[17903]  続・32GBOver@Win2000
投稿者:くん さん   2002-01-29 19:47:49
すぐ下でスレッド17890を立てさせていただきましたが、
あの時はダイナミックディスクで行っていた事もあり、今度は
Chanpon3@AT-BIOSにてベーシックディスク形式でも色々試してみました。
 今回はRvII26オンボードSCSIの1台目DNESからのWin2000Serverブートで、
2台目に接続したChanpon3 + AEC-7720UW + IC35L040AVVA07での実験です。

■ ベーシックディスクの場合( こちらが今回の本命 )
Win2000ディスクの管理からは39266MBと認識されました。
下記(2)〜(4)の通り32GB以降は正常に領域がとれませんでした。
 結果、Win2000専用データドライブにする場合はダイナミックディスクが良く、
ベーシックディスクにするのメリットはあまり考えられないようです。

(1) 1領域で32767MB(残りは使わない)
 これだと32767MBまでの領域確保は問題なく行えました。
 32768MBにすると領域は確保できませんでした。
 Win2000のディスクの管理では1MB低く扱われるようですね。

(2) 32767MB + 20MB + 未使用
 先頭の領域(32767MB)は問題なく使えますが、残りの6499MB中の
 20MBを区切ろうとすると、何故か20MBではなく残る全容量が
 とられてしまい、残りを未使用にする事ができませんでした。
 更にその容量が20MBではなく2GBという表記になってしまいました。
 どうみても誤認識ですがクイックフォーマットしてベンチはとれました(恐)
  32GBの壁以降は正常にパーティションを切れないとみてよさそうです。
 しかもこの異常パーティションを生成した後はディスクの総容量も
 変な値に誤認識されてしまいました、減ったり増えたり…(汗)
 このパーティションを削除したら総容量はまたは39266MBに戻りましたが。 

(3) 32767MB + 6499MB(残り全て)
 (2)同様、後半の領域が容量誤認識され、しかも後半のパーティションは
 6499MBではなく640GBにされました。エクスプローラからも空き容量が
 640GBとなり恐ろしい状態になったので使わずに領域を消しました。
 結果として(2)同様残る全領域がとられたのに関わらず表示容量は違いましたね。

(4) 10000MB + 29266MB(残り全て)
 これも(3)同様、後半の領域が容量誤認識され、エクスプローラからも
 空き領域が29266MBではなく2.9TBと認識されるようになってしまいます。
 よくわかりませんが約10000倍の誤報告になるんでしょうか?(汗)
 初めてTBなんて単位をみて驚いてしまいました(^^;)

(5) ICCでHDD自体を32768MBに制限 (Win2000ディスクの管理表記では32767MB)
 内蔵IDE4.3GBの壁がない機種(今回はRa300)の内蔵IDEに接続してICCを使いました。
  この場合AEC-7720経由でRv系オンボードSCSIやChanpon3@PC9821BIOSに接続し
 ちゃんと固定ディスク起動メニューからも認識されました。容量こそ32GBまでですが、
 容量・Win9xとの互換性・速度両面のバランスでは、これがベストかもしれません。
 なんちゃってSCSIといえどもChanpon3のWideに繋ぎ、HDBench3.30にて
 Read 30MB/S、Write 25MB/S、FileCopy 6MB/Sが出せましたので。
  (HDBench2.682ではRead 25MB/S、Write21MB/Sでした)
 IBMATASw.exeを用いてU-DMA33に制限したDTLAやDPTAよりもやや速いですね。
 ブートドライブにもできるだろうし、生SCSI-LVDの18GBで速さをとるか、
 なんちゃってSCSIの32GB制限で容量をとるかですね。
 SCSI版の容量制限ツールさえ出ればLVD36GB => 32GBで決まりなんですが(^^;)

■ 署名をしてダイナミックディスクにアップグレードした場合(前スレ)
あれから色々試しましたが、前スレの通りどういうパーティションに切り、
また、それをどんなフォーマットにしようとも問題なく全容量が使えました。
ダイナミックディスクは空きがあればパーティションの容量変更等も行えるし、
領域確保も再起動無しで行える利点もあり、結果としてはRv系のDual機では
Win2000専用データドライブに割り切るならこれがベストかと思われます。
 AT互換機のWin2000/XPでも読めるんでしょうか?(AT互換機がなくて試せませんが^^;)
また、1パーティションが32GB以上だとFAT32にはできませんが、
それはPC9821の制限ではなくWin2000の仕様だったと思います。どうせWin2000専用だし
その場合は32GB未満のFAT32領域を複数作るか、NTFSにしてしまえばいいでしょう。

■ スーパーフロッピー形式の場合(?)
こちらでは速度こそ出せず(程度はわかりません)、パーティションも切れないものの、
Win9x、Win2000、PC/AT互換機問わず使える汎用データドライブにできるとの事で、
各環境へとよく取り外したりする場合は、この形式がベストだと思うのですが、、
どのようにすればこの形式にフォーマットできるのかがいまいちわかりません。
 Noggyさんのように、MS-DOSからまりもさん作のSF98Cnvを使わせていただけば
スーパーフロッピー形式にできるようですが、それもMS-DOS、つまりBIOSの管理下で
認識され、かつFAT系フォーマット限定なので、32GBOverのHDDの場合は難しいですし…。
 かといってAdaptecSCSI(Rv系オンボード)に32GBOverなドライブを繋げて、
BIOSの非管理下な状態のWin2000でも上記のように異常ながらベーシックディスクでも
パーティションが切れてしまい、スーパーフロッピー形式にはできませんでした。
  1. くん さん   2002-01-29 19:50:08
    現状での結論もどきをまとめてみると、

    (1) ブートドライブにしたい場合
    ・DOS/Win9x専用にするなら、上限は接続するインターフェースによる(過去ログ参照)
    ・Win2000を使う場合はとにかくは32GB未満のディスクを使うしかない。

    (2) 32GBOverなHDDを非ブートなデータドライブにする場合
    BIOSから自動で32GBに制限されるSC-UPCI(新しめのBIOS)では、
    まだ何か手もあるかもしれませんが、32GB越えHDDがBIOSから
    管理されなくなるその他のアダプタの場合は、
    ・Win9x専用にするなら、PC/ATフォーマットした物にすればよい。(速度も出る)
    ・Win2000専用にするなら、ダイナミックディスクにするのが良い。(速度も出る)
    ・Win9x/2000/PC-ATな汎用性を考えるならスーパーフロッピー形式(やり方不明)
    という感じなんでしょうか、意見・訂正等をお願いいたします。
  2. まりも さん   2002-01-29 20:06:58
    Windows2000のディスク管理の真相のほうは、もう少し検証してみたいと思います。
    とりあえず スーパーフロピーフォーマットの方法ですが、
    ・SCSIでDOSからの場合: 
    BIOSで認識させない(int13hユニットでない)ドライブとし、SCSIアダプタ付属のASPIマネージャとディスクASPIフォーマッタを使う。

    ・9821の内蔵IDEの場合:
    拙作EXIDE32Gで一旦全容量認識させて1領域をFAT32で確保、続いてSF98CNVを使う。その後はEXIDE32Gを解除してもよい。

    ・Windows9xからの場合: 
    同様にストレージ製品付属のASPIフォーマッタを使用する。Win9xのマイコンピュータからのフォーマッタ機能は使ってはいけない(とくにWin95のは絶対不可)。

    ・Windows2000,NTからの場合: よいツールを教えて下さい(汗

    なお、これらの操作は、PC/ATでも9821からでもどちらでもOKです(9821内蔵IDE接続時は除く)
  3. くん さん   2002-01-29 20:52:30
    まりもさん早速お返事ありがとうございます〜、とりあえず、今回はIDEなので
    EXIDE32GとSF98CNVを使ってスーパーフロッピー形式を試してみたいと思います。
    又、なんちゃってSCSI接続してASPIフォーマッタというのも試してみたいです。
    PK-Mistress9でもよさそうですし、とりあえず127GB位まではなんとかなりそうですね。
    それ以降はNT系列OSでのフォーマッタの登場を今後期待するという事で(^^;)
    なんだかんだいってまだまだPC9821で頑張れそうでよかったです〜。
  4. まりも さん   2002-01-29 21:12:45
    単にスーパーフロッピーフォーマットが目的の場合、EXIDE32ではどのようなパラメータを選択しても構いませんし(32GB打ち止め以外を選択)、Mistress9でも構いません。ただしブート装置が「標準」で内蔵固定ディスク#1である場合は、EXIDE32GなどのIPLwareを入れても、sf98cnvで変換するときに消去されてしまうことになり、次回起動時からはEXIDE32Gが実行されなくなります。

    EXIDE32Gがきちんと実行されていないと、98内蔵IDEで 32GBを超えるドライブは、スーパーフロッピーフォーマットであっても内蔵IDEでの使用はできないということに注意する必要があります【重要】。一見使えるようでも32GB以降を使い始めたとたんに、先頭のデータから破壊して逝きます。98内蔵IDEで 32GB以上のドライブを スーパーフロッピーフォーマットで使用を続けるためには、EXIDE32Gが実行されている必要があります(しかし32GB以下のドライブの場合は、スーパーフロッピーでの運用ならばEXIDE32Gが実行される必要はまったくない)。メモリスイッチのブート装置を「SCSI固定ディスク」などにして、そこにEXIDE32Gを入れておけばOKです。

    フォーマットと変換の目的ために98内蔵IDEに一時的に繋ぐのであって、フォーマット後には取り外して他のストレージインターフェイス(USB,IEEE1394,SCSI変換)に繋いで使用するのであれば、とくに問題ありません。