[19868]  PUD70を弄りました
投稿者:タビ猫 さん   2002-09-05 13:51:53
今更、時代遅れでどうでもいいんだけど、気になるものってありますよね。
私の場合、XV20, Xa16 についていた MVR, PUD70 です。
MVR自体、結線がどうなっているのか興味がありました。
以下の2つのHPが大変参考になりました。
http://www.nifty.ne.jp/forum/fnechard/hard/kaizou/Mvrmx2/mvrmx2.htm
http://shoji.jp/pc/index2.html

Oh! PCでダミーMVRといってしまったのがうまくなくて、
PUD70は立派なDC-DCコンバータのMVRです。
PUD70はPentium 166,200 VSUタイプのために、5Vから3.52Vをつくって
供給するものです。
そのため、CORE,IOが共通になっており、電源から3.3Vの供給されている
ピンは接続されておりません。

このMVRが MMX Pentium、K6用に改造して使えないかとおもいました。
まず出力がcore,IOに接続されてますから、IOピンである3B,4A,4Bをパターンを
カットして切り離します。隣の5A,5B,6A,6Bが3.3Vですのでこれと繋ぎます。
これで、core電圧と、IO電圧は切り離され、IOピンには3.3Vが供給されます。
このままでは、core電圧は3.52Vのままですから、下げなければなりません。
10AとT5001の4ピンに15Kオームを繋ぐと2.8V前後、
6.6Kオームを繋ぐと2.2Vになります。
R8の左側とR10の右側に半田付けしても同じです。

オリジナルのPentium VSU 200MHzの状態では、5Vの入力電流は2.5A,でした。
MMXPentium 200MHz, core 2.68Vにした場合は1.7A でした。
MMXPentiumなら楽々233MHzはいけるとおもいます。
K6 400MHzはどうかなというところです。
HK6-MD400-V2の場合、5Vの入力電流は2.3Aでした。
PUD70のコイルのフェライトコアが小さく、大丈夫かなと不安になります。
出力電圧が低く、電流が大きいほどロスが増え、
DC-DCコンバータは苦しいはずだからです。
  1. いーとん さん   2002-09-05 14:21:08
    MVR って何? <ゴミ突っ込み
    ★用語は正しく覚えましょう。

    > 出力電圧が低く、電流が大きいほどロスが増え、
    > DC-DCコンバータは苦しいはずだからです。
    PWM制御の VRM は入出力電圧差が大きいほど楽だと思うのですが?
    ★大電流出力を要求される VRM は 12V Input品がほとんどと言う事でも判ります。 <Xeon や Pen4 等。
    EZ5474CT 等を使った物は入出力電圧差が大きいと確かに苦しい(発熱が大きくなる)ですが...

    まあ、解説の通り PUD70 を改造して MMX Pentium に対応させることは可能です。
    入力電流を測定しておられる様ですが、できれば出力電流のピーク値を測定して評価される事をお奨めします。
  2. ma_hi さん   2002-09-05 18:59:02
    情報ありがとうございます。
    このVRMに使われているICのデータシートは手元にあるのですが、当然のごとく参考回路とは違った作りになっており(Vrefのあたりだったか)、放ってあるのでした。FETを増設できるようになっているので、追加してみるのも良いかもしれないですね。

    >K6 400MHzはどうか
    K6-2+等ならもつかもしれませんね。

    >入出力電圧差が大きいほど楽
    結局は設計次第だと思います。当初の設計仕様から逸脱する以上、多かれ少なかれストレスはかかるでしょうね。
    →(ダミーロードのない)スイッチング電源などが一つの例でしょう(ちょっと例えが悪いですが)。定格電流なら問題ないが、無負荷(=0A)に近づくと、なぜかおかしくなってしまうことがあるくらいですから。
  3. タビ猫 さん   2002-09-05 20:37:46
    あららら....昨日あたりから頭ので VRM が MVR になってました。
    ホームページの検索したとき、なんか変だと思ってました。

    DC-DCコンバータの設計の場合、大電流というのが大変効いてくると
    思います。
    フライホイールダイオードのロスも電流ともに増加しますし
    (比例項と2乗項があるとおもいます)、
    残留抵抗でのロスも電流の2乗に比例しますし、チョークコイルの磁気飽和も
    心配しなければならないし、だとおもいます。

    Pentium 200MHzの場合、入力電力が12.5W、変換効率を80%と仮定して出力10W、
    出力電圧を3.52Vとすると出力電流は2.8Aと推定されます。
    HK6-MD400-V2の場合、5Vの入力電流は2.3Aとして入力電力は11.5W、
    変換効率を85%と仮定して9.775Wの出力となり、2.2Vの出力電圧とすると
    4.4Aの出力電流と推定されます。
    ちょっときついんじゃないかな〜、と思います。

    PUD70のプリントパターンを切って電流を計ればいいのですが、
    フランケンシュタイン状態にしたくないので、入力だけ測定しています。
    以上、「トラ技」の好きな素人の推測です。