[10656]  3nDキャッシュ乗せたい!
投稿者:HATTO さん   2000-11-29 15:24:57
I・OのPK-K6HX400/98を使用していますが、既設2nDキャッシュをはずさないと使用できません。何とかこれを利用する手だては無いのでしょうか?
使用環境
PC:9821Xa200/W30R HD:UIDE-98M RAM:96MB OS:WIN98SE
  1. amg さん   2000-11-29 16:09:50
    マザー上のL2(L3)のあるピンを鏝入れまたはマスキングすることで起動時無効化しておき、
    起動後にソフトで有効にする方法があります。
    詳しくは・・・皆さんよろしく。
  2. BlackBox さん   2000-11-29 20:06:47
    UIDE-98Mを外す・・・のはお勧めできませんね(^^;;
  3. HATTO さん   2000-11-29 21:16:31
    amgさん、BlackBoxさんレスありがとう。
    ところで、UIDE-98Mを外すと既設2nDキャッシュは利用可能なのでしょうか?
  4. デンドロビウム さん   2000-11-29 23:03:06
    チップセットが430HXであるMATE-Xの場合、通常の電圧変換ゲタでK6-IIIを載せる場合、マザーボードにセカンドキャッシュモジュールを搭載し更にPCIスロットにストレージ系ボード(SCSIインターフェースボード、UIDE系)を装着しているとメモリチェック後にハングアップするようです。ですからUIDE-98Mを外せばおそらく使えると思いますが、個人的にはL3が使えるようになる少々のメリットよりもHDDの速度が遅くなるデメリットの方が大きいと思うのであまり得策じゃ無いなという気がします(^^;;)。
  5. HATTO さん   2000-11-30 00:36:40
    デンドロビウムさんの言われる事は良く理解しました。ご教授ありがとうございます。
    やはり無理でしたか。
  6. たなべ さん   2000-11-30 01:07:25
    同容量の2ndCacheと3rdCacheって意味あるんでしょうか?
    理論上、遅延の原因にしかならないような気がしてならないんですが。
    数年前の知識ですが、あまりにも256KB2ndCacheを使いたいという人が多いんで・・。

  7. kei さん   2000-11-30 01:14:53
    無理ということはないと思います。amgさんが言いたかったと思われる、Intel 430HX Cache Controlというシェアソフトを使えばUIDE98などをつけていてもL3を使えるようになると思います。たしか、vectorにあったと思います。ただ、私自身が使ったことがないので効果のほどは知りませんが...。説明によるとL2よりL3が大きいときはベンチマークに差が出るそうです。だから、K6−3の場合、512kのキャシュでなくては意味がないかもしれません。
  8. S15 さん   2000-11-30 11:21:27
    L2とL3ではキャッシュの方法が違うと聞いた気がするのですが。(違うかも)
    どちらにしても、体感はできないということでした。
  9. amg さん   2000-11-30 11:59:27
    keiさんフォローどうもです。
    会社から打ってたので、HXCCを自分で使っていながら曖昧な書き方になってしまいました。
    はっきり言ってL3の効果は無いに等しいです。でも、あるとないとでは気分的に違います・・・。
    ちなみにXv13/W16にMVR-MX2改にてK6-III400を直挿しし、L3に512KB載せてます。

    一番簡単なマスキングはL2(L3)モジュールの信号ピンにセロテープ貼ってしまうことです。
    ピン番号はHXCCのReadmeか何かに書いてあります。
  10. たなべ さん   2000-12-01 10:43:56
    普通、1stCache<2ndCache<3rdCache<Memoryで、左側のキャッシュデータは右側のキャッシュ・メモリにも存在します。
    ですから、2ndCache=3rdCacheの場合、キャッシュ転送分遅延が発生するはず。
    #Duronは別です。

  11. HATTO さん   2000-12-01 13:35:19
    みなさん、いろいろありがとうございました。おっしゃる事は大体理解はしているのですが、余ったソケットが有るとついつい埋めたくなる(自分だけか?)ので・・・・
    結局3rdCacheは諦めました。
  12. yosh さん   2000-12-01 20:49:42
    ん〜L3が存在すると遅延が発生して遅くなるとのことですが
    必ずしも遅くなるとは言い切れませんよ、むしろ無ければ非常に遅い場合があります

    PC-9821の最大の弱点はメモリアクセスが非常に遅いと言うことが挙げられます
    例で言えばK6-3 400MHz(66MHz*6.0)ですが
    Internal-Cache
    Inside-Cache1:32+32=64KB(400MHz駆動)
    Backside-Cache:256KB(400MHz駆動)
    External-Cache:256,512KB(66MHz駆動)
    この場合
    0KB:64+256+0=320KB
    256KB:64+256+256=576KB
    512KB:64+256+512=832KB

    =の後が有効キャッシュレンジです
    この範囲内ならキャッシュの恩恵があることが分かると思います
    このレンジを越えるとSIMMの領域にアクセスするわけですから極端に速度が落ちてしまいます

    まずメモリの速度を計測するベンチマークソフトでは
    16,32,64,128,256,512,1024,2048といった倍数単位でしかベンチマークを取っていないです
    これじゃせっかくのキャッシュが効いているかはきちんと分からないですよね?

    HDBENCH、FinalReality、3DMARKと言ったベンチマークソフトだと
    処理するコードやデータがこの中にすっぽり入ってしまうため
    この手のベンチマークを求めるor細かい作業を沢山行う(プログラム開発だとそういうことが多いですよね)
    と言った作業をおこなわさせるのであれば256KBでもキャッシュの恩恵は十分に受けられます

    ところがSuperPIなどのとてつもなくでかい物を扱う場合
    キャッシュの中に入りきれず、常にメインメモリにアクセスする形になります
    と言うことはL3を取り外し、メインメモリの速度を出来うる限り上げた方が
    ベンチマーク上の結果は良くなります....

    すなわち文章処理程度しか扱わないのであればどちらも代わりはあまりないでしょうが
    ソフトウェアシンセサイザー(特にVSC系)や
    細かいプログラムを大量に処理する物がある場合は少なからずキャッシュがあった方がよい
    グラフィックなどキャッシュに入りきらないようなプログラムを扱う場合は
    キャッシュを取り外し、メインメモリの設定を煮詰める

    と言ったように考えると良いかも知れません(長文失礼しました)
  13. yosh さん   2000-12-01 21:01:18
    書き忘れましたが、intel 430シリーズとVLSI 82C591/594では
    キャッシュの方法がほんの少し違うんで、その辺でも差が付いてくれますね
    (これがHDBENCHでの大きな差の原因でもあったりします)
  14. HATTO さん   2000-12-01 23:47:26
    voshさん、レスありがとうございます。勉強になりました。
  15. たなべ さん   2000-12-02 15:02:24
    >0KB:64+256+0=320KB
    >256KB:64+256+256=576KB
    >512KB:64+256+512=832KB
    >=の後が有効キャッシュレンジです
    私の知識が古いだけかもしれませんが、これってDuronで採用されている方式で、
    普通は有効なキャッシュレンジはキャッシュの容量でしかなかったと思います。
    少なくとも2ndキャッシュまでは、データは重複していたと思うのですが。
    K6-IIIでの3rdキャッシュの制御方式が変わっていたのなら、私の知識不足ですので、
    すみませんが忘れてください。
    #Duron以前のキャッシュ制御ってほとんど同じと思ってました。
  16. Beth さん   2000-12-02 23:06:46
    >例で言えばK6-3 400MHz(66MHz*6.0)ですが
    >Internal-Cache
    >Inside-Cache1:32+32=64KB(400MHz駆動)
    >Backside-Cache:256KB(400MHz駆動)
    >External-Cache:256,512KB(66MHz駆動)
    >この場合
    >0KB:64+256+0=320KB
    >256KB:64+256+256=576KB
    >512KB:64+256+512=832KB

    >=の後が有効キャッシュレンジです

    Thunderbird(L2統合型のAthron)、Spitfire(L2統合型Duron)で採用されている、Exclusive方式であればそのようになりますが、私が知る限りではx86系でExclusiveが採用されたのは、この2種類のCPUが最初であり、それ以前に採用されていたものはないはずです。この2種類のCPUが登場する前は、Exclusiveは研究段階であって、採用されているはずはない、という人もいたくらい、新しい技術です。
    これ以前のCPUでは、当然Exclusiveではないので、L1に存在するデータは、L2に重複して存在し、また、L2に存在するデータはL3に重複して存在します。
    従って、K6-3使用時のオンボードキャッシュ(L3)の容量が256KBの場合は、存在していてもほとんど意味がないはずです(ただし、512KB以上の場合は意味があります)。この点については、実際にXa9(G8TTY)で、精密に測定できるDOS用のベンチマークソフト(ソフトはMAB、測定精度は4桁以上)で確認済みです(注:Xa/WとXa/Cではチップセットが異なりますが、socket5,7ではチップセットが異なっていてもキャッシュ内容が重複している点はどれも同じです)。
    ちなみに、Intelのチップセットではどうなのか知りませんが、VLSI Supercore591の場合は、オンボードキャッシュの存在の有無によって、メインメモリーへのアクセス速度の変化はありませんでしたので、オンボードキャッシュがあるからといって必ずしも遅くなるわけではないようです。
  17. yosh さん   2000-12-02 23:07:55
    Duronというよりも、これのせいでK6-3でのL3問題が起こってるんで
    良いというか何というか複雑な感じですね