「NEC PC-98系Socket8マシン」ユーザのみなさまへ
ちゃまでございます m(_ _)m。
「S1 DIP Switch Settings」:
「1:ON 2:ON」 = 「66.6MHz」
「1:OFF 2:ON」 = 「100.0MHz」(< Default)
「1:OFF 2:OFF」 = 「133.3MHz」
# 「NEC PC-98アーキテクチャ P6系マシン」上では、何の意味も持たない設定項目です。
# 上記に関しましては、どの設定であっても問題はありません。
これらは、Signal Name: BSEL0およびBSEL1を直接操作するためのものです。
BSEL0およびBSEL1は、
プロセッサ側が要求する「FSB(Front Side Bus)クロック」の設定(66.6MHz, 100.0MHz, or 133.3MHz)を
マザーボード側に対して伝えることを、第一義目的としております。
# 440BX以降のマザーボードでは、
# プロセッサ側に供給されるFSB Clockの自動判別因子であり、
# FSB Clockに対するAGP Clockの比率を自動決定する際にも、間接的に利用されます。
また、プロセッサ側において、
マザーボード側で設定されている「FSBクロック」のタイプを
電位により、監視することも可能であるため、
FSB関連の各種プロテクトにも利用されることがあります。
(< とりわけ、「Slot 1 (SC242 Connector)」系プロセッサの場合)
しかし、いずれも
440FX(Natoma)世代以前のチップセットを採用している「Socket8」マシンと
変換下駄との組み合わせでは、全く無縁の問題となります。
# FSB 66.6MHz以下での運用しか想定されておらず、
# マザーボード側において
# プロセッサ側が要求する「FSBクロック」の設定を検出する機構自体が存在しないためです。
なお、
「PPGA Package」および「FC-PGA Package」系プロセッサと各種変換下駄との組み合わせにつきまして
より詳細な情報を必要とされる方がもしいらっしゃいましたら、
まことに僭越ながらではございますが、以下の小生の投稿を御参照くださいませ。
「PC-98MMX化計画掲示板」
「HCL-S下駄」の「ディップスイッチの設定」について
>
http://www.cham-reo.com/logsearch/archive/stage_3/mmx/sled09792.htmlとりあえず、御参考まで。