG3102AT-GW, ID:JW EFIP(故障したHDD)
(2)MODEL:MPG3102AT-GW, ID:JW EFIP
(3)MODEL:MPG3102AT-GW, ID:JW YFIP
(4)MODEL:MPG3102AT-E, ID: YFIN
内1台が半月たらずの内に故障しました。
故障自体は残念ですがあきらめるとして、せっかく同型番が4台あるのだから
ドライブ本体の故障か、I/Fカードの故障か調べてみようとしました。
1.故障HDDと動作しているHDDのI/Fカードを交換。
両方とも動作しなくなる。全ての組み合わせを試しました。
元の組み合わせに戻せば、動作します。
2.動作しているHDD同士のI/Fカードを交換。
両方とも動作しなくなる。全ての組み合わせを試しました。
元の組み合わせに戻せば、動作します。
(注)動作しない現象
OS(MS-DOS 6.2 NEC)起動時にHDDが認識されない。
HDDからカラカラという音が聞こえてくる。
<動作検証の構成>
PC本体:PC-9821Xa20D30R
CPU :AMD K6-IIIE+/550 + NV4下駄
IDE I/F :UIDE-66(IO-DATA)
VIDEOカード:初代ミレニアム
HDDと言うものは、同型番でもI/Fカードを変えてしまうと
動作しないものでしょうか?
ここらへんを教えていただきたく、よろしくお願いします。
夕立勘五郎
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いーとん さん
2002-12-31 22:58:46
> HDDと言うものは、同型番でもI/Fカードを変えてしまうと動作しないものでしょうか?
メーカーにより異なる様です。
富士通製のIDE−HDDの場合パーティション情報をすべて消せば制御基板の交換が出来る事があるみたいです。
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SY さん
2003-01-01 09:06:39
3.2GHDDでは1パーテーションだったせいも有ると思いますが制御基板交換で動いたと思います(ヘッドがおかしくなりかけているdiskから移した基板を基板死んでいたに付け替えてdisk読めたと思いますが個人情報が入っているとかで見ないでくれと言われていたためとっととローレベルかけてしまったので定かでありません)。何方かが(まりもさんでしたでしょうか?)書き込まれていましたが最新のものはリビジョン違いで動かない場合もあるそうですが。
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夕立勘五郎 さん
2003-01-01 15:21:53
いーとん さん、SY さん、情報提供ありがとうございます。
いーとん さん
>メーカーにより異なる様です。
特に異常な現象と言うわけではない、と言うことで理解しました。
>富士通製のIDE−HDDの場合パーティション情報を
>すべて消せば制御基板の交換が出来る事があるみたいです。
1パーティションで領域確保するか、初期化(DOS 6.2 format.exeの表現)
して領域確保未の状態で制御基板の交換を行えば、認識することがある
と言うことですね。今はデータが入っていますので出来ませんが機会を
見つけて試してみます。
SY さん
>3.2GHDDでは1パーテーションだったせいも有ると思いますが制御基板交換で
>動いたと思います
>最新のものはリビジョン違いで動かない場合もあるそうですが。
HDDも大容量・高速化してきてシビアになっているという事ですね。
こういうもんだと思うことにします。
いーとん さん、SY さん、ありがとうございました。
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SY さん
2003-01-01 19:06:43
書き落とし補足
HDDは富士通でした。S3かS5シリーズのペン2の266のものに入っていました。
(自分のところのでないので型番忘れ失礼します)
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まりも さん
2003-01-02 03:01:24
富士通MPGの10GBは、チップ不良による制御基板の故障の可能性があることから、回収し予防交換を行なった余りらしきものが中古やジャンクでたくさん出回っていましたね。
>パーティション情報をすべて消せば制御基板の交換が出来る
というのはまったくの迷信です。ただの記録内容にすぎないパーティション情報と、ハードディスクのファームウェアの動作は、直接関係しません。パーティション情報というのは、PCのBIOSやOSが参照して動作するものであって、ハードディスクのファームウェアはその存在と無関係に動作します。でなければ、本当にPC/AT用ハードディスク(98で使えない)が存在することになってしまいます。
制御基板の交換で動いた昔のドライブというのは、物理セクタと論理セクタ番号の対応関係を決めるのに必要なデータ(工場出荷時バッドセクタ&成長バッドセクタのリスト)が、プラッタ側に記録されていたためだと考えられます。このデータが制御基板上のフラッシュROMに格納されていると、基板を交換した場合対応がとれなくなります。おそらくファームウェアの方で、プラッタと基板との組み合わせの一致を調べて、不一致の場合起動させないなどの仕掛けを講じているかと思います。
そのようなハードディスクでも基板交換で動いたという例があれば、結構有用な情報ではあると思いますが、動作するにしてもエラーセクタだらけとなりますので、実用にはなりません。メーカの工場レベルでの処理をする必要があります。
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夕立勘五郎 さん
2003-01-02 21:08:41
まりも さん、詳しい解説ありがとうございます。
>おそらくファームウェアの方で、プラッタと基板との組み合わせの一致を
>調べて、不一致の場合起動させないなどの仕掛けを講じているかと思います。
なるほど、だからOS起動時に認識もしてくれないのですね。
すっきりしました。皆様、ありがとうございました。
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いーとん さん
2003-01-03 14:28:02
> というのはまったくの迷信です。
と思いたいのですが、実際の現象として見てしまいますとねぇ...
ただし、モデルシリーズによりその挙動が違いますので「富士通の物は」とひとくくりの話は出来ませんけどね。