[12150]  PCI増設について(これで何回目だろう・・・・・・)
投稿者:み〜さん さん   2001-02-13 20:45:50
今日例の基板が作れる学校の研究室でCADをいじってきました。
計画は着々と進行中なのですが、前の質問の時にちょっとわからない回答があったので改めて質問します。
(家を空けていたらいつの間にか流れてて・・・・)

>マザー側のCLKをそのまま使うのなら、CLKバッファの電源強化(効果のあるコンデンサ追加)もしておいたほうが無難です。

この一文なのですが、これは具体的にどのピンにコンデンサを入れればいいのでしょうか?

それと、電源回りにコンデンサを入れようと思っているのですが、GNDは全部つながっているとして、3.3V、5V、12Vは複数個あるところは全部つながっていると考えてよいのでしょうか?
それとも一つ一つ別々の電源と考えた方がいいのでしょうか?

わかりにくい書き方で申し訳ありませんが助言お願いします。
  1. いーとん さん   2001-02-13 21:56:35
    うーん.....
    この様に「物」を「新規」に作る場合は人に聞いてばかりじゃ駄目だと思いますよ?
    PCIバスに関する書物を読めば基本的な実装方法は解るでしょうし、AT互換機のマザーを複数調べるだけでも得られる情報は結構有ります。
    ☆私は読むのが面倒なので後者ですが(笑
    とりあえずクロックジェネレータの内部構成がどの様になっていて、PC−98ではどの様に利用してるのかをまとめてから.....の質問でしょうね。
    ☆まともにPCIを実装するとなるとクロックはポイントtoポイントが原則ですから、調べた事は「知識」にしかならないかもしれませんけどね。
  2. み〜さん さん   2001-02-14 00:30:54
    いーとんさんレスありがとうございます。
    仰ることごもっともです。
    不勉強なのは自覚しています.....もしお気に障ったとしたらすいません。

    電源回りについてはマザーは複数持っていないのでPCIボードの方を調べてみた事があるのですが、
    そのときは全部つながっているボードもあったり、別々の配線の物もありました。
    それで結局どっちが正しいのかわからなかった覚えがあります。

    書物に関してはほとんど読んだことがありません。
    手に入れる機会がなかったことと、それを読んで理解できる知識がありません.....
    そんな状態で作ること自体がおこがましいのかもしれませんが、基板を作ることが出来る機会に恵めれたので少々焦ってしまったと思います。

    HPの方は色々調べてみたのですが、そこで得た知識は安定に関することは端折ってあるところが殆どだったので今回の質問をしてみたわけですが、
    やはり私にはまだ早かったのかもしれません。

    もう少し調べてみようと思います。
    ありがとうございました。
  3. るり さん   2001-02-14 00:48:58
    CLKバッファにぶら下がる素子が増えればそれだけ電流流さないといけないので、パスコン増やしておいたほうが無難と言う意味です。102,104クラスのセラミックコンデンサ追加でいいと思います。ただ多分これだけではまともに動作するかは疑問です。CLKバッファには空きがあればそこから配線するとか、空きが無くても
    CLKバッファ
    |->既設ダンピング抵抗->既設負荷
    |->新設ダンピング抵抗->新設負荷
    と配線するなどしたほうがバクフィクス時に楽になると思います。ただし後者はダンピング抵抗値全体的に見直すなどして、バッファ自体を壊さないようにしてください。この時代の定番CLKバッファは74LS245あたりでしょう、めぼしがまったく立たないならこの素子とPCIがつながっているかあたってみてはいかがでしょう。

    先スレッドにも少し上げましたが、下手にコンデンサぶら下げると
    ・電源オン時の突入電流に供給素子が絶えられず劣化
    ・電源オフ時に供給側の電圧が先に下がり素子破壊
    ・配線抵抗により電源オンオフ時の電圧の立ちあがり下がりが遅れ正常動作しない
    ・レギュレータには適正負荷容量があるため、それを超え異常動作
    などが考えられます。また下手に耐リップルの低いコンデンサぶら下げるとコンデンサ飛ぶ可能性も出てきます。ここは絶対必須と思われる物だけ実装、トラブルシューティング時に実装できるようにランド設ける、でいいと思います。実際PC/ATのライザもコンデンサほとんど載ってませんし。

    CPU周りは近くでDC/DC入れていることありますが、それ以外は基本的に電源ユニットから直接もらっていると思います。ただあの広いマザーの中で数カ所にコンデンサ入れたからといって全体がその恩恵が受けられることは無いと思います。どのような効果を見込んでコンデンサ追加を考えているのかわかりませんが、単に電源ユニットのリップル低減とかという目的なら
    電源ユニットのコンデンサ低ESR,高耐リップル品に交換、適当なセラミックコンデンサ追加程度で良いのではないでしょうか。

    一応・・・
    これを見て実践されたとしても自己責任でお願いします。一流メーカーでも電源周りのリコールはしばしば見かけます。設計間違えると発火も考えられますからご注意を・・・
  4. いーとん さん   2001-02-14 00:52:35
    > そのときは全部つながっているボードもあったり、別々の配線の物もありました。
    少し発想を変えて調査してみると良いですよ。
    PCIコネクタを通して電源を利用するのはPCIボード側ですから、複数のPCIボードの電源配線がどの様になっているかを見てみればヒントになるはずです。

    結局の所、物を作ると必ずと言って良いほど不具合が付いて廻ります。
    その不具合を解決する為には有る程度の知識を必要としますので、聞いてばかりでいると自ずと解決限界は低くなってしまいます。

    > 安定に関することは端折ってあるところが殆どだったので
    此はある程度仕方ないでしょうね。
    みーさん さん の様に基板を起こして作った場合はある程度定量的な事が書けますが、ワンオフで作ったような物はケースバイケースとなってしまいますので(笑
    私もPCI増設ボードを3種類とまりもさんがやっておられる腹付け増設2スロット版を1台、マザー乗っ取りでの増設版を1台やりましたがそれぞれ挙動が違いますので、それに対する対策も違った物になりましたから。
  5. Noggy さん   2001-02-14 00:55:53
    電源系に関してですが、例え元が同じだとしても配線が分岐した時点で別電源になったという感覚を持った方がいいと思います。
    デジタルな世界だと思われがちですがこれだけ高周波を扱う回路ですのでむしろバリバリのアナログ回路だと思った方がいいです。
    なのでコンデンサを入れる位置というのもそれなりの意味があります。
  6. み〜さん さん   2001-02-14 16:40:54
    皆さんレスありがとうございます。
    やはり専門用語が出てくるとちょっときついです.......(というより解らないです...すいません)

    CLKについては少々進展がありました。
    唯一持っているVXのデータシートを見てみたらB16にCLKなるものがあったのですが、
    こことGNDをコンデンサでつなげればいいのでしょうか?

    それと、電源についてですが、
    これもVXデータシートでは繋がっていたので全部つなぐ方向で行こうと思います。
    (これはもっと早く気がつくべきでした...)

    無い頭しぼってもうちょっと頑張ってみます。
  7. Jinn さん   2001-02-14 18:05:02
    ただの33MHz発振器+74AS04で動かしてしまっている自分は一体…(ゴミ
  8. bvv5 さん   2001-02-14 20:15:40
    迷ったら、サンヨーのOSコン。少々高いですがそれだけのことはあります。某神戸の重電メーカーは変なことで嫌ってますがパソコンを家庭で使う分には問題ないです。公称容量の10倍ぐらい力のあるコンデンサでマザーボードにもあちこちで採用されています。クロック100Mで5Aも食うとコンデンサにかかる負担は高周波で10Aに及ぶことがあります。タンタルコンでもこんなことしたらドカン。ケミコンはぶくぶく…。
    コンデンサは電源のプラスとマイナスにつながります。接続点には充分注意してください。
  9. Noggy さん   2001-02-15 01:18:41
    >CLKについては少々進展がありました。
    >唯一持っているVXのデータシートを見てみたらB16にCLKなるものがあったのですが、
    >こことGNDをコンデンサでつなげればいいのでしょうか?

    ・・・

    少し厳しい言い方になってしましますが、今のままの知識ではあきらめた方がいいとしか言えません。
    もう少し幅広く色んな勉強をしてからでも遅くないと思いますので、地道にがんばって下さい。
  10. Noggy さん   2001-02-15 01:31:55
    ↑を読み返してみるとちょっとキツくてあまりフォローになってませんね ^^;
    私で力になれることがあれば付き合いますので、素朴な疑問でも構いませんからいつでもメール下さい。
  11. まりも さん   2001-02-15 03:37:28
    とりあえず、CLKはコンデンサを突っ込む所ではありません、そんなコトすると正常にクロックが行かなくなります。み〜さんが言うコンデンサとは「バイパスコンデンサ」もしくは「デカップリングコンデンサ」の意味のコンデンサですね。意味を理解する場合は、この言葉で検索するなどしてみてください(まあ体系的にエレキ入門したほうがよいとは思いますが)。アドバイスについては、BVV5さんが書いている通りです。まあバイパスコンデンサは、基板を見て、「この辺にないと寂しいな」と思ったあたりに入れておくって感じなんですけど(^^;。
  12. Casper-01 さん   2001-02-15 07:49:11
    「bvv5」さん達は知識と経験が有るので。

    「自分でやろう」と決心したら今月辺りから「トランジスタ技術」を毎月購入して熟読し、できれば実験して「自分の物」にしましょう。
    (4月号あたりでフレッシュマン向けの特集を組むのが毎年恒例に成ってます)
  13. み〜さん さん   2001-02-15 12:11:57
    皆さんレスありがとうございます。
    今回は基板が作ることができるのが短期間しかないため、できるなら良いものをと思い、
    自分の力以上のことを望んでしまいました。
    今回はとりあえず電源周りのコンデンサ追加だけにとどめようと思います。
    それ以外はもう少し勉強してできるようになってからチャレンジしてみようと思います。
    皆さん意見ありがとうございました。
  14. A・M さん   2001-02-15 19:24:28
    トラ技を読んでいるといつまでたっても終わらなくなるので要点だけ、
    >バイパスコンデンサ(通称パスコン)
    これに付いては'97年6月号p296の「なぜパスコンが必要なのか」をみてください
    >PCIパスコネクタのピン配置、信号の流れ
    '95年10月号p334に載っています。又、まりもさんのページにも解説があります。

    作った基板が正常に動くかどうか、又、動かせるように出来るかは作る本人のセンスです。(笑)
    実際に動作しているものを参考にするのも1つの手ではないかと思います。
    #ってな内容をどる仲に書こうと思ったらちょうどその日からどる仲が接続不能(T_T)
    #となったのでこちらに書かせてもらいます。
    注:私はトラ技をよく参考として出していますけど某出版社の回し者とかではありません…(^^;;
  15. bvv5 さん   2001-02-16 00:12:32
    トラ技の内容に感心しているのがビギナー。
    トラ技の間違いについて発見できるのがベテラン。
    とにかく人のつくったものを見てじぶんなりに解釈し設計検討を繰り返す、という地道なことをやらないと車の運転と同じでセンスの悪い動かないものができあがります。
    ちょっと厳しい意見ですが、それが現実です。
    今のパソコンを動かすにはアナログの技術力がないと動く基板はできあがらないと思います。